識字率が高いこと
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2021年11月23日 (火) 23:02時点における版
識字率が高いこと
◎享保7年、室鳩巣の書簡によると、江戸には手習い師匠が840人いた。(131p)。 宝暦のころ(18世紀中ごろ)、寺門静軒(1796-1868)『江戸繁昌記』には貸本戸800、書店の老舗50,画草紙店50と記している。(137p)。 広庭基介は文化5年、江戸には貸本屋656軒、大坂約300軒、名古屋には貞享年間(1684-87)から明治に至る200年に確実に62件の貸本屋が一定期間営業していた(137)。 貸本屋は庶民にとって図書館の役割を果たしていた。 辻達也『江戸時代を考える』(中公新書、1988)