北海道民主医療機関連合会
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2017年5月12日 (金) 16:25時点における版
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ページ名北海道民主医療機関連合会、北海道札幌市、(医療のニュース、生活困窮者のニュース)
「無保険」の2人 受診遅れで死亡 昨年、道民医連調査
北海道民主医療機関連合会(道民医連)は26日、経済的な理由から国民健康保険料を払えず、「無保険」状態だったことなどが理由で受診が遅れたため、病状が悪化して死亡したとみられる人が昨年、道民医連加盟の医療機関(38事業所)で2人いたと発表した。
2人は50代と60代で、ともに独居の男性。
60代男性は年金の受給開始とともに、受けていた生活保護がなくなった。
国保には経済的に厳しく、加入できなかったという。救急搬送されて末期がんと診断され、20日後に亡くなった。
50代の男性は両足の浮腫が重症化してから受診し、敗血性ショックで死亡した。
道民医連は「医療・介護保険制度改革によって国民の負担が増大すれば、手遅れになるケースがさらに増える」と懸念する。
全日本民医連によると、経済的な事情で受診が遅れ、死亡したとみられる人は昨年、27都府県(加盟医療機関603事業所)では56人に上った。
〔◆平成29(2017)年4月27日 北海道新聞 朝刊全道〕

