質問・おしゃれをする息子?に回答

質問Q&Aに回答を書いていただきました。
〔質問〕外出時におしゃれをする息子
いままで引きこもっていた20代後半の息子が、外出するときにおしゃれをして出かけます。
そういう息子にどんな言葉かけをすればいいのでしょうか。

〔回答者〕二条淳也。
こんにちは。「高齢ひきこもり」というブログを運営しています、二条淳也と申します。ひきこもり当事者です。

さて、おしゃれをして出かける息子さんですが、何年ひきこもっているのでしょうか。そのへんの事情がよく分かりませんが、「服装に無関心」というよりは、よほど良いと思います。私も経験がありますが、本当に深刻なひきこもり状態になると、服装自体に感心がなくなり、外見はどうでもよくなるからです。精神科クリニックに行くと、服装も髪型もまったく気にしない人をたくさん目にしますが、精神状態が悪くなると、本当に外見に気を遣わなくなるのです。

息子さんが何を思っておしゃれをするのか、私には分かりません。ただ、私なら、おしゃれをする動機は「格好良く見られたい」からであり、「若く見られたい」からです。これは女性も同じではないでしょうか?

ひきこもっていると、交友関係がとても貧困になります。友人と呼べる人間がどんどん減っていき、強烈な孤独感に襲われます。

私もおしゃれをして出かけることがありますが、内心では「清潔かつ素敵な服装をしていれば、何か出会いがあるのではないか」といった期待を持っています。そしてそれは、若い人なら当然の感情であり、とても健康な心理だと思います。

息子さんがおしゃれをして出かける時には(出かけるだけでもすごいことです)、「今日の服装、似合っているわね」とか「あなたは青が似合うね」と、肯定的な意見を言って頂けると、良いと思います。服装を褒められて気を悪くする人はいませんから。

周囲の目を気にすることは、とても健全なことだと思います。おしゃれをして外出する息子さんを、温かく見守ってあげて下さい。そして、就労をせかすのではなく、まずは外出する元気を認めてあげて下さい。
〔管理者から〕
「質問Q&A」には多くの質問が寄せられています。
すでに回答されているものもありますが、正しい回答は1つしかないというものではありません。
自分の体験、相談を受けた実例からご自分の納得いく回答をお寄せください。
回答者名(ペンネーム等を含む)を出してもいい方は、名前等の書いて連絡がとれるようにしてください。 

室内模様替え、書類整理、案内書の拡充

冷蔵庫が入ってきたのをきっかけに事務所内の模様替えを進めています。
前と比べて大差はないと思いますが、使いにくくならないようにしたいところです。
当面は場所が変わったので「アレッここにあったものが…」という戸惑いはありそうです。
それを超えて不便であればまた変更をします。

この模様替えと合わせて進行しているのが、書類整理です。
特に、学校や支援団体とのやり取りした記録の整理があります。
メールのコピーやFAXや郵送されてきた書類が2メートル近くあります。
このうちの不要になったものなどを選んで処分します。
これが意外と時間がかかり、作業はこれからです。

また学校紹介ページに学校案内書の表紙を掲載し始めています。
現在、140校ぐらいの案内書を保管していますが、保管校数を増やします。
今日はカラーボックスを1つ買い足してきて組み立てました。
案内書の整理・保管場所を確保するためのものです。
狭い事務所ですが、わずかなスペースを最大限に使います。

25日の交流会は貴重な成果

25日の手紙朗読と親の交流会について報告がありました。

 25日「交流会ひきこもるこころ」無事終了しました。
10名ほどの申込みでしたが、当日は19名の方が参加してくださり、盛況でした。
お寺という穏やかで温かい雰囲気の中、みなさん、こころの重荷を少しおろしていかれたような気がします。
またこのような企画を是非お願いしますとの声が多かったです。
本は5冊売れました。ご協力ありがとうございました。
今後も、いろいろ企画をしていきますのでまたよろしくお願い致します。
まずは 御礼とご報告まで  手塚奈緒美

