|
|
1行: |
1行: |
− | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり周辺ニュース|ひきこもり周辺ニュース]] > [[:Category:ひきこもり支援団体・福井県|ひきこもり支援団体・福井県]] > {{PAGENAME}} }} | + | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:ひきこもり支援団体|ひきこもり支援団体]] > [[:Category:ひきこもり支援団体・福井県|ひきこもり支援団体・福井県]] > {{PAGENAME}} }} |
| {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:福井県(地域)|福井県]] > [[:Category:福井市(福井県)|福井市]] > {{PAGENAME}} }} | | {{topicpath | [[メインページ]] > [[:Category:福井県(地域)|福井県]] > [[:Category:福井市(福井県)|福井市]] > {{PAGENAME}} }} |
| | | |
14行: |
14行: |
| </tr> | | </tr> |
| <tr> | | <tr> |
− | <th>FAX</th> | + | <th>種類・内容</th> |
− | <td></td> | + | <td>ひきこもりの相談・居場所</td> |
| </tr> | | </tr> |
| </table> | | </table> |
| | | |
− | '''引きこもりの長期化、高年齢化進む 受け皿少ない40代以上孤立深刻'''<br>
| |
− | '''引きこもりの人たちが思い思いの時間を過ごすフリースペース「ima」。<br>
| |
− | 最近訪れるのは大人がほとんどだ=1月27日、福井市宝永2丁目'''<br>
| |
− | 仕事に就かず自宅にいる「引きこもり」の長期化が進み、若者だけの問題ではなくなっている。<br>
| |
− | 長期化するほど孤立は深刻になり、社会復帰が困難になるケースが多い。<br>
| |
− | 社会的受け皿が少ないとの指摘もあり、複数の関係者は「在宅でできる仕事の提供や、安心できる居場所づくりが必要」と話している。<br>
| |
− | ■'''子どもは1人'''■<br>
| |
− | 福井市内の民家の2階。<br>
| |
− | 不登校の子どもたちの居場所として、スクールカウンセラーだった南康人さん(54)が2006年、フリースペース「ima(いま)」を立ち上げた。<br>
| |
− | 現在は水曜、金曜日に場所を開放している。<br>
| |
− | 当初は小中学生が集まり、テレビゲームをやったりしていたが、現在ここを訪れる人は20~30代の大人ばかり。<br>
| |
− | 子どもは小学生一人だけだ。<br>
| |
− | ある日の昼下がり。<br>
| |
− | 20代の男性がごろんと横たわり、スマートフォンやテレビを見ていた。通い始めてから6年。<br>
| |
− | 男性は「自分の家のようで居心地が良い」。<br>
| |
− | 10年以上通っていた30代の女性は「社会に出て挫折しても、戻ってこられる場所」と話す。<br>
| |
− | 南さんは「引きこもりの子どもは、自分なりに生き方を見つけることが多いが、大人の場合は必ずしも働けるようになるとは限らない。息の長い支援が必要」と指摘する。<br>
| |
− | ■'''就職支援強化'''■<br>
| |
− | 12年の国の就業構造基本調査によると、15~34歳で通学していない県内の無業者(ニート)は約2800人。<br>
| |
− | 15~39歳の就労支援機関「ふくい若者サポートステーション」への登録は15年度までの10年間で1331人に上り、このうち就職など進路が決まった人は45・2%の601人だ。<br>
| |
− | 同ステーションは、コミュニケーション能力向上訓練やボランティア体験などを通し自立を支援。本年度からはスタッフが企業訪問し、企業が求める人材を把握し、就職のマッチングを図っている。<br>
| |
− | 学校を中退、卒業した後にそのままニートになることを防ぐため、学校では働くことに関するセミナーを開き、個別面談にも応じている。<br>
| |
− | ■'''会話ができず'''■<br>
| |
− | 内閣府は昨年9月、15~39歳の引きこもり数は推計54万1千人で、5年間で約15万人減ったと公表。これに対し、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」は今年1月、「内閣府は40歳以上を排除している。40歳以上の引きこもりは16万人存在すると考えられる」という緊急提言を発表した。<br>
| |
− | 同連合会福井県支部の近藤茂樹会長(69)は「40代以上の引きこもりの人は多い。20~30代を支援する社会的受け皿はあるが、40代以上になるとほとんどなく、社会的に孤立しがち」と危惧する。<br>
| |
− | 引きこもりが長期化した場合、家族以外の人とは会話ができなかったり、会うことすらできなかったりすることもある。<br>
