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練馬区家庭内暴力の息子刺殺事件

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2020年1月8日 (水) 12:51時点におけるMatsu4585 (トーク | 投稿記録)による版
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練馬区家庭内暴力の息子刺殺事件

所在地 東京都練馬区

元農林水産事務次官息子刺殺事件の裁判員裁判の初公判
妻涙声で「刑を軽くしてください」元次官息子刺殺
東京都練馬区の自宅で長男熊沢英一郎さん(当時44)を刺殺したとして、
殺人罪に問われた元農林水産事務次官熊沢英昭被告(76)の裁判員裁判の初公判が11日、東京地裁(中山大行裁判長)で開かれた。
被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は長男の家庭内暴力から殺害に至ったと指摘。
妻宛てに書いた「これしか他に方法はないと思います」と長男殺害をほのめかしていた手紙も読み上げられた。
◇    ◇  ◇  ◇
熊沢被告は黒いスーツに青色のネクタイ姿で出廷。罪状認否ははっきり応じたが、やつれた様子だった。
冒頭陳述によると、長男は中学時代にいじめを受け、母親に家庭内暴力を振るった。
大学進学後は1人暮らしを始めたが、事件1週間前に実家に戻った。
1人暮らししていた家のゴミをめぐり立腹し、被告に暴力を振るった。
被告は長男を恐れ、妻と2階の寝室にこもった。
検察側は事件直前、被告がインターネットで「殺人罪」や「量刑」を何度も検索した履歴があったとし、計画性を主張した。
凶器の包丁は農水省の治水事業の記念品だった。
弁護側は長男が統合失調症やアスペルガー症候群と診断されていたと明かし「長年、必死で長男を支えていたが、
暴行を受けて殺されると思い、とっさにやむを得ず刺してしまった」と主張した。
検察側は被告が事件前、原稿用紙に書いた妻宛ての手紙を読み上げた。
「これしか他に方法はないと思います。死に場所を探します。見つかったら散骨してください。英一郎も散骨してください」。
証人尋問では弁護側証人として被告の妻が長男が中学2年~大学時代の7年間にわたり家庭内暴力を受けたと証言。
被告が長男が住む家のゴミ出しをしたり、持病の薬を届けていたが、事件1週間前、被告が長男から激しい暴行を受けた。
「(息子は)『殺すぞ』以外は言葉を発しなかった。本当に殺されると思いました」。
妻は、長男の妹は兄が原因で縁談が破談となり、数年前に自殺したと証言。
妻も昨年12月に自殺を試みたが未遂だった。
事件前に自殺未遂について被告に伝えると、原稿用紙の手紙を渡された。
「長男のことを本当に一生懸命やってくれた。刑を軽くしてください。お願いします」。
被告はギュッと目をつぶっていたが、妻が涙声で減刑を訴えると、思わず顔を伏せた。
事件後、被告が川崎市の私立カリタス小の児童ら20人殺傷事件に触れ
「事件を知り、長男が人に危害を加えるかもしれないと思った」と供述したと報じられたが、公判では言及はなかった。【近藤由美子】
◆元農水次官息子刺殺事件 6月1日午後3時15分ごろ、熊沢被告は自宅で英一郎さんの首などを包丁で多数回突き刺し、失血死させた。
英一郎さんは、いじめをきっかけに中学2年から不登校となり、家庭内暴力を始めた。
10年以上前に実家を出たが、5月下旬から再び同居すると暴力が再開。
熊沢被告は5月26日ごろ、妻に英一郎さんへの殺意を打ち明けていた。
◆8050問題 高齢の親が無収入の引きこもり中高年の面倒を見続ける中、親が要介護者となったり、経済的に苦しくなるなどの社会的問題。
「8050」は双方の年代を意味し、大阪府豊中市社会福祉協議会福祉推進室長の勝部麗子氏が名付けた。
〔2019年12/13(金) 日刊スポーツ〕