チョコシゴと五育総合研究所による有名人に頼らない地味で着実な取り組みがなんとがこぎつけた成果です。

冷蔵庫をいただき室内の改造に

冷蔵庫をいただきました。冷蔵庫がなくて…と書いたのが数日前なので、意外に早い解決になりました。

前のよりは小ぶりですがスペース全体を使いやすくする起爆剤になりそうです。冷蔵庫の横にあったコピー・FAXの複合機を冷蔵庫の横から離して置きます。複合機を移した場所にあったカラーボックスを……となり、ついには室内全体の模様替えを考えます。
今日の作業は適当に切り上げて、室内整理、書類整理を見越した改造計画になります。
冷蔵庫がない事態を解消してひとまず安心です。ありがとうございました。

『ひきこもり支援ハンドブック』をどうぞ

『ひきこもりの問題を抱かえる家族を支援するためのハンドブックー民生委員・児童委員向け』というやたらと長い名前のパンフレットが届きました。発行は東京都青少年・治安対策本部青少年課、“治安対策”という言葉がじゃまな機関からの贈り物です。
A5版36ページ、コンパクトにまとまっています。これを3冊送ってもらいました。
2冊を希望者にお送りいたします。送料受取人払いにしてください。

サドベリースクールとは

独特のキャラクターで訪問サポートをしているKt君が「湘南サドベリースクール」のリーフレットを持ってきました。何なの関係をしているようです。関心のある人に配って欲しいと渡されたリーフレットです。
サドベリースクールはフリースクールともオルタナティブスクールともいわれるところです。
実は日本でいうフリースクールは、発祥の地の欧米とは意味が少し違います。
フリースクールと学習塾(説明)」 (『自分の学校ー不登校・中退からの進学ガイド』イカロス出版、1999年)で、私はこう書きました。
「フリースクールが不登校のための教育機関の様相を示しているのが日本の特色です。
欧米では、フリースクールは認可された小学校・中学校ですが、日本では認可外の教育機関」です。
サドベリースクールと名乗るところは、日本に数か所あります。私の知る範囲では、いずれも本来の欧米型のフリースクールを目標にしているようです。そこを意識しているようで、不登校生を受け入れるというのをアピールしていないと思います。少しわかりづらいのでしょうが、いずれその意味も明確になる時期が来るように思います。

電車内で席を譲られる

「新小岩」駅から乗った電車は混んでいました。
乗ってすぐに右側に行き座席の前に立つと、2人の学生らしい女の子がそろって席を立ち譲ろうとしています。
「ありがとう」といって座り、新聞を広げます。
「秋葉原」までその2人はすぐ前あたりに立ってなにやら話し続けています。
電車を降りるときも「ありがとう」というと、はにかんだような表情をしています。

これまでも電車内で席を譲られることがたまにあります。
そのときはあっさりと座らせてもらうことにしています。
もし座るのを断ったら、譲ろうとした方も座っていづらいと思うからです。
ちょっとした勇気だけではなく譲る方もそんなリスクを負っているのです。
こんなときには遠慮をしないで座るのが“親切返し”になるのではないでしょうか。

5月の創作展の会場問題?

5月の連休中に考えていた創作展に会場問題が生まれています。
(1)予定の東京聖栄大学が事実上借りられなくなりました。
「地震等の対応」のために担当者を出勤させる必要があり、「その分の人件費対策として」「5教室以上をお借り戴く団体」が借り受ける条件になったのです。たぶん15万円程度が必要です。それで事実上借りられません。

その代案を探す半日になりました。今のところ次の代案があります。
(2)新小岩地区センターの会議室(2室)。
5月の会議室使用手続きは4月1日になります。
同一の会議室を朝・昼・夜の2日間借りられるのがベストでしょうが、この条件で借りられるかどうかは不透明です。4月1日の朝9時に1番で並び、そのときに会議室が空いていることが条件です。会議室料金は最大24000円です。会場としては不登校情報センターからは近い。
5月4日・5日・6日の可能性は残されています。

