カウンセリングを受けませんか?

今日28日は金子さんのカウンセリングの日です。
午後1時から4時まで予定は3名でした。
私は訪問の外出日になり、4時半頃戻ってきました。
カウンセリングはまだ続いていて少し延びているようです。
もう1、2名は増えてもいいと、これは私が勝手に思っていることです。
でも希望者がいましたら連絡をください。
金子さんの次回は、来年1月30日(月)です。

なお和田さんのカウンセリングの日は12月3日(土)です。
午後の時間はまだ予約できそうです。
TEL03-3654-0181 不登校情報センター・松田まで

訪問サポートを考える会を終えて

11月27日の訪問サポートを考えてみる会は参加者3組4名でした。
いろんな面の質問が出ました。印象的なことは、訪問サポートに期待はある、それしか考えられないけれども、同時にうまくいくのか、大丈夫なのかという不安と心配もあるということです。

それらについては訪問サポート部門トカネットで応えているのでここでは省略します。
私がより強く感じたことは、訪問サポートを始めるまでに準備が必要なことです。親と引きこもっている子どもの間に通常に近い会話がない、子どもは誰かが外から尋ねてくるのを拒否すると予感できる、親が相談機関に行っていることを話せる関係ではない…そういう状態のときには、訪問ではなく別にすることがあるのです。
不登校や引きこもりの子どもにとっての環境づくりといえるでしょう。親がどうするのか知ることが必要です。正しい唯一の方法はありません。支援者と親同士がいろいろな経験を情報交換するのです。そういう過程も少なからず時間を要します。
そうすると親の振る舞いや言葉遣いが徐々に変わります。それに遅れて子どもも少し変化を見せます。そのあとに訪問サポ-トが現実の課題になります。それだけで訪問サポートの過程はなくとも子どもは動き出していくことさえあります。
「訪問サポートを考えてみる会」を継続し、意見交流できるのが望ましい、これが今回の結論です。

職業体験発表の音声を発表?

11月20日の「引きこもり経験者の職業体験発表」が録音されていました。
送っていただきましたので、とりあえず仮保存しておきました。
その後どうしようかと考えています。
(1) 発表した本人が了解するかどうかが最初の確認事項です。
本人が了解した分を何らかのしかたで音声発表にこぎつけたいと思います。
(2-1)いまのところ、グループ「チョコシゴ」なサイトをつくるという話がありますから、そこに載せる。
(2-2)不登校情報センターのどこかからリンクして聞けるようにする。
と考えています。

臨時に「訪問サポートを考えてみる会」を担当

明日11月27日の日曜日に「わが子に訪問サポートを考えてみる会」を開きます。
主催は訪問サポート部門トカネットです。
ところがその代表者の藤原さんが帰郷したところ、ご家族の不調により帰れなくなりました。
そこで臨時に代役として松田が説明と相談などをすることになりました。
このテーマの会は実は私にははじめてです。
それでも大方のことはわかりますので引き受けることにしました。
聞くところによると、参加者は2名です。
お母さんが参加するはずですが、子どもは2人とも20代のようです。
丁寧に説明し、様子を聞いていくつもりですが、もう少し参加者がいてもいいと思います。
これを読んでいる方で、27日に出席できそうな方がおられましたらどうぞ来てください。
場所は不登校情報センター、総武線「新小岩」駅南口7、8分のところです。
参加費は1家族1000円になっていますから2人で参加してもいいということです。
時間は2時から4時30分までの予定です。
TEL03-3654-0181 始まったら電話に出られないかもしれませんのでよろしく。

「障がい者雇用促進」と引きこもり支援

「障がい者雇用促進」をすすめている株式会社D&Iの人が尋ねてこられました。
不登校情報センターとして引きこもりの自立にどんなことをしているのかという質問から始まりました。その質問にはそれなりにお答えしたのですが、別れた後で少し違う点を考えてしまいました。
主に話したのは、対人関係づくりが中心になる人が多くいることです。家族とは話ができるし、外出もしている。しかし、仕事に就くように動くのは抵抗感が強い。そういう人との接点ができれば引きこもり支援も、現状よりはかなり前進します。
しかし、支援団体の多くはそこを超えてやってくる引きこもりを待っている。そうするとなかなか支援対象者は増えません。仮に多く来るようになったとしても、それは最初の課題を何らかの方法で乗り越えてきた人であり、支援団体の役割はその部分には関与せず、それを引き継いだ場面の人たちに関与しています。
引きこもりの中心が対人関係づくりであり、その後の就業支援は引きこもり支援とはいえ(少なくとも引きこもりの最大多数がいる)最重要な局面を外れたところの支援をしていることになります。

