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和歌山乳児院

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ページ名[[和歌山乳児院]]、和歌山県岩出市、(里親のニュース、子どもの虐待のニュース) <br>
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'''和歌る?紀になる!  里親に社会の支援を 虐待、貧困の子 進まぬ委託/和歌山'''<br>
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虐待や貧困のため親元で暮らせない子供たちの育ての場を「施設」から「家庭」にシフトさせようとする国の取り組みが論議を呼んでいる。<br>
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国は家庭的な養育環境が期待できる里親への委託率を昨年度末の18・3%から、未就学児で75%以上、就学児で50%以上に引き上げたい考えだが、里親の受け入れ態勢や実親の同意が壁となり、先行きは見通せていない。<br>
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現場からは社会全体での協力を求める声も上がっている。<br> 
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さまざまな理由で親と暮らせない子供を育てることは「社会的養護」と呼ばれ、乳児院・児童養護施設などで暮らす「施設養護」と、里親らが育てる「家庭養護」に大別される。県によると、社会的養護を受けている子供は414人(3月1日現在)。<br>
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このうち施設養護が339人を占め、家庭養護の75人(委託率18・1%)を大きく上回っている。<br>
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「かつては和歌山刑務所で生まれて施設に入る子が多かったが、今は虐待を理由とする子が75%を占める時代となり、翻弄(ほんろう)されている」<br>
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県内唯一の乳児院「和歌山乳児院」(岩出市)で0~4歳の27人を育てる森下宣明施設長(62)は問題を取り巻く実情を語る。<br>
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家庭養護の代表格となる里親制度では、県などが児童福祉法に基づき親元で暮らせない子供の養育を里親に委託する。<br>
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原則、実親の同意が条件となるが、県や国などによると、虐待を加えた親は承諾しないケースが多いという。<br>
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また、県内で里親として登録している家庭は3月現在、123世帯あるが、実際に里子を受け入れているのは39世帯にとどまる。<br>
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県子ども未来課の担当者は「心身の障害や虐待による心の傷を抱えた子もおり、必ずしもスムーズに里親委託が進むとは限らない」と話す。<br>
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不安から問題行動を示す子も多く、里子の年齢や実子との関係なども受け入れには大きな課題となる。 <br>
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森下さんは里親として自宅で小学生女児(10)と暮らしている。<br>
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女児は先天的な障害があり、生後すぐに手術を受け、障害児施設を経て1歳半の時から森下さんの養育を受けている。<br>
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日常的な介助が欠かせず、森下さんは自宅を改築した。 <br>
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女児は2年前に「本当の両親に会いたい」と願い出たが両親から拒否された。<br>
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森下さんは「幸い同居する実子が支えていくと言ってくれているが、そういうケースばかりではない。家庭で育つのが一番良いが、現状では受け皿が足らない。地域や社会のサポートなしでは里親が孤立してしまう」と訴える。<br>
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厚生労働省は近く、こうした数値目標を都道府県の計画にも盛り込むよう見直しを求める要領を策定する。<br>
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県の担当者は「国の目標は現状の里親委託率との差が大きく、無理に委託を増やせば子供も里親も傷付く。実情に沿った独自の目標値を考えるなどしていきたい」と話している。<br>
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〔◆平成30(2018)年3月25日 毎日新聞 地方版【稲生陽】〕 <br>
  
 
'''養育里親'''<br>  
 
'''養育里親'''<br>  

2018年4月6日 (金) 13:10時点における版

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和歌山乳児院

所在地 和歌山県岩出市中迫667-1
TEL 0736-69-1001
FAX 0736-69-1002

周辺ニュース

ページ名和歌山乳児院、和歌山県岩出市、(里親のニュース、子どもの虐待のニュース)
和歌る?紀になる! 里親に社会の支援を 虐待、貧困の子 進まぬ委託/和歌山
虐待や貧困のため親元で暮らせない子供たちの育ての場を「施設」から「家庭」にシフトさせようとする国の取り組みが論議を呼んでいる。
国は家庭的な養育環境が期待できる里親への委託率を昨年度末の18・3%から、未就学児で75%以上、就学児で50%以上に引き上げたい考えだが、里親の受け入れ態勢や実親の同意が壁となり、先行きは見通せていない。
現場からは社会全体での協力を求める声も上がっている。
  さまざまな理由で親と暮らせない子供を育てることは「社会的養護」と呼ばれ、乳児院・児童養護施設などで暮らす「施設養護」と、里親らが育てる「家庭養護」に大別される。県によると、社会的養護を受けている子供は414人(3月1日現在)。
このうち施設養護が339人を占め、家庭養護の75人(委託率18・1%)を大きく上回っている。
「かつては和歌山刑務所で生まれて施設に入る子が多かったが、今は虐待を理由とする子が75%を占める時代となり、翻弄(ほんろう)されている」
県内唯一の乳児院「和歌山乳児院」(岩出市)で0~4歳の27人を育てる森下宣明施設長(62)は問題を取り巻く実情を語る。
家庭養護の代表格となる里親制度では、県などが児童福祉法に基づき親元で暮らせない子供の養育を里親に委託する。
原則、実親の同意が条件となるが、県や国などによると、虐待を加えた親は承諾しないケースが多いという。
また、県内で里親として登録している家庭は3月現在、123世帯あるが、実際に里子を受け入れているのは39世帯にとどまる。
県子ども未来課の担当者は「心身の障害や虐待による心の傷を抱えた子もおり、必ずしもスムーズに里親委託が進むとは限らない」と話す。
不安から問題行動を示す子も多く、里子の年齢や実子との関係なども受け入れには大きな課題となる。
森下さんは里親として自宅で小学生女児(10)と暮らしている。
女児は先天的な障害があり、生後すぐに手術を受け、障害児施設を経て1歳半の時から森下さんの養育を受けている。
日常的な介助が欠かせず、森下さんは自宅を改築した。
女児は2年前に「本当の両親に会いたい」と願い出たが両親から拒否された。
森下さんは「幸い同居する実子が支えていくと言ってくれているが、そういうケースばかりではない。家庭で育つのが一番良いが、現状では受け皿が足らない。地域や社会のサポートなしでは里親が孤立してしまう」と訴える。
厚生労働省は近く、こうした数値目標を都道府県の計画にも盛り込むよう見直しを求める要領を策定する。
県の担当者は「国の目標は現状の里親委託率との差が大きく、無理に委託を増やせば子供も里親も傷付く。実情に沿った独自の目標値を考えるなどしていきたい」と話している。
〔◆平成30(2018)年3月25日 毎日新聞 地方版【稲生陽】〕

養育里親
大阪府や川崎市などで、行政委託を受けて養育里親のリクルート事業をしているNPO法人キーアセット(大阪府東大阪市)の渡邊守代表は
「里親制度のPRに終始する自治体が多く、里親登録数が増えなければ今困っている子どもが救われない」として、新規開拓を急ぐべきだと主張。
和歌山県で里親支援をしている和歌山乳児院の森下宣明院長は、施設の子どもたちが週末に協力家庭で過ごす県の独自事業に着目し
「『まず週末里親から始めませんか』と敷居を低くして呼び掛けている」と話した。
〔◆平成28(2016)年10月18日 西日本新聞 朝刊〕 

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