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Center:2003年12月ー長いあいだ人と関わっていない

提供: 不登校ウィキ・WikiFutoko | 不登校情報センター
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私は今年高校を卒業して美容専門学校に入学したのですが、精神的に大きなダメージを受けて学校を辞めざるを得なくなり、6月に退学してしましました。<br>  
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私は今年高校を卒業して美容専門学校に入学したのですが、精神的に大きなダメージを受けて学校を辞めざるを得なくなり、6月に退学してしまいました。<br>  
 
入学する前から薄々と気付いていたのですが、どうやら私は人と長時間一緒に居る事が出来ないんです。<br>
 
入学する前から薄々と気付いていたのですが、どうやら私は人と長時間一緒に居る事が出来ないんです。<br>
 
在学中は、どうしてそのようになってしまったのか 自分でも良く分からなかったのですが、学校を辞めてからじっくりと考えてみると、高校1年の時、同じクラスで一緒に行動していた友達の事が関係しているんじゃないか、と思うんです。<br>  
 
在学中は、どうしてそのようになってしまったのか 自分でも良く分からなかったのですが、学校を辞めてからじっくりと考えてみると、高校1年の時、同じクラスで一緒に行動していた友達の事が関係しているんじゃないか、と思うんです。<br>  
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[[Category:不登校情報センター・五十田猛・論文とエッセイ|2003年12月]]
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2019年1月3日 (木) 19:39時点における最新版

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長いあいだ人と関わっていない(回答)

〔2003年12月5日〕
相談者・本人。年齢・学年=18歳、女、家族構成=父、母、本人。

突然すみません。
私は今年高校を卒業して美容専門学校に入学したのですが、精神的に大きなダメージを受けて学校を辞めざるを得なくなり、6月に退学してしまいました。
入学する前から薄々と気付いていたのですが、どうやら私は人と長時間一緒に居る事が出来ないんです。
在学中は、どうしてそのようになってしまったのか 自分でも良く分からなかったのですが、学校を辞めてからじっくりと考えてみると、高校1年の時、同じクラスで一緒に行動していた友達の事が関係しているんじゃないか、と思うんです。
その子とは初めは仲良くやっていたのですが、日が経つにつれてお互いの意見が合わないことに気付きました。
私は、意見が合わない子が居たっておかしくないと思い、自分の心の中では反対のことを思っていても、「そうだねー」と言って相手に意見をあわせていました。
ところが相手は容赦なく私の意見を全否定して返して来るので、自分の感情を素直に出せないことにも我慢の限界が来て、気付かないうちにため息を頻繁に相手の前でつくようになってしまいました。
相手も私のため息に不快感を感じ、「距離をおきたい」と言われ、私はどこの他のグループにも入れないまま、クラスで独りになってしまい、そのストレ スが原因で髪の毛が抜けてしまいました。

結局その子とは後に仲直り出来たのですが、その頃から沈黙や独りになることを強烈に恐れ、休み時間でも頭の中でネタを常に考えてから友達の所へ行っていました。
高校では授業と休み時間の区別がきっちりと分かれていたし、席も個人個人だったので何とか大丈夫だったのですが、美容学校は3人1組で同じ席にほぼ 1日中着く形態になっていて、私は変に周りを気にしてしまい沈黙をうめるために「何かしゃべらなければ・・・」と自分をおい込み、その場に居ることがだんだんと辛く感じられる様になっていきました。
退学してからは夢を失い自分の居場所が見つけられず、人と長時間一緒に居られないので高校時代の友達に会うことも出来なかったので、孤独と寂しいという思いからだんだんと気持ちが死に向かいました。

ガスをすったりベルトで首をつったり、ハサミで傷を付けたり・・・とあらゆることをしましたが、なかなか死ぬことは出来ませんでした。
しかし、このままでは駄目だと思い、車の免許を取りに行ったりバイトをしたりしましたが、バイトに行っていた所の奥さんがとても気性が激しい人でした。
自分は何も悪いことをしていないのに常に叱られているように感じてしまうようになったり、ちょっとした失敗で「アンタうちの店つぶす気か」とひどく怒られました。
その時の奥さんににらまれた顔が忘れられなくなり、人間不信におちいってしまいバイトを辞めました。
しかし、そこの大将は私にすごく良くして下さっていたのですが、やはり二人きりの時間が出来るとまた居辛くなりその場から逃げたい衝動にかられ、いつかバイトを辞めなければならない日が来ることは自分でも十分よく分かっていました。
唯一私が長時間一緒に居ても気を使わずにいられるのは母しかいないので、最近母に「一緒に買い物に行ったり映画見たりしたい」と訴えかけたのですが、いつも「行ったらいいやん。一人で行ってきい。」と言われ、私の望みは何一つとしてかなえてもらえませんでした。
そもそも母と私は前々から一緒にどこかへ出かけるということはめったにありませんでした。
母が車を乗らないというのも一つの原因だとは思いますが、私と一緒に行動してくれず、私はいつも一人で衣服などを買いに行ったりしていました。

母は私が小学校二年の時から上の兄に付き添い、スポーツ少年団のバスケットのコーチを始めました。
私は二人が練習に行っている間、家で一人留守番をまかされていました。
二人が家に帰って来てもその日の練習内容などを食卓で話し、私は半ばかやの外状態でした。
休日も夏休みも練習試合などがあり、家族旅行というものは小二以来一度も行ったことがありませんし、外食しに行った覚えもありません。

7年くらい前にコーチを辞め、専業主婦になった母は、暇をもてあそぶかのように1日中花の絵を書いていました。
その姿にみかねて私は母にパートに出 るように働きかけていて、やっと去年の8月にパートを始めたのですが、最近仕事が上手く行ってないせいなのか何なのか母の性格が急変し、荒々しくなってしまいました。
私にいちいちつっかかるようになり、言葉も乱暴にはき捨て、視線には冷たさも感じます。
出来れば前の母に戻って欲しいです。
バイトも出来ず、人にも十分に会えない、私はこれからどうすれば生きて行けるのでしょうか?
 

