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起立性調節障害

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==起立性調節障害==
 
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ページ名[[起立性調節障害]]、、() <br>
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'''朝起きられない、頭痛や倦怠感…サボりと誤解されがちな思春期の「起立性調節障害」 尾木ママは学校の対応に怒り'''<br>
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教育現場でも家庭でも、理解が進んでいません。<br>
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「朝、起きられない」「頭痛や吐き気、倦怠感で学校に行けない」―子どもがそんな不調を訴えたときは、「起立性調節障害」かもしれません。<br>
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11月3日放送の「ウワサの保護者会」(NHK Eテレ)では、子どもの心身の不調について取り上げ、この「起立性調節障害」も紹介していました。<br>
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筆者の中学生の子どもの友人にも、そうした症状で不登校になっている子が2人、友人知人でも何人か聞くので、とても他人事とは思えませんでした。<br>
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(文:篠原みつき)
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'''苦しむ娘に「根性で起きなさい」と責めてしまう母親'''<br>
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番組では、中3から発症した女の子が経験を語りました。<br>
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朝起きると吐き気や頭痛がするため、小児科を受診しましたがよくなりません。<br>
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やがて、朝起きると強いめまいを感じるようになっため、耳鼻科で検査を受けると「起立性調節障害」と診断されました。<br>
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彼女は、苦しみをこう語ります。<br>
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「普通に高校に行って勉強して帰るという生活を送りたいのに、家でダラダラしているみたいで置いていかれるような気持ちになっちゃうことが多いです」<br>
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お母さんは、家族の中でも病気知らずの娘がと信じられない様子でした。<br>
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表に見えないため、「根性で起きなさい」と責めてしまうことも、いまだにあるそうです。<br>
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起立性調節障害は思春期の子どもに多く、「朝起きられない、夜寝られない、倦怠感、イライラ、頭痛、めまい、立ち眩み」などの症状が特徴です。<br>
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中学生のおよそ1割がこの病気で苦しんでいるといいます。<br>
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大阪医科大学・小児科医師の吉田誠司さんによると、「一般にあまり認知されておらず、医師の間でも知れわたっていると言い切れない」そうです。<br>
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原因は、自律神経がうまく機能せず、起立時に血圧低下や脳血流の不足が起こること。<br>
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思春期は自律神経のバランスが崩れやすいため、症状が出やすいといいます。<br>
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吉田医師は、「不登校になっている子の3~4割はこの病気だと言われていますね」と話します。<br>
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教師も無理解「がんばればできるんじゃない?」 不登校に繋がるケースも<br>
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治療法は、病気を理解し生活習慣を改善する、心理的ストレスを減らすなどがあり、焦りは禁物のようです。<br>
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しかし子どもにとってつらいのが、学校に行きたいのに行けないという状態です。<br>
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先生によって理解や対応が違うことが、問題を深刻にすることもあります。<br>
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体育はできないと言っているのに「がんばればできるんじゃない?」と言われたり、同級生にサボリだと思われたり。<br>
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こうした状況が重なると、症状が落ち着いてきても不登校のままというケースも出てきます。<br>
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ある保護者は、「1年目は理解してくれる先生だったが、担任が変わると『病気が治って良くなったら来てください』とか、なぜか『病気の説明は個人情報だから(生徒たちに)説明しません』と言われてしまった」と肩を落とします。<br>
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サボリではないと友達に理解してもらうためには、先生の説明がなくてはならないはずで、残念な対応です。<br>
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教育評論家の尾木直樹さんは、「先生によって対応が違うって、僕からすると何やってんのか」と憤ります。<br>
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「同じ情報を共有して、その子たちのケアに当たるってことが、学校の本来の姿なんですよね。なにしてるんですかね」<br>
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吉田医師は、「身体を動かさないと身体機能が上がっていかないので、少しでも登校できるようにしたほうがいい」とのこと。<br>
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「治ってから来い」はお門違いの言葉なのです。<br>
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一方で、学校に診断書を出すことで理解が得られたという保護者もいました。<br>
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この病気は、高校のうちに自然と治ることが多いとのことでしたが、親としては進路に関わる大事な時期で、焦りが募ってしまいます。<br>
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それでも、子どもはただでさえ学校に居場所を作れず悩んでいるのに、家でも追い込んでしまえば問題はもっと深刻化してしまうでしょう。<br>
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最後に尾木さんは、全国に起立性調節障害の「親の会」もあるので、親も孤立しないよう「繋がってくださいね」と呼び掛けていました。<br>
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〔2018/11/10 10:00 キャリコネニュース〕 <br>
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===[[:Category:周辺ニュース|周辺ニュース]]===
 
