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ネット依存症

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2017年11月3日 (金) 14:26時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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ネット依存症

周辺ニュース

ページ名ネット依存症、、(医療のニュース、不登校のニュース)
治療は「親子関係」から 不登校につながる「ネット依存症」
シンポでネット依存症の治療について報告する三原聡子さん(左)、片上素久医師(右から2人目)ら=横浜市で 写真
夏休み明けは、子どもたちの不登校が増える時期。
その原因の一つとして十年ほど前から注目されてきたのが、ネット依存症(インターネット使用障害)だ。
中学生から大学生までの男子に多くみられ、オンラインゲームに没頭するケースが多い。
課金制のゲームで浪費したり、親との関係がこじれて、暴力につながることも。
八日に横浜市で開かれた日本アルコール関連問題学会のシンポから、二つの医療機関の取り組みを紹介する。
「この時期の外来は、新しい予約がぎっしりです」。
大阪市立大病院精神神経科の片上素久医師が説明した。
大半はオンラインゲームに没頭して、生活が昼夜逆転し、夏休み明けから学校に通えなくなった子どもたちだ。
こうしたネット依存症が広がる原因を、片上医師は「勉強で一番になることは難しくても、ゲームでは成果が出て、友達の称賛を浴びることができる。現実の社会で成果が上がらない場合は、依存しやすくなる」と分析する。
親は治療に熱心でも、本人の治療意欲は著しく低いのが共通点だ。
その状態で無理にネットを絶たせると、ますます治療から遠ざかってしまう。
親の「過度な期待」に応えられず、自己否定感を抱いている場合が多く、家族の関係のゆがみを修正することが治療の基本だという。
片上医師は、自己肯定感を高めるためには、家庭で親が接し方を改める必要があり▽少しでも本人ができたことをほめる▽新しいチャレンジにはお駄賃をあげる-などの対応が有効と指摘した。 
治療法として、集団精神療法も取り入れている。互いの体験を語り合うことで、ネットに依存している自分の状態を把握し、孤独感が薄まることで病気に立ち向かう力になるという。
      ◇
依存症の治療で知られる国立久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の臨床心理士・三原聡子さんは「ゲームの刺激に対する脳の前頭葉などの反応は、アルコールなどさまざまな依存症と似通っている」と指摘し、進行すれば治療が必要になることを強調した。
同センターでは、認知(考え)のあり方を修正する認知行動療法、ネット以外の楽しみを見つけるためのデイケアなどのほか、必要に応じて二カ月程度の入院治療を取り入れている。
スポーツ、作業療法、グループ療法などを組み入れつつ、睡眠や栄養の状態を改善し、今後の生活設計を医師らと話し合っていく治療で、ネットを使う回数が減ったり、学校へ通えるようになるなどの成果が出るケースが多い。
二〇一四年からは、夏休みなどに治療キャンプを実施。渋々参加した子どもたちは、ボランティアの大学生と接したり、自然に触れたりする中で新しい楽しみを覚え、ネットを使う機会を減らせることが多いという。
ネット依存症を扱う医療機関は徐々に増えてきたが、治療はまだ手探りの状態。
三原さんは今後の課題として▽依存対象や治療段階に応じた効果的な認知行動療法のテキストの作成▽臨床データの蓄積▽予防教育への応用-などを挙げた。
<ネット依存症> インターネットに過度に没入し、パソコンや携帯が使用できないといらだちを感じるなどして、実社会の人間関係や心身の健康に弊害が出ているのに、依存をやめられない状態のこと。中国や韓国でも大きな社会問題になっている。
〔2017年9月19日東京新聞(編集委員・安藤明夫)〕

周辺ニュース

ページ名ネット依存症、、(不登校のニュース、健康のニュース、)
治療は「親子関係」から 不登校につながる「ネット依存症」
  シンポでネット依存症の治療について報告する三原聡子さん(左)、片上素久医師(右から2人目)ら=横浜市で
夏休み明けは、子どもたちの不登校が増える時期。
その原因の一つとして十年ほど前から注目されてきたのが、ネット依存症(インターネット使用障害)だ。
中学生から大学生までの男子に多くみられ、オンラインゲームに没頭するケースが多い。
課金制のゲームで浪費したり、親との関係がこじれて、暴力につながることも。
八日に横浜市で開かれた日本アルコール関連問題学会のシンポから、二つの医療機関の取り組みを紹介する。