「”お金があるから引きこもろう”と思う人はまずいない」元農水次官による長男殺害事件、元当事者の見方は
「身の危険を感じ、周囲に迷惑がかかると思い殺した」。農林水産省の元事務次官・熊沢英昭容疑者が44歳の長男・英一郎さんを殺害した事件。自宅からは“長男を殺す“などと記された書き置きが見つかっているという。
警察の調べに対し熊沢容疑者は、英一郎さんが家庭内で暴力を振るっていたと供述、さらに「川崎市登戸の事件が頭に浮かび、同じようにならないように考えた」という趣旨の供述もしているという。犯行当日、近くの小学校では運動会が行われており、“音がうるさい“と長男と口論になっていたとみられている。
ひきこもりがちだったという英一郎さんは、オンラインゲーム上では多くの人に認知される存在で、本人のものとみられるTwitterには「2ちゃんのニートちゃん達へ 2018年5月の支払い予定分のご利用明細合計323,729円 これが今月の私のクレカの支払額だ 君達の両親が必死で働いて稼ぐ給料より多いんだよ(去年6月)」と投稿。
また、父親である熊沢容疑者を自慢するような「立場を弁えなさい!!!庶民が私の父親と会話なんか出来る訳無いでしょうが!!!」「私は、お前ら庶民とは、生まれた時から人生が違うのさw」となどと投稿。その一方、母親に関しては「だから中2の時、初めて愚母を殴り倒した時の快感は今でも覚えている」「もし殺人許可書とかもらったら真っ先に愚母を殺すな(2014年10月)」と投稿していた。
30年以上から“ひきこもり“という言葉を提唱、不登校問題などに取り組んできた精神科医の斎藤環氏は「ネットが普及して以降、ひきこもりの人のライフスタイルが変わったということはそれほどないと思う。そもそも、あまり人とつながろうとしている人が少ないので、私が見ている中ではゲームか動画か掲示板という感じだ。ゲームのヘビーユーザーもそんなにいないという印象を持っていて、そこそこ使っている人で5割~6割ぐらい。残りの人は何をしているかというと、部屋でぼーっとしていたり、横になったりとという人が多い。そんな中、今回は例外的なヘビーユーザーだという印象がある。ゲームに月32万円も課金していたということだが、私の経験では珍しい」と話す。
さらに「Tweetの内容について、すごく自己中心的で傲慢な印象を受けるかもしれないが、そもそもSNS上はマウンティング合戦をするところなので、これは基本的な、デフォルトの書き方。本人がこの通りに考えていた可能性は低いと考えられるし、むしろ自虐というか、“親の金をこんなに使って暮らしている情けない状態だ“という自暴自棄な印象がある。もう一つ、長く引きこもっている方の何割かにみられる考えだが、彼も間違いなく自分の状況について不本意だと感じていたと思うが、その原因は親のせいだという考え方をしていた可能性も感じられる。官僚のお父さんとは接点が少なかったと思うし、“立派な父親にとても及ばない自分“というような、ある意味で抑圧をすごく感じていたのではないか。そんな劣等感を感じつつも、人には半ばギャグとして“庶民ども“みたいな感じで父親を崇めたり、自慢したいといった屈折した意識を感じるところがある。一方、お母さんとは接点が多い分だけ恨まれやすいポジションにあったと思う。現状から遡って恨みを買うことはよくあるので、そういう可能性はあったと思う」と分析した。
また、今回の事件は、離れて暮らしていた英一郎さんが戻ってきてから1か月という短期間に起きている。
自身も24歳から約2年半のひきこもりを経験、現在は当事者たちの声を発信するメディア『ひきポス』編集長を務める石崎森人氏は、「“親にお金があるから引きこもったのでは“、という意見もあるかもしれないが、私の知る限り、人生がうまくいかなくなって、気づいたらひきこもり、抜け出せなくなっていた、というケースがほとんど。“うちにはお金があるから引きこもろう“と思うような人はまずいない。そのことをまず皆さんに知って欲しいなと思う」と指摘。「別々に暮らすことで親と一緒に暮らしていることのストレスから解放されていたはずなので、わざわざ実家に殴りに帰るようなことはなかったはずで、家庭内暴力は起きていなかったはず。その意味では別々に暮らしていたのは良かったことだったのではないか」と推測した。
斎藤氏も「単身生活中は暴力のない、平和な状態が続いていたと思う。しかし帰って来るなり暴力が始まったと考えるならば、1か月は相当長い期間だと思う。というのも、慢性的に暴力を振るう人の場合、“ご飯がまずい““石けん替えていない“とか、“タオルが濡れている“とか、そういう半ば言いがかりみたいな理由で毎日暴れるので、どんどんピリピリした感じになっていく。そこに川崎の事件が起こったので、“そのうち外で何かやらかすのではないか“と思い込むのも流れとしては分かる」と話した。
「”お金があるから引きこもろう”と思う人はまずいない」元農水次官による長男殺害事件、元当事者の見方は 長男のものとみられる投稿
この「川崎の事件と同じならないようにと思った」という趣旨の供述に対しては、「将来的な犠牲者が出る前に、親が責任を持ってけりをつけたのか」「ある意味、立派なお父さんだ。情状酌量を」「殺人は悪。しかし加害者の気持ちも分かる」など、熊沢容疑者の心情を慮る声もある。
斎藤氏は「私は同情的ではないところもある。なぜかと言いえば、お父さんが外に助けを求めた形跡がないからだ。保健所やカウンセラーもあるし、暴力なら警察、さらに警察経由で病院というルートもある。恥の意識やエリート意識があったのかもしれないが、自分で抱え込んで何とかしようという決意をされていたのではと思う。ただ、それにはどうしても限界があるし、暴力を振るわれ続けると、ある種の洗脳状態になり“殺す以外に手段がない“と思い込んでしまう。そうなると“助けを求める“という発想も出てきにくい。だから、あたかも殺すしかなかったというような世論には、ちょっと私は同調できない」との考えを示した。
その一方、「外に出そうとすると反作用が起こるということはよくあること。どれだけ本人のことを思ってのアドバイスであったとしても、“社会に出るべきだ“という前提で関わること自体、非常に煩わしいと感じてしまう。私が知っている人の経験談で印象的だったのは、親から毎日“働け“とか“出ろ“と責められて苦しんでいたが、たまたま幼馴染が毎日散歩に付き合ってくれて、接し方としても、“たまたま色々難しい状況にあるだけで、とにかくまともな人間だ“という前提で付き合ってくれたので、結果的に抜け出すことができた、というものだ。やはり普通に接してくれる人の方が非常にありがたいのではないかと思う」と話した。
議論を受け、カンニング竹山は「この1週間、自分なりに色々考えた結果、少し変わってきた。まだまだ勉強しないといけないし、暴論かもしれないけれど、“引きこもって何が悪い、別にいいじゃないか“って、そう思うようになった」と話していた。
〔2019年6/4(火) AbemaTIMES AbemaTV/『AbemaPrime』〕

