「必須登校日4日……卒業率98%を誇る!」というある通信制高校の謳い文句を見ました。
この通信制高校を特に嫌うわけではありませんし、そこに相談に行ったお母さんから聞いた話の印象では特別なものは感じないのですが、この謳い文句には同意できそうにありません。
それは高校卒業の形式はできても人間を育てるのを放棄する“教育機関”であると宣言していませんか。そういいたいです。
病気で動けない生徒、引きこもり状態が重い生徒を対象とするのであれば、このような取り組みも意味はあります。
しかし、そうではない生徒に向かってこのような呼びかけは「教育はしません。資格を与えますので在籍してください」と聞こえます。