今は毎日、自分の18年間を振り返って書いた文章をパソコンで打って気をまぎらし時間を埋めていますが、それでもそれが完成してしまったら私は何をすればいいのでしょうか。
一日一日がいっぱいいっぱいで今でも足が地に着いていないような気分で、生きていていいのかでさえもよく分かりません。
毎日、ただ静かな時間だけが流れて行きます。寂しいです。
助けて下さい。私に未来を下さい。お願いします。
何か良いアドバイスがもらえたらうれしいです。

【回答】

手紙を受けとりました。
あなたに起こったことを振り返り、丁寧に考えておられます。
書かれていること以外にも様々なことがあるのでしょう。
私は毎日、引きこもりをした経験者に囲まれて生活しています。
個人差はかなりありますが、あなたの経験したことと共通すること、とくに感覚的な経験は重なると思います。
私は、あなたへの回答を文字で書くしかありません。
あなたが経験したことを文字で伝えられ、文字でそれへの回答を書くのです。
しかしあなたに起きていること、起きたことは、より感覚的・感情的あるいは精神的なことなのです。
そこに少しずれが生まれます。
文字で表現するとより事態を明確にするのですが、実態はもう少し周囲がぼやけたものなのです。
それを頭のすみに置いて読んで下さい。

出発点を「高1のときに意見が合わない子とのこと」においています。
いま現在のあなたの意識(思い出せる過去)でそうなのだということでしょう。
もう少し時間がたつと、さらに昔の事柄、事件というのではなく日常のことに何か思いが及ぶようになる気がします。
私の推測では、「高1のとき」のその状態は、原因ではなく一つの結果であるからです。
なぜ「相手の意見にあわせて」しまったのでしょうか?
実は私の周りにいる引きこもり経験者の多くは、「相手の意見に合わせて」来た人たちなのです。
対人関係を苦手とする人に共通する点です。
理由はいろいろな言い方をします。
相手と仲違いしたくない、相手と仲良くなりたかった、人と意見が違うことが怖かった、人と意見が違う自分に自信がない、自分の独自の意見(感覚)を通すつもりはない…などなどです。
あなたもどこか重なる感覚があるでしょう。
しかし、実はこれが対人関係を崩していく原因になるのです。
「相手に合わせる」とは何でしょうか。
「自分の本心を隠す」ことです。
これもいろいろな状態があります。
「魂を押し殺した」という人もいました。
極端な人は、そういうことをくり返していって「自分の本心がどこにあるのかわからなくなった」という人もいます。

それは思いのほか重大です。
実は、自分で自分の本心を語っていないことは、相手に伝わっています。
ああこの子は本心を語っていないな、ということが 相手にはわかるのです。
この子は自分にあわせているな、とわかった相手はどういう気になるのでしょうか。
悪意のある人であれば、それを利用しようとするかもしれません。
善意の人であれば、本心で話さない人には本心でつきあおうとしません。
これはごく自然なことです。
相手が本心でつきあおうとせず、自分が本心を隠すような人間同士の関係はうまくいきません。
これをくり返していると、「自分は人間関係が苦手な人間」と思うようになるのです。
これが高1のときにすでに起きたのです。

私はそれが原因(出発点)ではなく結果ではないかと書きました。
その時点であなたは既にそのような心理的状態にあったという意味です。
今回はそれについて詳しく書いていくことはやめておきます。
要はあなたは、その時ある程度「自分を肯定的に考えられなかった」状態があったと思います。
多くの人の例から推して、人間への安心感、それをつきつめていくと自分自身への安心感になるのですが、それが動揺的ではないかと思います。
言葉を変えていえば、自分自身に対しても信頼できないところがある、のではないかと思います。
これからもいろんな経験を重ね、ときには苦しいこともあるでしょう。
人とぶつかることもあるでしょう。
それでも耐えて忍んでください。
あなたに求め られるのは、「自分の心の奥にある自分の本心に誠実であること」です。
それを人と向き合うときにどう表現するのかは工夫を要するかもしれませんが、この原則と反対のことをしたら、いまの状態から抜け出すことはできません。
人づき合いのテクニックをあれこれやってもわけがわからなくなるだけですからやめて下さい。
自分自身に誠実であれば、表現方法は多少まずくても、徐々に安定していきます。
違った言い方をすれば、自分のペース(マイペース)を信じ、それを取り戻すことです。
人のペースに合わせることは必要ではありません。
わからないときは「わかりません」「考えがまとまりません」と言いましょう。
ペースが遅いと言われたら「すみません、これが私の早さなんです」「私はこれでしかやれないんです」 といいましょう。
性格を変えようとすることは自分を壊します。
だからそう思わない方がいいでしょう。
18年間を振り返った文章ができたら、ぜひみせて下さい。
いつか会って話ができれば嬉しいのですが・・・、では。


*「五十田猛への手紙と返事」
(01)Center:2005年5月ー正社員になりたがらない若者
(02)Center:2003年12月ー長いあいだ人と関わっていない
(03)Center:2003年5月ー当事者の会に来るのはどんな人
(04)Center:2003年2月ー仕事も大学もつづかない息子(回答)
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(06)Center:2001年4月ー兄のいじめを受けた弟の対人不安
(07)Center:2000年6月ー 規則だらけの中学校に親子とも消耗
(08)Center:2003年1月ー友人ができる場を教えて下さい
(09)Center:1999年8月ー欠席が重なって高校中退した娘
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