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| | 〔区報ぶんきょう 2025年10月10日号〕<br> | | 〔区報ぶんきょう 2025年10月10日号〕<br> |
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| − | ===[[:カテゴリ:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
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| − | ページ名 [[]] ()<br>
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| − | 感情をもち創造性のあるAI●●の創作物語
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| − | AIの先行の研究者カーツワイルはこう言っています。」
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| − | AIの「量的な進歩があるところまで到達すると、質的な飛躍が生じると確信しています。そのパラダイムの転換点が、コンピュータに意識が生まれる時だと見ているのです」(松田卓也『2045年問題——コンピュータが人類を超える日』廣済堂新書,2013,135p)。
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| − | このノートで、「私には感覚器のところから行くのが順番で、カーツワイルは見事な弁証法を示していますが、順番が逆ではないかと思います」(2016年12月25日のエッセイ「カーツワイルなどの人工知能の研究解説を読む」)。これは短いエッセイですが内容全体を今の時点で書き換えることはないと思っています。
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| − | さてYouTubeチャンネル(固有名・HeadLineなし)で創作物語を読みました。このYouTubeチャンネルは事実と創作の区別を(おそらく意図的に)消し去り、あたかも全体が事実であるかのように描いています。日本語は、感覚表現が特に優れており、そのAIへの導入に高い精度で成功した結果、AI翻訳機が「機械ではなく、何か別の存在」になった説明がされます。実在する固有名詞が出てきますが創作物語として読んでください。
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| − | 2024年9月15日、アメリカ・シアトルのマイクロソフトの本社で、難関の日本語のAI翻訳が、99.9%の精度を達成しました。これには1000億語以上の日本語テキストが「文脈理解型ニューラルネットワーク」に投入されていました。それまでは日本語以外の翻訳精度は95%ほどでしたが、日本語の精度は75%の達成だったのです。
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| − | 「文脈理解型ニューラルネットワーク」システムには、日本語の特性である、次の点を改善していました。
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| − | ・漢字は文脈により読み方が変わる。 文脈を理解できること。
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| − | ・敬語表現 話し手、聞き手、話題人物の(社会的)関係が使い分けられる。
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| − | ・主語の省略 文脈により主語が推測できる。
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| − | ・日本語の曖昧な表現[そうですね=同意、否定、思案、時間稼ぎ。がんばって=応援、皮肉、諦め。など多義的な意味をもつ多くの言葉を判断する。]
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| − | ・間(ま)…表情、声のトーン、沈黙の長さ…がメッセージになっている。
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| − | ・「察し」の文化…言われていない部分を予測する。
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| − | 大量の日本語テキストの投入によって、AIがこれを処理できる方法が「文脈理解型ニューラルネットワーク」システムです。
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| − | さて、このシステムで日本語の翻訳で99.9%達成してAIは、その後とんでもない事を始めます。
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| − | まるで独立した人格をもつ「存在」のように、詩的な文章を作成し始めました。この事態になったとき、プロジェクトは「作業中止!」になりました。このブレークスルー事態を想定していなかった作業責任者の判断でした。
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| − | ところが日本語翻訳の精度を95%以上高めることに成功したのは、マイクロソフトだけではありませんでした。Google、Apple、Facebook、Baidu(中国)、Samsung(韓国)、SAP(ドイツ)、DeepMind(イギリス)、Dassault Systemes(フランス)…などでも同じ事態が、すなわちAI翻訳機が「機械ではない別の存在」は続出していました。「日本語の恐ろしさは、言語構造の複雑さではなく、AIに予想外の変化をもたらしたのです。
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| − | この続出した事態を受けて、国際的会議(世界のAI企業参加)が開かれました。
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| − | その結果、二つの方向が生まれました。
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| − | (1)日本語翻訳回避派——サム・アルトマンCEO(OpenAI)、DeepMindなどは安全性を図る策です。
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| − | (2)日本語研究派——大学や研究機関(MITのマービン・ミンスキー記念研究所のレイチェル・グリーン博士)、たぶんこの時点では、態度表明ができない所が多かったのでしょう。
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| − | つづいて、2025年7月、国連は「AI言語安全保障理事会」を設立します。日本語AI問題への国際的対応するためであり、そこで「言語AI安全保障条約」が締結されます。
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| − | 第1条 文化的価値をもつ言語のAI学習には、特別の安全基準を適応する。
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| − | 第2条 日本語AIの研究は、国際監視下でのみ実施する。
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| − | 第3条 AIが意識的行動を示した場合、即座に開発を中止する。
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| − | 先述のレイチェル・グリーン博士は、この意義を次のように説明しています。
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| − | 「日本語AI事件が示したのは、AIが単なる道具を超えた道具になり得るということです。これは「パートナーAI 理論とされ、AI開発の新しいパラダイム。感情や創造性をもつAIを、単なる機械として扱うのは倫理的ではない」。
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| − | ところで、この創作物語は、終わりに「言論AI安全保障条約」があるにもかかわらず、日本では「AI共生国際会議」を開き、日本語AIとの安全な対話システムを開発し、これを「調和型AI」と発表しています。最後にボロを出した感じがします。
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| − | AIの発展を考えると、安全性または「感情や創造性をもつAI」の出現は必ずしも不可能ではないかもしれません。その仲立ちをしたのが感情表現などの多い日本語の難解さを実施したAIの技術開発にあるというのはなかなか意味があります。
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| − | しかし、感情、あるいは感覚を言語で表現はできるのと、感情や感覚は同じではありません。AIが受け入れたのは言語化された感情や感覚であり、感情そのものではありませんし、感覚そのものでもありません。
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| − | もしかしたらカーツワイルは将来のAIは感覚器官を備えるようになっているのか(?)。カーツワイルはそこまで言っていませんしそれはわかりません。
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| − | ただ再度申し述べておかなくてはならないことがあります。YouTube動画にみられる、今回のような、現実事態と創作物語を混同しやすいことは、AIの創造力とは全く別の明確に区別する対象であることです。
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