| |
− | 家族も精神的に参り、共倒れになる危険性もはらんでいるという。<br>
| |
− | 近藤会長は「家の外、部屋の外に出ることが困難な人がいる。ITを活用して自宅で仕事ができる『テレワーク』などが普及すれば、社会参加の一つのきっかけになるのではないか」と話している。<br>
| |
− | 〔2017年2月3日 福井新聞〕 <br>
| |
− |
| |
− | '''引きこもりの長期化、高年齢化進む 受け皿少ない40代以上孤立深刻'''<br>
| |
− | 引きこもりの人たちが思い思いの時間を過ごすフリースペース「ima」。<br>
| |
− | 最近訪れるのは大人がほとんどだ=1月27日、福井市宝永2丁目<br>
| |
− | 仕事に就かず自宅にいる「引きこもり」の長期化が進み、若者だけの問題ではなくなっている。<br>
| |
− | 長期化するほど孤立は深刻になり、社会復帰が困難になるケースが多い。<br>
| |
− | 社会的受け皿が少ないとの指摘もあり、複数の関係者は「在宅でできる仕事の提供や、安心できる居場所づくりが必要」と話している。<br>
| |
− | '''■子どもは1人■'''<br>
| |
− | 福井市内の民家の2階。不登校の子どもたちの居場所として、スクールカウンセラーだった南康人さん(54)が2006年、フリースペース「ima(いま)」を立ち上げた。<br>
| |
− | 現在は水曜、金曜日に場所を開放している。<br>
| |
− | 当初は小中学生が集まり、テレビゲームをやったりしていたが、現在ここを訪れる人は20~30代の大人ばかり。<br>
| |
− | 子どもは小学生一人だけだ。<br>
| |
− | ある日の昼下がり。20代の男性がごろんと横たわり、スマートフォンやテレビを見ていた。<br>
| |
− | 通い始めてから6年。<br>
| |
− | 男性は「自分の家のようで居心地が良い」。<br>
| |
− | 10年以上通っていた30代の女性は「社会に出て挫折しても、戻ってこられる場所」と話す。<br>
| |
− | 南さんは「引きこもりの子どもは、自分なりに生き方を見つけることが多いが、大人の場合は必ずしも働けるようになるとは限らない。<br>
| |
− | 息の長い支援が必要」と指摘する。<br>
| |
− | '''■就職支援強化■'''<br>
| |
− | 12年の国の就業構造基本調査によると、15~34歳で通学していない県内の無業者(ニート)は約2800人。<br>
| |
− | 15~39歳の就労支援機関「ふくい若者サポートステーション」への登録は15年度までの10年間で1331人に上り、このうち就職など進路が決まった人は45・2%の601人だ。<br>
| |
− | 同ステーションは、コミュニケーション能力向上訓練やボランティア体験などを通し自立を支援。<br>
| |
− | 本年度からはスタッフが企業訪問し、企業が求める人材を把握し、就職のマッチングを図っている。<br>
| |
− | 学校を中退、卒業した後にそのままニートになることを防ぐため、学校では働くことに関するセミナーを開き、個別面談にも応じている。<br>
| |
− | '''■会話ができず■'''<br>
| |
− | 内閣府は昨年9月、15~39歳の引きこもり数は推計54万1千人で、5年間で約15万人減ったと公表。<br>
| |
− | これに対し、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」は今年1月、「内閣府は40歳以上を排除している。<br>
| |
− | 40歳以上の引きこもりは16万人存在すると考えられる」という緊急提言を発表した。<br>
| |
− | 同連合会福井県支部の近藤茂樹会長(69)は「40代以上の引きこもりの人は多い。20~30代を支援する社会的受け皿はあるが、40代以上になるとほとんどなく、社会的に孤立しがち」と危惧する。<br>
| |
− | 引きこもりが長期化した場合、家族以外の人とは会話ができなかったり、会うことすらできなかったりすることもある。家族も精神的に参り、共倒れになる危険性もはらんでいるという。<br>
| |
− | 近藤会長は「家の外、部屋の外に出ることが困難な人がいる。ITを活用して自宅で仕事ができる『テレワーク』などが普及すれば、社会参加の一つのきっかけになるのではないか」と話している。<br>
| |
− | 〔2017年2月3日 福井新聞〕 <br>
| |
| | | |
| [[Category:ひきこもりの動き|ふりーすぺーす「ima」]] | | [[Category:ひきこもりの動き|ふりーすぺーす「ima」]] |
85行: |
24行: |
| [[Category:福井県(地域)|ふりーすぺーす「ima」]] | | [[Category:福井県(地域)|ふりーすぺーす「ima」]] |
| [[Category:福井市(福井県)|ふりーすぺーす「ima」]] | | [[Category:福井市(福井県)|ふりーすぺーす「ima」]] |
− | [[Category:福井新聞|ふりーすぺーす「ima」]]
| |