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◆駅ナカに保育施設　新京成・元山と上本郷で開所　松戸市が補助、県内初　／千葉県
松戸市の新京成の二つの駅舎内に１日、０～２歳児を預かる小規模保育施設がオープンした。
保育施設が駅舎内にできるのは県内初。
施設は市が開設を許可し、運営法人に家賃や施設改修費を補助、保護者が負担する保育料も認可保育所より低く設定されている。
開所したのは同市五香南の元山駅の金ケ作保育園元山駅なのはなルーム（社会福祉法人新和福祉会）と、同市上本郷の上本郷駅のピッコリーノ保育園（社会福祉法人菊光会）。
いずれも法人が新京成電鉄から駅ビルの一部を借り受けて開園。
１日は両園で計16人が入園した。
このうち、なのはなルームは、改札口から通路でつながった駅ビル３階にあり、広さ108平方メートル。
月～土曜日の午前７時～午後７時開所し、定員は19人。
この日あった開園式で、本郷谷健次市長は「駅舎内の施設は保護者にとって、こんなうれしいことはないだろうと思います」とあいさつした。
東京都荒川区の大谷美由紀さん（35）は長女の優奈ちゃん（１歳１カ月）を入園させた。
隣の駅近くにある会社に勤めていて今月中旬に復帰予定。
２月中旬の段階で、区内の保育施設が第５希望まで全て通らなかったが、松戸の同ルームの開園を知人から聞いて申し込んだ。
「駅中の施設はとても便利でありがたい。アットホームな感じで気に入りました」と話した。
同市の小規模保育施設は2014年４月にスタートし、今年４月で31カ所を開設。
事業者には施設改修費と家賃のそれぞれ４分の３を補助。
保育料は、認可保育所の最高額6万3600円（月額）に対し小規模は5万800円にするなど、やや低めに設定している。
昨年４月１日現在48人いた市内の国基準待機児童は今年４月１日現在でゼロになった。
〔２０１６年４月１２日・貧困ネット、平成28（2016）年4月2日　朝日新聞　東京地方版朝刊〕