周辺ニュース

ページ名元農水次官による長男殺害事件、東京都練馬区 (8050
長男の傷は数十か所…「身の危険感じた」元次官アザ複数
送検される元農林水産省事務次官の熊沢英昭容疑者(3日午前、東京・練馬警察署で) 
無職の長男(44)を刺したとして、東京都練馬区の元農林水産省事務次官、熊沢英昭容疑者(76)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、司法解剖の結果、死亡した長男は首や胸など数十か所に刺し傷や切り傷があったことが警視庁幹部への取材でわかった。
警視庁練馬署は、長男から家庭内暴力を受けていた熊沢容疑者が、川崎市で児童ら20人が殺傷された事件を見て不安になり、長男を殺そうとしたとみている。
発表によると、熊沢容疑者は1日午後、自宅にあった包丁で長男を刺した疑い。
自ら「息子を刺した」と110番したが、長男は搬送先の病院で死亡した。
司法解剖の結果、死因は右首を深く切られたことによる失血死と判明。
傷の多さから、長男が倒れた後も刺し続けたとみられる。
練馬署は、熊沢容疑者が強い殺意を持ち、執拗(しつよう)に刺したとみて容疑を殺人に切り替えて東京地検に送検した。
捜査関係者によると、長男は中学2年の時から不登校になり、家庭内で両親に暴力をふるうようになった。
当時、熊沢容疑者は現役の官僚だった。
長男は大人になってから仕事をして実家を離れた時期もあったが、今年5月下旬に実家に戻った。
仕事に就かず、実家にひきこもってオンラインゲームにふけり、両親に暴力を繰り返したという。
長男とみられるツイッターのアカウントには、ゲームのことのほか、父親が元次官であることなどが投稿されていた。
熊沢容疑者の体には逮捕時、長男からの暴力でできたとみられる複数のアザが残っており、毎日のように暴行を受けていた可能性が高いという。
熊沢容疑者は長男の暴力について「身の危険を感じた」と供述している。
事件当日は、自宅に隣接する区立小学校で朝から運動会が開かれていた。
長男が運動会の音に「うるせえな、ぶっ殺すぞ」などと騒ぎ出したため、熊沢容疑者が注意すると、暴行を受けたという。
熊沢容疑者は調べに対し、5月28日に川崎市で私立カリタス小学校の児童ら20人が殺傷された事件を挙げ、「長男も小学生に危害を加えるのではないかと不安になった」という趣旨の供述をしている。
練馬署は、長男が近所の運動会に腹を立てたことで、暴力が家庭の外に向かうことを恐れ、長男を刺したとみている。
〔2019年6/4(火) 読売新聞オンライン〕

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