星の会(不登校を考える親の会)
3行: | 3行: | ||
==星の会(不登校を考える親の会)== | ==星の会(不登校を考える親の会)== | ||
− | + | '''悩める親に居場所を 県「孤立を防ぎたい」''' <br> | |
+ | 「親の会」へのサポートの在り方について、県の担当者らと話し合う加嶋文哉代表(右から3人目)=竹田市<br> | ||
+ | 不登校やひきこもりの子どもがいる保護者を支えようと県は本年度、中津、日田、竹田の3市で「親の会」の設立や運営のサポートを始めた。<br> | ||
+ | 県内では10市町で活動を展開することになり、県は「同じ悩みを抱える親たちが身近に集える環境を整え、家族の孤立を防ぎたい」と強調する。<br> | ||
+ | 自主組織である親の会の設立を行政が支援するのは全国的に珍しいという。<br> | ||
+ | 県私学振興・青少年課などによると、県内には不登校の児童、生徒が1828人(2016年度)いる。<br> | ||
+ | ひきこもりは国のサンプル調査では、15~39歳人口の1・57%(県内で約4300人)と推計されている。<br> | ||
+ | 40歳以上は推計値もなく、実数はつかんでいない。<br> | ||
+ | 不登校などの問題について、同課は「すぐに解決するのは難しい。子ども本人への地道な対策はもちろん、子どもを支える保護者が疲弊しないよう親の居場所づくりも大切」と説明。<br> | ||
+ | 県内各地に親の会が設けられ、継続的に活動できるよう、手助けが必要だと判断した。<br> | ||
+ | 事業は大分市や別府市などで、長年活動を続けている「星の会」(加嶋文哉代表)に委託している。<br> | ||
+ | これまで会がなかった中津市と竹田市で新組織を設立。<br> | ||
+ | 会はあったが、活動が滞っていた日田市では4月から運営をバックアップしている。<br> | ||
+ | いずれの会も毎月1回、例会を開催。加嶋代表が助言役となり、出席者の心のうちを引き出している。<br> | ||
+ | それぞれ地元で活動の中核となる世話人を立て、グループカウンセリングの方法について実践的に伝えている。<br> | ||
+ | 各市とも、これまでの親の参加者は毎回、4、5人ほど。周知が課題という。<br> | ||
+ | 加嶋代表は「同じ立場だからこそ共有できる気持ちがある。会のことを多くの人に知ってもらい、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。<br> | ||
+ | '''各会の例会と連絡先'''<br> | ||
+ | 各会の例会と連絡先は▽中津 第1木曜日午後7時~同9時半、児童家庭支援センター「和」山本さやかさん(TEL0979・53・7666)<br> | ||
+ | ▽竹田 第3木曜日午後7時~同9時半、山口律子さん(TEL090・5470・8998)<br> | ||
+ | ▽日田 最終火曜日午後7時半~同9時半、三笘さん(TEL090・1190・9693)。<br> | ||
+ | 〔2017/11月8日大分合同新聞 朝刊〕 <br> | ||
+ | |||
+ | 第66回シンポジウム'''「不登校の子どものための高校進学相談会」''' <br> | ||
会 場 コンパルホール男女共同参画センター会議室(2階)<br> | 会 場 コンパルホール男女共同参画センター会議室(2階)<br> | ||
2018/10月28日(日)/大分県大分市<br> | 2018/10月28日(日)/大分県大分市<br> | ||
25行: | 48行: | ||
[[Category:ひきこもり支援団体・大分県|ほしのかい]] | [[Category:ひきこもり支援団体・大分県|ほしのかい]] | ||
+ | [[Category:ひきこもりの動き|ほしのかい]] | ||
[[Category:当事者の会・自助グループ・大分県|ほしのかい]] | [[Category:当事者の会・自助グループ・大分県|ほしのかい]] | ||
[[Category:大分県(地域)|ほしのかい]] | [[Category:大分県(地域)|ほしのかい]] | ||
+ | [[Category:大分合同新聞|ほしのかい]] |
2021年1月18日 (月) 07:29時点における版
星の会(不登校を考える親の会)
悩める親に居場所を 県「孤立を防ぎたい」
「親の会」へのサポートの在り方について、県の担当者らと話し合う加嶋文哉代表(右から3人目)=竹田市
不登校やひきこもりの子どもがいる保護者を支えようと県は本年度、中津、日田、竹田の3市で「親の会」の設立や運営のサポートを始めた。
県内では10市町で活動を展開することになり、県は「同じ悩みを抱える親たちが身近に集える環境を整え、家族の孤立を防ぎたい」と強調する。
自主組織である親の会の設立を行政が支援するのは全国的に珍しいという。
県私学振興・青少年課などによると、県内には不登校の児童、生徒が1828人(2016年度)いる。
ひきこもりは国のサンプル調査では、15~39歳人口の1・57%(県内で約4300人)と推計されている。
40歳以上は推計値もなく、実数はつかんでいない。
不登校などの問題について、同課は「すぐに解決するのは難しい。子ども本人への地道な対策はもちろん、子どもを支える保護者が疲弊しないよう親の居場所づくりも大切」と説明。
県内各地に親の会が設けられ、継続的に活動できるよう、手助けが必要だと判断した。
事業は大分市や別府市などで、長年活動を続けている「星の会」(加嶋文哉代表)に委託している。
これまで会がなかった中津市と竹田市で新組織を設立。
会はあったが、活動が滞っていた日田市では4月から運営をバックアップしている。
いずれの会も毎月1回、例会を開催。加嶋代表が助言役となり、出席者の心のうちを引き出している。
それぞれ地元で活動の中核となる世話人を立て、グループカウンセリングの方法について実践的に伝えている。
各市とも、これまでの親の参加者は毎回、4、5人ほど。周知が課題という。
加嶋代表は「同じ立場だからこそ共有できる気持ちがある。会のことを多くの人に知ってもらい、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛けている。
各会の例会と連絡先
各会の例会と連絡先は▽中津 第1木曜日午後7時~同9時半、児童家庭支援センター「和」山本さやかさん(TEL0979・53・7666)
▽竹田 第3木曜日午後7時~同9時半、山口律子さん(TEL090・5470・8998)
▽日田 最終火曜日午後7時半~同9時半、三笘さん(TEL090・1190・9693)。
〔2017/11月8日大分合同新聞 朝刊〕
第66回シンポジウム「不登校の子どものための高校進学相談会」
会 場 コンパルホール男女共同参画センター会議室(2階)
2018/10月28日(日)/大分県大分市
時 間 13時~16時半(開場12時半)
講 師 中島隆一さん(元高校教師、スクールカウンセラー)
加嶋文哉さん(教育・不登校研究所「明日が見える」所長)
参加費 「星の会」会員無料
一般1000円
主 催 不登校を考える親の会「星の会」
連絡先 090-7392-2206(衞藤)
星の会は、例会を大分県下で4ヶ所行っています
・大分市(第1土曜日の昼・第3金曜日の夜)
・別府市(第1土曜日の夜)
・豊後大野市(第2木曜日の夜)
・津久見市(第2金曜日の夜)
・3ヶ月に1回ですが、ひきこもりを考える親の会(アンダンテ星の会)も行っています。
連絡先 加嶋文哉(連絡先:0972-24-1669)
toiawase@hoshinokai.net
〔2017年3月・全国連HPで確認〕