'''<起立性調節障害>「怠け」でなく身体疾患 いじめ背景にも'''<br>
 
'''<起立性調節障害>「怠け」でなく身体疾患 いじめ背景にも'''<br>
 
河内暁一医師=青森県弘前市内で <br>
 
河内暁一医師=青森県弘前市内で <br>

2018年12月5日 (水) 13:44時点における版



起立性調節障害

周辺ニュース

ページ名起立性調節障害、、()
朝起きられない、頭痛や倦怠感…サボりと誤解されがちな思春期の「起立性調節障害」 尾木ママは学校の対応に怒り
教育現場でも家庭でも、理解が進んでいません。
「朝、起きられない」「頭痛や吐き気、倦怠感で学校に行けない」―子どもがそんな不調を訴えたときは、「起立性調節障害」かもしれません。
11月3日放送の「ウワサの保護者会」(NHK Eテレ)では、子どもの心身の不調について取り上げ、この「起立性調節障害」も紹介していました。
筆者の中学生の子どもの友人にも、そうした症状で不登校になっている子が2人、友人知人でも何人か聞くので、とても他人事とは思えませんでした。
(文:篠原みつき) 苦しむ娘に「根性で起きなさい」と責めてしまう母親
番組では、中3から発症した女の子が経験を語りました。
朝起きると吐き気や頭痛がするため、小児科を受診しましたがよくなりません。
やがて、朝起きると強いめまいを感じるようになっため、耳鼻科で検査を受けると「起立性調節障害」と診断されました。
彼女は、苦しみをこう語ります。
「普通に高校に行って勉強して帰るという生活を送りたいのに、家でダラダラしているみたいで置いていかれるような気持ちになっちゃうことが多いです」
お母さんは、家族の中でも病気知らずの娘がと信じられない様子でした。
表に見えないため、「根性で起きなさい」と責めてしまうことも、いまだにあるそうです。
起立性調節障害は思春期の子どもに多く、「朝起きられない、夜寝られない、倦怠感、イライラ、頭痛、めまい、立ち眩み」などの症状が特徴です。
中学生のおよそ1割がこの病気で苦しんでいるといいます。
大阪医科大学・小児科医師の吉田誠司さんによると、「一般にあまり認知されておらず、医師の間でも知れわたっていると言い切れない」そうです。
原因は、自律神経がうまく機能せず、起立時に血圧低下や脳血流の不足が起こること。
思春期は自律神経のバランスが崩れやすいため、症状が出やすいといいます。
吉田医師は、「不登校になっている子の3~4割はこの病気だと言われていますね」と話します。
教師も無理解「がんばればできるんじゃない?」 不登校に繋がるケースも
治療法は、病気を理解し生活習慣を改善する、心理的ストレスを減らすなどがあり、焦りは禁物のようです。
しかし子どもにとってつらいのが、学校に行きたいのに行けないという状態です。
先生によって理解や対応が違うことが、問題を深刻にすることもあります。
体育はできないと言っているのに「がんばればできるんじゃない?」と言われたり、同級生にサボリだと思われたり。
こうした状況が重なると、症状が落ち着いてきても不登校のままというケースも出てきます。
ある保護者は、「1年目は理解してくれる先生だったが、担任が変わると『病気が治って良くなったら来てください』とか、なぜか『病気の説明は個人情報だから(生徒たちに)説明しません』と言われてしまった」と肩を落とします。
サボリではないと友達に理解してもらうためには、先生の説明がなくてはならないはずで、残念な対応です。
教育評論家の尾木直樹さんは、「先生によって対応が違うって、僕からすると何やってんのか」と憤ります。
「同じ情報を共有して、その子たちのケアに当たるってことが、学校の本来の姿なんですよね。なにしてるんですかね」
吉田医師は、「身体を動かさないと身体機能が上がっていかないので、少しでも登校できるようにしたほうがいい」とのこと。
「治ってから来い」はお門違いの言葉なのです。
一方で、学校に診断書を出すことで理解が得られたという保護者もいました。
この病気は、高校のうちに自然と治ることが多いとのことでしたが、親としては進路に関わる大事な時期で、焦りが募ってしまいます。
それでも、子どもはただでさえ学校に居場所を作れず悩んでいるのに、家でも追い込んでしまえば問題はもっと深刻化してしまうでしょう。
最後に尾木さんは、全国に起立性調節障害の「親の会」もあるので、親も孤立しないよう「繋がってくださいね」と呼び掛けていました。
〔2018/11/10 10:00 キャリコネニュース〕

