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あびこ子ども食堂

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所在地 千葉県我孫子市
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ページ名あびこ子ども食堂、千葉県我孫子市、パンくず(子ども食堂・フードバンク)
(リポート2017)子ども食堂、交流の場にも 貧困対策に限らぬ動き/千葉県
地域の子どもに無料や低額で食事を提供する民間の取り組み「子ども食堂」が県内でも広まっている。
背景には「子どもの貧困」があるが、対象を限定せずに活動することで誰もが安心して過ごせる「地域の交流の場」になっている食堂もある。
我孫子市内のイベントスペースでは2016年3月から月に2度ほど、地元の子育て世代の女性らが「あびこ子ども食堂」を開いている。
口コミや保育園に掲示されているチラシで知った親子らが集まる。
活動は、スペースを運営する石井亜矢さん(44)が「地域の人が集える場所をつくりたい」と4人の友人と共に始めた。
規格外の野菜を譲り受け、参加費300円で続けている。
このような「子ども食堂」が、東葛・葛南地域、千葉市などで活発になっている。
背景には、子どもの貧困の問題がある。厚生労働省の調査では、子ども(17歳以下)の貧困率は16・3%(2012年)。
約30年前の1985年は10・9%だった。
首都圏を中心に約200の子ども食堂が参加する「こども食堂ネットワーク」事務局の釜池雄高(ゆたか)さん(39)は「子どもの貧困を報道で知って何かできないかと考え、『ご飯なら私もつくれるのでは』と活動を始めた人が多い」と話す。
千葉市内の活動当事者らでつくる「千葉市子ども食堂ネットワーク」は2015年11月から2カ月に1度、情報交換の会を設けている。
ネットワーク事務局の金田由希さん(37)は「『子どものために何かしたい』という人が地域にこんなにいるんだと驚いた」と話す。
15日には千葉市内で「広がれ、こども食堂の輪! 全国ツアーinちば」という催しがあった。
全国で行われている運動の一環で、県内で子ども食堂を運営する人らによるパネルディスカッションなどがあり、500人以上が集まった。
〔◆平成29(2017)年1月16日 朝日新聞 東京地方版朝刊〕 

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