「この時期の外来は、新しい予約がぎっしりです」。
大阪市立大病院精神神経科の片上素久医師が説明した。
大半はオンラインゲームに没頭して、生活が昼夜逆転し、夏休み明けから学校に通えなくなった子どもたちだ。
こうしたネット依存症が広がる原因を、片上医師は「勉強で一番になることは難しくても、ゲームでは成果が出て、友達の称賛を浴びることができる。現実の社会で成果が上がらない場合は、依存しやすくなる」と分析する。
親は治療に熱心でも、本人の治療意欲は著しく低いのが共通点だ。
その状態で無理にネットを絶たせると、ますます治療から遠ざかってしまう。
親の「過度な期待」に応えられず、自己否定感を抱いている場合が多く、家族の関係のゆがみを修正することが治療の基本だという。
片上医師は、自己肯定感を高めるためには、家庭で親が接し方を改める必要があり
▽少しでも本人ができたことをほめる▽新しいチャレンジにはお駄賃をあげる-などの対応が有効と指摘した。
治療法として、集団精神療法も取り入れている。
互いの体験を語り合うことで、ネットに依存している自分の状態を把握し、孤独感が薄まることで病気に立ち向かう力になるという。
      ◇
依存症の治療で知られる国立久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)の臨床心理士・三原聡子さんは「ゲームの刺激に対する脳の前頭葉などの反応は、アルコールなどさまざまな依存症と似通っている」と指摘し、進行すれば治療が必要になることを強調した。
同センターでは、認知(考え)のあり方を修正する認知行動療法、ネット以外の楽しみを見つけるためのデイケアなどのほか、必要に応じて二カ月程度の入院治療を取り入れている。
スポーツ、作業療法、グループ療法などを組み入れつつ、睡眠や栄養の状態を改善し、今後の生活設計を医師らと話し合っていく治療で、ネットを使う回数が減ったり、学校へ通えるようになるなどの成果が出るケースが多い。
二〇一四年からは、夏休みなどに治療キャンプを実施。
渋々参加した子どもたちは、ボランティアの大学生と接したり、自然に触れたりする中で新しい楽しみを覚え、ネットを使う機会を減らせることが多いという。
ネット依存症を扱う医療機関は徐々に増えてきたが、治療はまだ手探りの状態。
三原さんは今後の課題として▽依存対象や治療段階に応じた効果的な認知行動療法のテキストの作成▽臨床データの蓄積▽予防教育への応用-などを挙げた。
<ネット依存症>
インターネットに過度に没入し、パソコンや携帯が使用できないといらだちを感じるなどして、実社会の人間関係や心身の健康に弊害が出ているのに、依存をやめられない状態のこと。
中国や韓国でも大きな社会問題になっている。
〔2017年9月19日 東京新聞(編集委員・安藤明夫)〕