周辺ニュース

<起立性調節障害>「怠け」でなく身体疾患 いじめ背景にも
河内暁一医師=青森県弘前市内で
青森市立中2年の葛西りまさん(当時13歳)がいじめ被害を訴えて自殺した問題で、市いじめ防止対策審議会は8月、学校側が組織的に対応できていなかったと報告書で指摘した。
りまさんがかかっていた「起立性調節障害(OD)」への対応もその一つ。
10代前半に多い病気だが、「怠けている」と誤解されやすく、りまさんがいじめを受ける背景にもなった。
小児科医にODの特徴を聞いた。
  審議会の報告書や遺族によると、りまさんは2015年6月ごろから頭痛や体のだるさを訴え始め、病院で風邪と診断された。
しかし、風邪薬を服用しても改善しなかったため別の病院を受診。
15年9月18日に、数カ所目に訪れたクリニックで初めてODと診断された。
青森県弘前市の「河内小児科・内科クリニック」院長の河内暁一(きょういち)医師(70)によると、ODは自律神経がうまく働かなくなることで起こるという。
朝起きづらい▽体がだるい▽頭痛や腹痛が時々ある--などの症状があり、「体格が急に成長する思春期の子供に多く、中学校ではクラスに1~2人はいるのではないか」と説明する。
午前中は体調が悪くても、午後から夜にかけて元気になる子もいる。
このため、周囲から「怠けている」などと誤解されたり、不登校につながったりするケースもある。
思春期の子供にとって珍しくない病気だが、河内医師は「学校の先生でしっかりと理解している人はまだ少ない」と話す。
りまさんの場合も、いじめの背景にODへの理解不足があった。
審議会の報告書によると、学校側はりまさんがODと診断されたことを把握していたが、正確な知識が足りず、同級生らに病気への理解を浸透させられていなかった。
このため、りまさんがずる休みをしているとの印象を周囲に持たれ、それを口実にしたいじめを止めることができなかった。
報告書は「本人と保護者や教員に、『ODは身体疾患であり、根性や気持ちの持ちようだけでは治らない』と理解を促すことが重要」とした上で、「保護者、教員がODを十分に理解し、全体で子供を見守る体制を整えて、子供の心理的ストレスを軽減することが最も重要」とまとめている。
◇起立性調節障害
薬による治療が有効で、水分や塩分をしっかり取ったり、規則的な生活を送ったりすることで症状が軽くなる場合もある。
うつ病や貧血などと間違われることがあり、河内医師によると、ODが疑われる場合でも他の病気ではないことを確認しなければならない。
症状に個人差があるため、発症に気づかないまま自然に回復する子供もいる。
〔2018年10/17(水) 毎日新聞【一宮俊介】〕

不登校の克服、医学が後押し 岐阜大教授が漫画出版
「不登校の原因となる起立性調節障害について知ってほしい」と話す加藤善一郎教授=岐阜市大学西、岐阜薬科大
不登校の原因となる起立性調節障害(OD)への理解を-。岐阜大病院小児科の加藤善一郎教授(53)が、不登校の原因や対策をまとめた「マンガ 脱・『不登校』」を7日に出版する。
不登校の克服法を教育関係者らが指南する書籍は数多くあるが、小児科医が医学的見地から説明する漫画は珍しい。
加藤教授は「ODへの理解が進むことで、不登校に悩む子どもや家族の助けになるとともに、予防にもつなげたい」と話している。
加藤教授によると、ODは血圧が安定せず、脳への血流がうまく維持できなくなる自律神経障害で、医師でも正確な診断が難しい。
倦怠(けんたい)感が抜けないため朝に起きられず、夜になると元気になったり、立ちくらみや頭痛を伴ったりする特徴がある。
成長期に発症しやすく、周囲からは「怠けている」と誤解されやすいという。
発症した子どもの多くは睡眠が不規則となり、不登校になりやすい。
加藤教授は約15年にわたって不登校に悩む子どもたちを診てきたが、「ODと診断される割合は9割を超えている」と指摘する。
投薬や生活習慣の見直しなどで快気する場合が多いことへの理解も進んでいないという。
漫画では、中学校に入学したばかりの主人公が不登校となり、ODやADHD(注意欠陥多動性障害)を克服して通信制高校に進学する。
「体が重い」と訴える主人公を多くの病院が「異常なし」と診断したり、母親が「自分の子育て方法が間違っていたのか」と悩んだりする描写は、いずれも加藤教授の診察経験に基づくという。
漫画では、子どもが自己肯定感を持って生活できるよう、保護者や学校が環境を整える大切さも説いた。
加藤教授は、子どもが抱く自己肯定感を独自に「だいじょうぶ感」と呼んでおり、「ODを理解し『だいじょうぶ感』を醸成するためにも、当事者だけでなく学校の教職員や医療関係者にも読んでもらいたい」と願っている。
出版社は「学びリンク」(東京都)で、作画は漫画家河西哲郎さんが担当。
A5判144ページで、税別1200円。 〔2018年11/6(火) 岐阜新聞Web〕

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