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カテゴリ:周辺ニュース

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インフォーマルの子育て環境を見る
 
 
さて私はひきこもりの発生とその根本的な解消策として家族制度が核家族から複合家族に向かうと予測し推論しました。しかしやや早まった感もあります。この方向性を消し去るつもりはありませんが、その土壌として家族をとりまく地域環境の変化もみなくてはなりません。
 
椎名篤子『凍りついた瞳2020』では、この点にも目を向ける理由が書かれていたのです。
 
1920年の第1回国勢調査での核家族の割合は54%、1915年では55.9%とほとんど増えていません。●●の『●●』では数字はわかりませんがすでに中●には日本の核家族化は進んでいたと記されています。核家族化の進行だけでは、家族の世代継承機能の低下・困難は十分に説明されていないというわけです。『凍りついた瞳2020』では何によってその空白を埋めていたのかを次のように描いています(p28~29)。
 
 
改めてわが国の子育て文化の歴史をみると、江戸時代には「仮親(かりおや)」という風習があり、これは民俗の知恵とも言われている。この仮親とは、義理の親子関係(擬制的な親子関係)を結ぶ、実の親以外の大人のことである。それは、子どもの誕生前(妊娠中に岩田帯を贈る帯親)から始まり、出産時(および乳幼児期)の取り上げ親、抱き親、乳付(ちつ)け親、名付け親、守親等、とくに7歳位までは数多くの儀礼が行われ、その都度、仮親と親子関係が結ばれたという。それ以降も成年期の烏帽子(えぼし)親、腰親、婚姻時の仲人親や「里親」等も仮親の一つと考えられ、実親以外に多くの仮親を持ったという。また、仕事上で「職親」の関係を結ぶこともあった。この背景には、子どもが大人になるまで生存することが難しい時代で、節目節目の通過儀礼が大切にされてきたことや、実親が生存することは厳しい時代に子どもの生命を守り、成長を確実なものにするための知恵だったと言われている。つまり、「親はなくとも子は育つ」の親とは「実親」を指し、その代理である仮親が多数存在していたということである。まさに「親身」になってひとりの子どもの育ちにかかわるインフォーマルなネットワークがその昔には存在していたことがわかる。
 
そして現代社会に目を転じてみると、医療の進歩や産業構造の変化とともに、このような民俗の知恵を失った(機能しなくなった)ことが、子育てを難しくしているように思う。
 
虐待は決して個人(実親)の問題ではなく、インフォーマルな支援関係が喪失し、それに代わる社会的支援システムが不在の中で生じてきた問題であると捉えることができるのではないだろうか。
 
 
このようなインフォーマルは子育て環境の喪失が関係しているというわけです。
 
そして伝統的な子育て、現在の子育て、これからの子育てとして支援関係と家族●●の違いを国に示しています。
 
伝統的な子育ては、血縁、地縁関係による相互扶助/近隣からの支援・親族からの支援、家族形態は拡大家族/核家族、です。
 
現在の子育ては、崩壊したインフォーマルな支援団体、近隣関係の希薄化・崩壊/親族関係の希薄化、家族関係は核家族、です。
 
過去(伝統的)と現在の子育て環境については私の推論を具体的に詳しくしたものと大差ないと思います。
 
これから(将来)の子育て環境はどうでしょうか?支援関係は社会的支援システムの構築です。全体構想は私の思いと違わないでしょう。次の家族形態が●●です。核家族が中心にあり、一部は支援関係と重なるもので「ウェルビーイングの追求(人権尊重・自己実現)」があり、これは社会的支援につながる部分はあると指摘しています。家族形態のもう一面に核家族の下に「イルビーイング(●●機関)の顕在化」というものがあります。この部分を私はよくわかりません。この「伝統的・現在・これから」の子育て環境の支援図は、高橋重宏・山縣文治・才村純『子ども家庭福祉とソーシャルワーク』(有斐閣,2002)をもとに、著者(椎名篤子)が作成したといいますから、そこまで戻ってみなくてはなりません。
 
私は「ひきこもりが生まれた時代背景の変化」から家族制度の変化と子育て環境の変化を推測しています。ともかくここから先に進んで、この「これから(将来)」との重なりや違いを見ることにします。引用の最後の言葉「インフォーマルな支援関係が喪失し、それに代わる社会的支援システムが不在の中で生じてきた問題」という点では同じです。そして、私が推測する複合家族とは、「家族形態」を超えた支援関係と重なる部分があることも共通している点も枠組みは同じだろうと思います。
 
  
 
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2025年8月21日 (木) 10:11時点における版

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全進研「夏のセミナー」へのお誘いです。
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク MLご参加の皆様
いつもお世話になっております。NW世話人の一人綿貫と申します。
中学校教員を退職後は、さまざまな理由から「ひきこもっていた若者」たちが相談に訪れる「サポステ(地域若者サポートステーション)」を窓口として集う居場所で10代〜40代の若者たちと関わっているところです。
正月明け、東京新聞に掲載された「スキマバイトの隙間」取材班の記者お二人に居場所で「隙間バイトの隙間から」というテーマでお話を伺いました。
その延長で、7月27日(日)開催の全国進路指導研究会「夏のセミナー」はこの「スキマバイト」を中心テーマに、若者の働き方・働かされ方について学び合う機会です。
子ども・若者の「貧困」問題と無縁ではありませんね。
詳細は、添付のチラシでご確認ください。
以下、私の本日FBに掲載した文章です。
7月17日 綿貫公平(全国進路指導研究会世話人、NPO文化学習協同ネットワーク理事兼(非)スタッフ)
本日午前、27日(日)全進研「夏のセミナー」に登壇される、大内裕和さん(武蔵大学教授)、中村真暁さん(東京新聞社会部記者)と、担当する世話人で事前打ち合わせ(@ZOOM)を行いました。
「学生のアルバイトが補助労働から、基幹労働に変化する中で。また奨学金制度の改悪(ローン、有利子化)された下で、若者が劣位の場所に置かれてきた。
貧困層の拡大と中間層の解体が、今日の排外主義を蔓延らせる背景になっているのではないか。」(大内さん)「見えてこなかった貧困が見えてきた。隙間バイトの従事する若者は、権利意識が希薄ゆえに、声を上げられない。
「働く」を切り売りして我慢する、問題が見過ごされ、声が上げにくくされている。」(中村さん)
直近の参議院選挙の課題が見え隠れする、否!政策そのものを問う打ち合わせでした。
この7月、旬報社から「非正規労働者の権利実現全国会議」編『それって大丈夫?スキマバイトQ&A』(旬報社)が出版されました。27日(日)セミナー会場にて販売いたします。
〔貧困ネット 2025年7月〕

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ページ名 [[]] 埼玉県さいたま市 ()
発達障害に関する講演会
日時:3月1日(土)14時30分〜
会場:武蔵浦和コミュニティセンター(武蔵浦和駅西口・サウスピア)
テーマ:発達障害に対する理解と支援
定員:190人(先着順)
申込み:2月7日(金)から、市ホームページへ。
問合せ:障害政策課
【電話】829・1306【FAX】829・1981
〔市報さいたま 2025年2月号〕

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