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セシオネット親の会

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もしかして「HSP」?
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HSPという概念を知っていますか?
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「Highly Sensitive Person」
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生まれつき非常に感受性が強く敏感で感じやすく周囲からの刺激を過度に受けやすい人々のことを指す心理学的概念です。
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アメリカの心理学者エレン・N・アーロン博士が1996年に提唱し、この5,6年で急速に日本でも広まってきました。
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HSPの人は全人口の15~20%、5人に一人程度いると言われ、同調圧力の比較的強い風土・国民性から考えると日本人はもっと多いのではないかといわれています。
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例えば
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〇他人の気分を受けてそれに左右されてしまう。
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〇周囲の音や明るい光等に過剰に反応してしまい苦しい。
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〇小さな変化にも気が付いてしまい混乱してしまう。
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〇刺激が強い日が続くと引きこもりたくなってしまう。
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〇短時間に多くのことをやらなければならないとき、混乱してしまう。
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〇何か事をなすとき、競争させられたり、観察されたりすると緊張してしまっていつもの実力が発揮できない。
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等々。
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今生きづらさを感じている自分に当てはまることはありませんか?
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あなたやあなたの周囲で不登校になったり、引きこもったりしたのは、もしかしたらこの傾向があるからかと考えてみたらどうでしょうか?
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もし思い当たることがあるようでしたら、書店や図書館でそんな本をちょっと探してみてください。かみ砕いて読みやすい本も多数出版されているようです。
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実は過去に不登校になり苦しい状況からなかなか抜け出せなかった私の長女が「これ、自分に当てはまる。」とHSPのことを書いた本を持ってきたのです。
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読んでみると確かに彼女に当てはまる部分が多く、今更ながら「こんなに生きづらかったのに何もわかってあげていなかったのだ。」と申し訳ない気持ちになりました。
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多数派の人に合わせるようにできているこの社会では周囲から理解されず、また感じやすい自分が悪いと自信を無くしてしまい、結果として生きづらさ感じてしまいますね。
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 そんな自分を嫌ったり、否定したりしていることが多いのではないでしょうか。
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でも、これは生まれ持った個性なので、なんとか修正しようとしてもなかなか難しいことですね。
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これは病気ではないので医療で治そうとすると遠回りをしてしまうかもしれないですね。
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それより、この個性を受け入れ、過度な刺激をなるべく受けないように自分を守ること。
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また、過度に刺激をうけて頑張った自分にご褒美を用意したり、自分自身を癒す何かを見つけたり、周囲に自分の説明をしたり、いろいろな方向で折り合っていくことが必要なようです。
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そして「自己肯定感」を上げること。
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でも、どうもこの「自己肯定感」を上げることが私たち日本人にとってはまた難しいこと。
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私たちはこの「自己肯定」を「うぬぼれ」とならないかなどとついつい考えてしまいセーブしがち。等々いろいろな刷り込みの中でできない自分が悪いと考えてしまいがちですね。
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難しいけど、試行錯誤をしながらでも、なんとか自分を「これでもいいんだ」と「許す」方向に進んでいければいいですね。

2021年1月26日 (火) 12:26時点における版

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セシオネット親の会

◎松村淳子のエッセイ

はじめまして 助走の場を紹介します(2020年9月)
セシオネット親の会 再開(2020年10月)
T君のこと(2020年11月)
よくしゃべる子(2020年12月)
コロナ禍の若者(2021年1月)

所在地 〒161-0033

東京都新宿区下落合2-2-2高田馬場住宅220号

親と子の相談室Sora内
TEL 03-6280-5735
携帯:090-9802-9328(松村)
FAX 03-6280-5736
URL 作成中
E-mail
内容 不登校・ひきこもり・人間関係が苦手な子を持つ親の会

毎月第3土曜日の午後、高田馬場の「親と子の相談室・SORA(空)」を、会合に参加される親の話に基づき、意見を出し合い、受けとめ方を話し合っています。
子どもさんの不登校状態、親としての対応、進路探し、学習面の対応など具体的な例が話し合われます。学校や教師との関係、家族間の問題に及ぶこともあります。

経験したお母様たちとお話ししてみませんか? きっと楽になれます。親の会一同。
参加費 入会金(初回のみ)1000円
参加費(1家族、参加のつど支払い) 500円
主催・運営 主催:親の会会員

運営
上河邊順(アミータ福祉教育学院・代表)
坂詰敦(NPO法人和泉自由学校・理事長)
松田武己(不登校情報センター・代表)
松村淳子(親と子の相談室「空」主宰・NPO法人助走の場「雲」理事長)

備考 セシオネット親の会事業一覧

2007年4月に開始。


もしかして「HSP」?

HSPという概念を知っていますか? 「Highly Sensitive Person」 生まれつき非常に感受性が強く敏感で感じやすく周囲からの刺激を過度に受けやすい人々のことを指す心理学的概念です。 アメリカの心理学者エレン・N・アーロン博士が1996年に提唱し、この5,6年で急速に日本でも広まってきました。 HSPの人は全人口の15~20%、5人に一人程度いると言われ、同調圧力の比較的強い風土・国民性から考えると日本人はもっと多いのではないかといわれています。

例えば 〇他人の気分を受けてそれに左右されてしまう。 〇周囲の音や明るい光等に過剰に反応してしまい苦しい。 〇小さな変化にも気が付いてしまい混乱してしまう。 〇刺激が強い日が続くと引きこもりたくなってしまう。 〇短時間に多くのことをやらなければならないとき、混乱してしまう。 〇何か事をなすとき、競争させられたり、観察されたりすると緊張してしまっていつもの実力が発揮できない。

等々。

今生きづらさを感じている自分に当てはまることはありませんか? あなたやあなたの周囲で不登校になったり、引きこもったりしたのは、もしかしたらこの傾向があるからかと考えてみたらどうでしょうか?

もし思い当たることがあるようでしたら、書店や図書館でそんな本をちょっと探してみてください。かみ砕いて読みやすい本も多数出版されているようです。

実は過去に不登校になり苦しい状況からなかなか抜け出せなかった私の長女が「これ、自分に当てはまる。」とHSPのことを書いた本を持ってきたのです。 読んでみると確かに彼女に当てはまる部分が多く、今更ながら「こんなに生きづらかったのに何もわかってあげていなかったのだ。」と申し訳ない気持ちになりました。

多数派の人に合わせるようにできているこの社会では周囲から理解されず、また感じやすい自分が悪いと自信を無くしてしまい、結果として生きづらさ感じてしまいますね。  そんな自分を嫌ったり、否定したりしていることが多いのではないでしょうか。

でも、これは生まれ持った個性なので、なんとか修正しようとしてもなかなか難しいことですね。

これは病気ではないので医療で治そうとすると遠回りをしてしまうかもしれないですね。

それより、この個性を受け入れ、過度な刺激をなるべく受けないように自分を守ること。 また、過度に刺激をうけて頑張った自分にご褒美を用意したり、自分自身を癒す何かを見つけたり、周囲に自分の説明をしたり、いろいろな方向で折り合っていくことが必要なようです。 そして「自己肯定感」を上げること。

でも、どうもこの「自己肯定感」を上げることが私たち日本人にとってはまた難しいこと。 私たちはこの「自己肯定」を「うぬぼれ」とならないかなどとついつい考えてしまいセーブしがち。等々いろいろな刷り込みの中でできない自分が悪いと考えてしまいがちですね。 難しいけど、試行錯誤をしながらでも、なんとか自分を「これでもいいんだ」と「許す」方向に進んでいければいいですね。

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