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ヴィダ・リブレ

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和歌山県御坊市

NPO法人 ヴィダ・リブレ

だれもが住みやすい地域をめざしてVol.2「ひきこもり支援NPO法人ヴィダ・リブレ」
本市では、ひきこもり状態にある方とそのご家族を支えるため、日高圏域の町と合同でNPO法人ヴィダ・リブレにひきこもり支援サポートを委託しています。
今回は精神科医で理事長の宮西照夫氏にお話を伺いました。
◆ひきこもりの現状について教えてください
社会的ひきこもりというものは、もともと日本特有のものでした。
1980年代の過激な競争・高学歴社会が一因で社会問題となったのがその始まりです。
日本では内閣府の統計でおおよそ100万人のひきこもりの人がいるとされています。
人口から推測すると、和歌山県内でも約8,000人がいると考えられます。
私たちはこの地方で毎年20〜30人の支援をしています。
昔は若者、特に男性に多かったひきこもりですが、最近では高齢化が進むと同時に、女性にも多くなってきています。
「ひきこもり」には、うつ病や統合失調症などの病気が起因することもありますが、「社会的ひきこもり」という場合は、基本的には特定の病気でないものを指します。
しかし、近年では、軽度の発達障害によるひきこもりも増えています。
これらの、病的・非病的を合わせて、「ひきこもり」といわれてきました。
ひきこもるきっかけとなる原因は、社会にうまく適応できないということです。
「ひきこもり」の定義としては、「6か月間以上、家族を除いてほとんど他者とのかかわりがない」状態とされています。
◆家族ができることは何ですか?
「病気」ではないのですから、精神科を受診すると「病気ではない」と診断を受けます。
この診断から、「病気ではないのなら…」と長期にわたってなにも行動を起こさない人も多くいます。
しかし、そうではないのです。
適切な行動を起こせば、2〜3年で社会へ復帰できることが多いです。
逆に、病気であるのにいわゆる「ひきこもり相談」に行って適切に治療を受けられていない人もいるのが実情です。
なので、決して長期間、何も行動を起こさないで「ゆっくり時間を待つ」というわけではなく、その人に応じたサポートをしていただきたいです。
◆ヴィダ・リブレではどんな支援を行っていますか?
ご家族、特にお母さんから相談されることがほとんどなのですが、まずは医師である私が医学とひきこもりの専門家の両方の視点から、そのひきこもりの原因が「病気」であるか否かの見立てを立てます。
それが、「病気」であるなら、精神科の受診を勧めます。
本人への面会が可能であれば、来所してもらったり、訪問、時には車内で面会することもあります。
そして何より、ご家族に安心してもらうことから支援を開始します。
本人には、家以外の居場所を提供し、少しずつ家族以外の人と関わる場を設けることで、少しでも社会との関わりをもてるようサポートしています。
そして社会参加、つまり復学や進学、さらには最終的なゴールである就労に向けて、各種の関係機関と連携しサポートも行っています。
◆最後に、一言お願いします。
ヴィダ・リブレでは、地域に密着して支援を行っています。
つい、他人に知られたくない気持ちから、遠くの場所に受診・相談に行ってしまいがちですが、御坊市民の皆様ほか日高圏域の方なら無料で相談可能です。
ひきこもりは、適切な支援・サポートがあればその多くは数年で回復しますが、放っておくと長期化します。
ヴィダ・リブレは、私の実家を改装して運営していますので、堅苦しい建物ではありません。
ぜひお気軽に足を運んでください。
問合せ:NPO法人ヴィダ・リブレ
【受付時間】火〜土曜日9〜18時
【電話】080-1490-5927
〔広報ごぼう 令和3年5月号〕

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