支援団体として、その分野に踏み出すのは意外と大変です。“費用対効果”という視点からはいい成績が上げられないと思います。事業としては収支赤字に近づくということです。特に20代後半以上の引きこもり支援はそうなりやすいでしょう。そうするとその人たちへの支援は空白になります。現状はそういう事態が続いてきた結果です。
その空白の付けは、近い将来に否応なく表面化するでしょう。たとえば長期の引きこもりからの生活保護の増大や自死者が多数出ることです。これは社会として正常な存続とはいえない事態です。

だからそこに取り組んで欲しいのですが、果たしてどこまでできるのか。期待をせずに応援しようという気分です。人に難題を押し付けるのは好むところではありません。ただ誰かがやらなくてはならないし、やる人が多く現われることを期待するのも確かです。

D&Iの人からは障害者雇用に関していくつかの事情を教えていただきました。なかなか眠れない、朝起きるのが大変という人を早朝の短時間就労で雇用をしている会社があるそうです。ベストかどうかは個人差があり一律には判断できませんが、一つのやり方と思いました。
従業員の1.8%を障害者枠にする法律については、「法の縛りがあるから雇用するというのではなく、もっと積極的な気持ちで雇用して欲しい」という、熱い気持ちを語られました。気持ちはわかりますがこの枠を外すわけにはいきません。それでは障害者雇用は現在の水準さえ崩壊させてしまいます。そういう意見交換もできました。

うなづくだけ、アドバイスはしないといわれていますが…

この質問は11月20日の「引きこもり経験者の職業体験発表&交流会」の席で出された質問です。当事者・支援者からの回答をお待ちいたします。質問は多くありますので、少しずつ掲載いたします。回答いただけるときは質問番号(H02)をつけ、下記要領を確認して回答をお願いいたします。

質問〔H02〕うなづくだけ、アドバイスはしないといわれていますが…
あるところに相談をしたところ、息子の言うことはうなずいて聞くことが大切であるといわれました。息子は不安で眠れないといいます。何かアドバイスのようなことをしたくなるのですがしない方がいいのでしょうか。息子は30代です。

(1)引きこもりの経験者の方が回答されるとき
…ご自分の経験したときの実感・事実に基づいて書いていただくことを歓迎いたします。正しい・唯一の回答というものはありません。自分にとっての真実の回答をお願いいたします。
回答文字数は30字以上1500字以下です。回答者のお名前(ペンネーム・ハンドルネームなど)・年齢・男女別および書ける範囲での短い自己紹介、ネット上での公表の可否も書いてください。

(2)支援者の方が回答されるとき
…相談活動・カウンセラーなどの支援者はご自分の活動を通してこう考える、こう答えるというものを回答してください。
回答字数は1500字以下です。
回答者のお名前、支援機関名と所在地・連絡先、職名・代表的な資格名および若干の必要と思えるプロフィール。原則としてネット上で公表させていただきます。

ネット上の回答ページ
は「相談の実例」ページを大幅に改装し、そこに掲載します。

日米自閉症スペクトラム研究会議の開催

東京都自閉症協会の尾崎さんからのメール連絡です。

もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、12月1-3日まで、アメリカのAutism speaksの働きかけにより、日米自閉症スペクトラム研究会議というのが開催されます。
アメリカから10名の研究者が来日し、日本の研究者100名と、さまざまなセッションを行う予定になっています。
http://www.get-in-touch.jp/index.html
3日はオノヨーコさんが来日されプレスカンファレンスを行われることになったということで、実行委員長の辻井先生の働きかけにより、有志が集まり、啓発イベントを企画しました。

1日から3日まで、私の友人の東ちづるプロデュースによる、アウトサイダーアートの展示会を行うほか、元歌のお兄さん・かしわ哲さん率いるサルサガムテープをはじめとするバリアフリー&ジャンルレスの音楽会、絵本作家スギヤマカナヨさんと大きな絵を描くワークショップ、東京大学先端技術研究所の中邑先生&近藤先生によるiPad体験コーナー、映画「音符と昆布」の上映など、さまざまなイベントを開催します。

チラシを下記におきます。とてもキュートなチラシです。
http://bit.ly/uQtnPZ

障害のあるなし・性別・職業・年齢にかかわらず、みんなごちゃまぜになって、愉しみたいという思いをこめて、ピースフルな仲間たちが集まりました。
何が起こるかわからない、あけてびっくりのイベントになることと思います。
ぜひ、会場に足をお運びください。

また、このイベントはスタッフ&出演者みな手弁当で行っており、イベントにかかわる経費はすべて、協賛金でまかなっています。
不躾とは思いますが、協賛のお願いチラシも添付いたします。
趣旨にご賛同くださり、わたしたちとつながっていただけると、大変嬉しいです♪

どうぞ、よろしくお願いいたします。

Get in touch! 実行委員会
尾崎 ミオ

葛飾区不登校関係団体の情報交換会

東京都葛飾区で活動する不登校関係団体・関係者情報交換会(仮)というのがこの夏に生まれました。
近く3回目の情報交換会が開かれます。呼びかけ人から次の“たたき台”が送られてきました。

