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ウチらめっちゃ細かいんで

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ウチらめっちゃ細かいんで

table class="wikitable shousai-table"> <tr> <th>所在地</th> <td>東京都千代田区</td> </tr> <tr> <th>TEL</th> <td></td> </tr> <tr> <th>FAX</th><td></td> </tr> </table>

会社への報告は「今日の体調50%」…ひきこもり30歳男性 在宅ワークで無理なく収入と自信
安心の設計
ひきこもりの人が無理なく働く方法として、在宅ワークに注目が集まっている。
人に会ったり、外出したりするのが苦手でも、収入を得る選択肢の一つとなりそうだが、仕事量や心身への配慮も欠かせない。可能性と課題を探った。
一面の田んぼが広がる宮城県登米市。
その一角にある実家の2階の和室が、高橋明史さん(30)の寝室兼職場兼生活のスペースだ。
会社のホームページの管理やメールの対応が主な仕事で、平日の午前11時頃から6~7時間ほどパソコンで作業する。
仕事のやりとりはインターネットのチャットで行い、外出は月に1度、近所のスーパーに自転車で行くくらいという。
高橋さんは子どもの頃から人と話すことが苦手だった。
学校では同級生から嫌がらせを受けることが多く、中学から高校まで何度か不登校を繰り返した。ゲームの世界だけが居場所だった。
20歳で上京し、養成校でゲームのデザインを学んだが、指導者との関係に悩んで中退した。
人間関係に苦手意識があったため、アルバイトは長続きせず、断続的にひきこもり、2年前に実家に戻った。
生活の不安から相談した困窮者支援団体に、現在の仕事を紹介されたのが1年ほど前。
パソコンの操作が得意だったこともあり、今春から、通信講座などを手がける会社「ウチらめっちゃ細かいんで」(東京都千代田区)で働き始めた。
収入は月10万円ほど。高橋さんは「収入ができてほっとした。通勤がなく、自分のペースで仕事ができるのも気持ちが楽」と話す。
仕事量や心身の管理が大切
高橋さんが所属する同社は昨年12月、社長の佐藤啓さん(45)が、ひきこもりの経験者らと設立した。
通信講座のサポート業務や、メール対応を担う。
  佐藤さんはもともと2人のいとこがひきこもりで、何かできないかと考えていた。
経営していた事業でIT(情報技術)人材の不足に悩んでいたこともあり、同社を設立。
今のスタッフ13人のうち11人がひきこもりの経験者らだ。
社名は逆転の発想から名付けた。ひきこもりの経験がある人の中には、こだわりが強く、細かいことが気になる人もいる。
そうした特性をマイナスに捉えず、生かそうという考えだ。
だが、繊細だからこそ、仕事の管理や心身への配慮が大切になる。
スタッフは始業時、「今日の体調は50%です」などと報告するほか、週1回は佐藤さんらとオンラインで話し、心身の調子や仕事量は適切かどうか、やりとりする。
高橋さんは、仕事が多いと感じたら断るようにしている。
「期待を裏切るのでは」との思いはぬぐえないが、仕事量や健康状態について話し合いながら、良心的な配慮をしてもらっていると考えるようになった。
佐藤さんは、設立メンバーだったひきこもり経験者のうち4人が辞めるなかで、仕事のサポートのあり方を試行錯誤してきた。
「自分の調子が悪いことを伝えても大丈夫と思える環境づくりが大切」と強調する。
もちろん、全てのひきこもりの人に在宅ワークが合うわけではない。
パソコンが得意でない人や、メールのやりとりだけでは逆に気を使い過ぎて疲弊する人もいる。
ひきこもりに詳しいジャーナリストの池上正樹さんは、「ひきこもりの人の多くが自立や現状を打開することを望んでいるが、過去に傷ついた経験があるため、人を信頼し、安心できる環境が必要。
本人が主体的に自分に適した仕事や働くこと以外の選択肢を選べるようなマッチング機能が広がれば」と話している。
長期化や高齢化進む
政府の2015年の推計によると、15~39歳のひきこもりの人は約54万人。
ひきこもり期間の長期化や、本人の加齢に伴って、40歳以上の中高年の人も増えている。
自立へ向けた支援のあり方が課題だ。
長くひきこもった人の多くは、就労に高いハードルを感じている。
最初は、同じような体験を持つ人が集まる「居場所」などに参加しながら、人との関わりや自信を取り戻すことが大切になる。
ひきこもりの人や家族の相談先としては、全国に75か所ある「ひきこもり地域支援センター」が代表的だ。
相談内容によって他の行政機関につないだり、訪問支援を行ったりもする。
自治体の困窮者支援窓口でも、ひきこもりの人や家族の生活や仕事の相談に応じている。
〔2018年11/21(水)(粂文野) 読売新聞(ヨミドクター)〕

「今日は40%で始業します」
ひきこもりながら働く、という新しい生き方を模索する人たちもいる。
昨年12月、東京都内に設立されたIT企業「ウチらめっちゃ細かいんで」は、11人の社員・アルバイト全員がひきこもり当事者や経験者。
繊細さや感受性の高さを強みに変え、在宅勤務で働く。
「おはようございます。今日は40%で始業します」。
午前10時、山瀬健治さん(52)はパソコンに向かい、その日の体調をチャットで同僚に知らせた。
無理せず働くためのルールだ。
転職とひきこもりを繰り返していた昨年4月、当事者の交流会で佐藤啓社長(45)と出会った。
佐藤さんもいとこが当事者で、別の会社を経営していた時に人手不足に悩まされ「在宅の仕事ならひきこもりの人に任せられるのでは」と、同社を立ち上げた。
「みんなまじめで責任感が強い」
仕事はホームページ制作やアプリ開発、オンラインでのパソコン指導など。
完全に在宅で働けるため、北海道や新潟在住の当事者もいる。
「組織になじめず通勤も苦痛で仕事が続かなかった」山瀬さんも今はストレスなく働けている。
佐藤さんは「みんなまじめで責任感が強く、きっちり仕事をしてくれる。今後は他企業への派遣にも力を入れ、働く場を増やしたい」と話している。
ひきこもり
仕事や学校に行かず、家族以外とほとんど交流しない状態が6カ月以上続くこと。
2015年の内閣府調査では15~39歳で推計54万人。
0歳以上も含めると100万人近いとの見方もあり、ひきこもりの長期化、高齢化が課題となっている。
〔2018年6/23(土)西日本新聞〕

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