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◆事件の経緯など検証委聞き取り 呉乳児衰弱死
呉市の民家で乳児が放置されて衰弱死した事件で、広島県は25日、再発防止策を検討する検証委員会(委員長・七木田敦広島大大学院教授)の第2回会合を県庁で開いた。
同市の福祉部門の担当者たちから、事件の経緯などを聞き取った。
会合は非公開で委員9人が出席。県などによると、同市の子育て支援、母子保健、生活保護の担当者、出産などに関わった医療機関の医師たち計13人に、両親や乳児への関わりを時系列で確認したという。
終了後の会見で、七木田委員長は「関係者で虐待リスクの認識に差があり、情報共有も不十分だった」と指摘。
会合で「支援が途切れないよう、継続して家族を担当する人を置く必要がある」との意見が出たと説明した。
検証委は9月までに、再発防止策を盛り込んだ報告書をまとめる。
〔2016年5月3日・貧困ネット、平成28(2016)年4月26日 中国新聞 朝刊〕
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◆9月までに報告まとめ 呉乳児死亡 検証委が初会合
呉市の民家で乳児が放置され、衰弱死した事件で、広島県は30日、再発防止策を検討する検証委員会(委員長・七木田敦広島大大学院教授)の初会合を県庁で開いた。
9月までに報告書をまとめる。
医師や弁護士、母親たち委員9人のうち8人が出席。
県健康福祉局の笠松淳也局長が「行政や関係機関が何をすべきなのか、あらゆる観点から検証したい」と述べ、非公開で事案の概要説明や、今後の検証の論点について意見交換した。
七木田委員長によると、両親の妊娠・出産前後の家庭状況や、呉市の生活保護や児童福祉など福祉担当課間の連携の在り方などが、重点的に検証すべき点として挙がったという。
会合は4回前後で、次回は呉市の担当者などのヒアリングを予定している。
七木田委員長は「検証を通じ、乳児が亡くなる事件の予防につなげていきたい」としている。
乳児が虐待などで死亡した場合、厚生労働省は児童虐待防止法に基づき、都道府県に検証委の設置を義務付けている。
〔2016年4月10日・貧困ネット、平成28(2016)年3月31日 中国新聞 朝刊〕
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