明るい不登校ママの会
| 所在地 | 加古川市 |
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ページ名明るい不登校ママの会、加古川市、(当事者の会・自助グループ、不登校のニュース)
子どもの不登校 親はどう向き合い、どう接する…
不登校の子どもを持つ保護者グループ「明るい不登校ママの会」を主宰する岩本真弓さん=加古川市内
親は子どもの不登校にどう向き合うか-。
小中学校で、病気や経済的理由以外で年間30日以上欠席している児童生徒数は全国で約13万人。
不登校の子どもへの接し方や進路について悩む親は多く、夏休み明けには自殺する子どもが増えるという。
不登校の子どもを持つ保護者グループ「明るい不登校ママの会」主宰の岩本真弓さん(41)=兵庫県加古川市=に、自身の経験や対応方法を聞いた。
(津田和納)
-子どもの不登校の始まりは。
「娘が小学1年の時、『先生と合わない。行きたくない』と言い出した。絶対に休ませたくなくて、玄関から放り出して鍵を掛けたことも。毎日泣きながら登校していた。小学5年の時、登校前になると決まって腹痛を訴えた。秋の連休明けに『明日は行かない』と宣言があった」
-どう対応したのか。
「突破口を求めて、不登校に関する本を読みあさったけど、不登校をどう克服するかという視点が多かった。だけど、娘は集団行動に強い拒否感があり、心身ともに限界が来ていると感じた。全てを受け止めようと決めた。話し合って、週2日は別室登校を、週1~2回はフリースクール通いを目指した。マイペースなので中学からは自宅学習をしている。特性を認めて選択肢を与え、子どもがやりやすい方法や心地よい居場所を見つける方がお互いに幸せだと思う」
-昨年12月にグループを結成した。なぜ必要だと思ったのか。
「不登校は子も親も決して楽ではない。世間の目もあるし、選択肢を切り開いていかないといけない。悩んでいる親は多いと思った。不登校になった子どもや自分を責めず、仲間をつくって笑い飛ばしてしまおうとSNSなどで呼び掛け、神戸や加古川から7人ほどが集まった。2カ月に1回、フリースクールや自宅学習の方法など、毎回テーマを決めて話し合っている」
-18歳未満の自殺は、夏休み明けの9月1日が一番多いと聞く。
「悲しい事実がある。今年は少しでも生きる希望を持ってもらおうと、8月19日に全国同時多発のイベント『#不登校は不幸じゃない』が開かれる。不登校経験のある男性が発起人で、悩んでいる親子の救いになればと企画された。東播地域では加古川市と稲美町の2カ所で開かれる。学校に行くことはあくまで選択肢。他の選択もたくさんある。子どもが自分の未来に向かって再び歩き出せるよう、不登校を肯定し、家庭での居場所をつくってあげるよう呼び掛けたい」
■19日に交流会
不登校の児童生徒やその保護者らが対象の催し「#不登校は不幸じゃない」は19日午後1~5時、加古川市平岡町新在家のコミュニティースペース「ヒカレ」と稲美町国岡2の「ゆるり家」で開かれる。
交流会やフリースクールなどの情報コーナーがある。
いずれも無料。事前に申し込みが必要。
加古川会場への参加希望者はfutoukoukakogawa@gmail.com、稲美町はfutoukouinami@gmail.comまで名前や連絡先を記してメールする。
〔2018年8/17(金)神戸新聞NEXT〕
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