弱さでつながることが必要

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気になる女性がいて電話をしましたが、留守でした。
しばらくしてからその人、Fさんから電話が返って来ました。「Mixiに身辺整理をかいていたら、電話がかかってきて驚いた」ということです。
オーバードーズ(OD、薬の大量服用)をして、救急車で運ばれて、戻ってきてようやく落ち着いたところのようです。
「どんな身辺整理を?」と聞くと、「まだ落ち着いてはいないかも…」ということで、ODの事情を話してもらいました。

何人かの電話友達がいます。ときどき個人的に会って話をすることもあるようです。相手にもよりますが、ガールズトークになるようです。楽しかったこと、おいしかったお店、お勧めの映画、ファッションの話などです。
ODにつながる精神状態を話せる人もいますが、それはお互いに似たようなことがあり、そこを一緒に考えていくようなことにはならないのです。

ガールズトークをしている相手も私が知る女性です。この人、Pさんは摂食障害系になりやすいです。FさんとPさんは表れ方は違いますし、そうなる事情も違いますが、背景事情には共通性もあります。特に自分で事態を改善するしかたは同じものがあるように思います。

その改善方法が「弱さでつながる」ことです。FさんがODのとき、Pさんに連絡をしています。その意味ではつながっているのです。ですが平穏なときにガールズトークから一歩すすんだ話にすすめるのがいいと思いました。

Fさんの気持ちを聞くと、ふだんはPさんに負担をかける話をしたくないようです。Pさんとの関係をなくさないように、友人としての話に終始し、気持ちが追い詰められODになったときに、“緊急連絡”をする関係とみました。

平穏なときに、相手に負担をかけない方法で自分の弱さを話し合うことができないものでしょうか。これはまたPさんのテーマでもあると思います。相手に負担をかけるとは依存になるからでしょう。ODのときの連絡は心理的には依存を超えて支配になっています。相手はそれを選ぶことができない、選択の余地がないからです。

平穏なときに必要なのは、自分に起きたことを話す、同調を求めるよりも報告をする気持ちになることでしょう。感情をこめずに事情説明をするのはもしかしたら至難の業かもしれません。聞いた相手は、こちらも感情移入しやすいので巻き込まれやすいのでしょう。たぶん自分でもわかっているので、いつもはそういう話を避けているように思います。

互いに相手を巻き込まないように、巻き込まれないようにしながら、起きたこと、そのときの事情などを話していければ、依存と支配の繰り返し状態(“ゼロ百”の表れと呼びます)から両者とも前に進めるのではないのか。…まだわからないことは多いのですがそのように考えました。
これをFさん、Pさんに伝えて両方から気持ちを聞いてみようと思うところです。

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