実は大人も!? ネット依存症 睡眠障害や自殺リスクに関連
近年、小学生でもスマートフォンを持っていることが珍しくなくなってきている。
スマートフォンやタブレットの普及もあり、いつでもどこでも手軽にインターネットにアクセスできる便利な世の中になった。
しかし、一方で弊害もある。「インターネット依存症(ネット依存症)」は、過度なインターネットへの依存によって、日常生活に支障を来す状態だ。
このたび、韓国の成均館大学校などの研究グループは、成人を対象にネット依存に関する調査を行い、その結果を発表した。
研究の詳細は、4月6日発行の科学誌「PLOS ONE」(2017;12:e0174619)に掲載されている。
成人の6.35%がネット依存症
ネット依存症は、子どもだけでなく、今や大人にも多いという。しかし、これまでネット依存症に関する研究は、若い人を対象としたものしか行われてこなかった。
そこで研究グループは、韓国内に住む成人を対象に、ネット依存と自殺や睡眠との関連について調査した。
今回の調査では、20項目の質問から成るインターネット依存度テスト、精神疾患を診断する世界保健機関(WHO)の複合国際診断面接(韓国版)、自殺に関するアンケートを実施。
その中から、18~64歳の男女3,212人を無作為に選び、調査対象とした。
この3,212人のうち204人(6.35%)がネット依存症と評価された。
ネット依存症の人は、そうでない人に比べて、若年、男性、未婚者、失業者である傾向が強かった。
しかし、両グループの睡眠時間に大きな差は見られなかった。
また、ネット依存症の人は、そうでない人に比べて、寝つきが悪かったり、睡眠の持続が困難になったりすることが多かった。
さらに、寝ても疲れが取れない、日中の活動に支障を来す、平日に10時間以上睡眠を取るといった傾向も見られ、睡眠の質が低下していた。
睡眠不足+ネット依存で高まる自殺リスク
続いて、研究グループは、睡眠不足の有無で分けて、ネット依存と自殺との関連について検討した。
その結果、睡眠が不足しているネット依存症の人は、睡眠不足ではあるがネット依存症ではない人に比べて、自殺を計画したり試みたりする頻度が高かった。
性別や年齢、学歴、婚姻の状況で偏りが出ないよう調整して解析したところ、睡眠不足かつネット依存症の人は、睡眠不足ではあるがネット依存症ではない人に比べて、
自殺を計画するリスクが3.83倍、生涯のうち自殺を試みるリスクが 3.34倍、それぞれ高かった。
一方、睡眠不足の無いグループにおいて、性別や年齢などを調整したところ、ネット依存症の人は、そうでない人に比べて、特別な理由なく死にたい気持ちが高まる自殺念慮のリスクが2.17倍高かった。
同様に、自殺を計画するリスクは3.33倍高かった。
さらに、ネット依存症の人は、睡眠障害が重度になるほどインターネット依存度テストのスコアが悪く、ネット依存の重症度が高まることが分かった。
こうした傾向は、過去に自殺を試みた経験のある人でより顕著だったという。
研究グループは「若者ではなく成人を対象とした研究で、睡眠障害のあるネット依存症の人は、自殺を計画したり実行に移したりするリスクが高いことが示された」と今回の結果を振り返り、
その上で「本結果はもちろん、適切な睡眠が心の健康にとっても重要であることを踏まえ、われわれ専門家は睡眠障害とネット依存が併存することを認識すべきだ」との考えを示した。
さらに、研究グループは「インターネットのコンテンツに関する情報や、どういったデバイスを使ってインターネットにアクセスしているかといったことを含めて、検討していく必要があるだろう」と今後の課題を示している。
〔あなたの健康百科編集部 2017年06月08日〕

「ネット依存」の中高生、飲酒・喫煙傾向 厚労省が分析
中高生の飲酒の日数とネット依存の関係 (表)
インターネットに夢中になり、使う時間を減らすのが難しくなる「ネット依存」が疑われる中高生は、飲酒や喫煙をよくする生徒ほど該当する割合が高いことが、全国調査をもとにした厚生労働省研究班の分析でわかった。
未成年者の飲酒・喫煙といった違法行為の依存につながる共通要因がある可能性が出てきた。
調査は2012年度、全国の中学・高校から無作為に選んだ264校に調査票を送り、生活習慣やネットの使用状況などを質問。約10万人から回答を得た。
「ネットのために人間関係などを台無しにした」「問題から逃げるためにネットを使う」といった回答をもとに、男子の6・4%、女子の9・9%が「依存の疑いが強い」と判断した。
飲酒習慣との関係を分析すると、飲まない生徒ではネット依存が疑われる割合は7・3%だったが、月に6~19日飲酒する生徒では15・6%、20日以上では25・1%と、飲酒の頻度が高いほど依存の割合も高い傾向だった。
喫煙についても、吸ったことがない生徒ではネット依存が疑われる割合は7・7%だったのに対し、「ときどき吸う」では16・9%、「習慣的に吸う」では14・9%だった。 ネット依存と飲酒や喫煙習慣がどう関わっているのか、この調査だけでははっきりしない。
分析をした大分大の井谷修准教授は「同じ要因が、別のタイプの依存症状として表れているのかもしれない。依存を幅広くとらえて、予防や治療のための対策を考えていくべきではないか」と話す。
調査では、ネット依存が疑われる生徒は全国で52万人近いと推計された。
その後も中高生らへのスマートフォンなどの普及が進み、ネット依存の生徒は現在、さらに増えているのではないかと予想されている。
〔朝日新聞デジタル(編集委員・田村建二) 2017/5/11(木)〕

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