(3)新小岩学び交流館の集会室(2室)。
5月の会議室使用手続きは4月1日になります。
同一の会議室を朝・昼・夜の2日間借りられるのがベストでしょうが、この条件で借りられるかどうかは不透明です。4月1日の朝9時に1番で並び、そのときに会議室が空いていることが条件です。会議室料金は最大6600円でいちばん安い。
5月3日・4日・5日・6日の可能性は残されています。
5月3日の可能性がある分はベターですが、不登校情報センターからの距離があります(歩いて10分)。作品搬送等の負担が大きくなります。

(4)新小岩地区センターの会議室(ホールと会議室)。
会議室は4月1日になり借りられます。それにあわせてホールを借りることになります(ホールは利用者が少ないので借りやすい)。ホール・会議室料金は1日51000円、2日で10万円。
会場としては不登校情報センターからは近いが、料金負担が大きい。

このように代案(2)(3)(4)をみると困難が明確になります。
①4月1日にならないと場所が確定しない。
②創作活動は5月初めに実施するものとして準備をお願いします(4月1日に確定)。
③同時開催の集会型イベントも5月初めに実施するものとして準備することになります(4月1日に確定)。
④(3)の新小岩学び交流館で開催のときは作品搬送の労力が大きく、作者が持参するか、当日会場到着の宅配便等にする事態になります。

これらの事態が明確になりましたが、5月の創作展はどうしても実施します。
熱意と工夫と協力を期待します。あわせてより効果的な提案も待っています。

明日、光明寺で親の交流会

明日2月25日、チョコシゴのSさんと五育総合研究所の手塚さんによる交流会「ひきこもるこころ~お父さん・お母さん言ってもいいですか?」が間近かに迫りました。
参加者は10名を越えたところでたぶん20名にはならないだろうとの感触です。
当事者から親への手紙、親から当事者への手紙も何通か集まりました。
「書きます!」といっていた人もいざとなるとなかなかうまくいかず、挫折した人もいるようです。
そういう中から集まってきたものです。
親同士が交流するのにいい参考になるのではないでしょうか。
先ほど手塚さんから連絡があり、私の書いた『ひきこもりー当事者と家族の出口』は子ども側からその部分を見ようとしているので参考になるとか。何冊か持っていって宣伝してくれることになりました。
会場は光明寺という由緒あるお寺の講堂です。こちらを見てください。

葛飾区民大学「学校がくるしい子どもたち…」講座内容

2月22日の「かつしか子ども・若者応援ネットワーク」設立時に討論した、葛飾区民大学の6講座の内容です。
世話人=事務局の石田さんがまとめてメールで送ってこられました。
全体 テーマ:「学校がくるしい子どもたちからのメッセージ」

第1回:6月 「学校がくるしい子どもたちからのメッセージ」
    ・尾木直樹さん:2ヶ月前でないとスケジュールが分からない。
    ・4月初めに日程を聞き、4月中旬の区報原稿締切りに間に合わせる
    ・2回目以降の内容も引き立つように、
     各回のテーマや内容との関連付け、宣伝など

第2回:7月 「当事者(子ども・若者、親)の話」    「学生支援者(訪問サ
ポート)の話」
    ・不登校の親の会などに参加している保護者の方、
      20歳前後の当事者の方
    ・訪問サポートなどをしている学生の支援者の方など

第3回:9月 「スクールカウンセラーからの話」「スクールソーシャルワー
    カーからの話」
    ・SCとSSWの区内における連携を、今後どのように行っていくか
    ・それぞれの立場からのお話

第4回:10月 「学校外のオルタナティブな居場所からの話」
    ・フリースクール、居場所、学習支援を行っている団体など
    ・どのようなオルタナティブな場や学び・育ちの在り方があるか
    ・当日資料に、各団体の情報をまとめて配布する

第5回:11月 「発達障がいをもつ子どもを支援する方々からの話」
    ・学習のつまづき、学校の中でくるしんでいる子ども
    ・見過ごされずに、適切な配慮が必要であると
     もっと早く気づくためには
    ・LDの疑似体験するワークショップなど

第6回:12月 「全体的な課題」(パネルディスカッション)
    ・参加団体のメンバーによるパネルディスカッション
    ・「若者ビジョン」作成メンバーの内閣府の方
     をお呼びして(指定発言など)
  第1回の尾木氏講演会をどのように2回以降につなげるか。