不登校関係団体・関係者情報交換会(仮)

◎目標
葛飾区では中学校において毎年200名を越える不登校の子どもたちが記録されています。
しかしその背景については必ずしも捉えられているとは言えません。
全ての子どもたちに学びの場をつくるのが私たち社会の義務であるはずですが、はたされていない状況です。
区内で不登校引きこもりの支援をしている団体個人は複数存在しますが、それぞれ個別に活動をし、おたがいに連携をとれている状況ではありませんでした。不登校の子どもや引きこもりの若者の支援をするためには関係団体や個人が、専門分野や地域を越えてつながる必要があります。
全ての子どもが子どもらしく育ち、学び合える場をつくるために、また、人がおたがいを認め合い人として生きられる社会をつくるために、ネットワークをひろげていきます。

◎方向性
不登校・引きこもりの支援をしている関係団体や個人のネットワークを構築し、学習会や情報交換を通し、団体や支援者がおたがいに高め合い、補完し合あう場所をつくるとともに、新たな支援者を育成する。
支援団体・個人で連携をし、不登校・引きこもりをしているこども若者、一人ひとりの状況に応じた支援へつなげる。
区内の不登校・引きこもりの背景を調査し、課題を把握する。
情報が届かない子どもたちや孤立した家庭への支援体制をつくるため、広く情報発信をする。
保護者・家庭への情報提供や情報交換の場を設け、家庭への支援を輪を拡げるとともに、ピアサポートを目指す。

◎具体策
区民大学等で学習の機会をつくり区民への周知をし、不登校・引きこもりへの関心を拡げます。
区民大学等を開催する過程で関係者同士が連携をし、関係をつなげ、場をつくります。
学習機会等の広報を通し、孤立している家庭などへ情報発信をし、支援への入口をつくります。

アメリカでの精神疾患治療薬の使用情報

この情報は市民の人権擁護委員会のNewsBriefによるものです。日本でも同様の事態だ進んでいるものと推測できます。
【市民の人権擁護委員会のNewsBrief】米国民の精神疾患治療薬の使用が増加
精神疾患に対する米国民の治療薬使用は過去10年間、増加を続けており、成人の5人に1人が抗うつ剤や抗精神病薬、抗不安薬といった何らかの精神疾患治療薬の少なくとも1つを服用していることが、処方箋薬局の申請データ分析で明らかになった。

なかでも最も印象的なのは、全年齢において、強力な抗精神病薬の使用が大幅に増加していることならびに、通常は子供に多くみられる注意欠陥障害(ADHD)の治療薬の成人による使用が増えていることだ。このリポートによると、20~44歳の成人による「コンサータ」や「ビバンセ」といったADHD治療薬の使用は、2001-10年の間に3倍に拡大し、45~65歳の女性による使用も2倍に増えた。

イメージ:米国で精神疾患治療薬の使用が過去10年間に増加
成人の精神疾患治療薬の服用は、01年から10年までに22%増加した。この結果は、米処方薬給付管理大手メドコ・ヘルス・ソリューションズが報告した米国の医療保険を有する約200万人の大人と子供に関する処方箋薬局の申請に基づき集計され、16日に公表された。

The Wall Street Journal記者: Shirley S. Wang(2011年 11月 16日)

大学を中退し5年ぐらいの引きこもり

この質問は11月20日の「引きこもり経験者の職業体験発表&交流会」の席で出された質問です。当事者・支援者からの回答をお待ちいたします。質問は多くありますので、少しずつ掲載いたします。回答いただけるときは質問番号(F02)をつけ、下記要領を確認して回答をお願いいたします。

質問〔F02〕大学を中退し5年ぐらいの引きこもり
20代後半の息子です。高校時代から学校を休むようになり、何とか卒業をし大学に入りました。しかし大学は3か月ほどでやめました。それから5年ぐらいになりますが、引きこもり生活です。1日中ベッドのなかでテレビを見て笑っています。お風呂にも余り入りません。いろんなことを聞いても何も答えようとはしません。どこから手をつければいいのでしょうか。

(1)引きこもりの経験者の方が回答されるとき
…ご自分の経験したときの実感・事実に基づいて書いていただくことを歓迎いたします。正しい・唯一の回答というものはありません。自分にとっての真実の回答をお願いいたします。
回答文字数は30字以上1500字以下です。回答者のお名前(ペンネーム・ハンドルネームなど)・年齢・男女別および書ける範囲での短い自己紹介、ネット上での公表の可否も書いてください。

(2)支援者の方が回答されるとき
相談活動・カウンセラーなどの支援者はご自分の活動を通してこう考える、こう答えるというものを回答してください。
回答字数は1500字以下です。
回答者のお名前、支援機関名と所在地・連絡先、職名・代表的な資格名および若干の必要と思えるプロフィール。原則としてネット上で公表させていただきます。

ネット上の回答ページは「相談の実例」ページを大幅に改装し、そこに掲載します。