漢方とカウンセリング的方法

『うちの子が「朝、起きられない」にはワケがある』の著者・森下克也さんから『「うつ」は漢方でなおす』(PHP研究所)と『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』(角川SSC新書)の2冊の本を寄贈していただきました。2冊は私から頼んで贈っていただいた本です。
この本の著者はもりしたクリニックの院長です。起立性調節障害の治療に漢方薬とカウンセリング的方法を導入しています。うつに対しても不眠に対してもまた同じようです。3冊の本により確認できます。薬を全く使わないとは思いませんし(薬が必需品であるのを私は否定しているのではありません)、漢方もまた薬でないかといえばその通ですが、それにもかかわらず薬の使用に慎重であることは確かです。
先日18日は「「薬物削減カウンセラー」の行方?」というやや悲観的な見通しを書いたところです。さいわい情報提供をいただき「もりしたクリニック」をサイトで紹介することができました。このような形で過剰服薬を改善する方向を目指すことになります。

連休期間と創造展・シンポの関係

4月28日の土曜日から連休期間に入ります。不登校情報センターは祝日などにはかかわりなく通常に開いています。
4月28日(土)スペース開業
4月29日(祝)休日
4月30日(振替休)休日。夕方より食事会。夜マラソン準備会

5月1日(火)スペース開業
5月2日(水)スペース開業
5月3日(木・祝)シンポジウム・想造展。
5月4日(金・祝)スペース開業
5月5日(土・祝)スペース開業
5月6日(日)休日
* 休日でも相談等のために使用していることがあります。
* 想造展の作品を持参するときは事前に連絡してください。郵送・宅配は制限はありませんが5月3日に到着すると不在のため、想造展に間に合わない可能性が大きいのでなるべく早くお送りください。

5月3日はゲームコーナーもあり

Cさんが来て、ある居場所に行ったときカードゲームがあり、コミュニケーションにはいいと思ったようです。それで、今回の5月3日の「大人の引きこもり」会場でも、100円ショップで何かを仕入れてもっていくことにしました。
会場には会議室に付設する控え室があるので、そこをゲームなどのできるスペースにできると思います。情報センター内には将棋や囲碁もあったのですが、どこかに行ってしまい見つかりません。トランプがあるだけです。
Cさんらに捨てるべきかどうか迷っている正体不明な(?)カードを見せました。MONSTEWR COLLECTION(通称、モンコレ)で、ざっと100枚はありそうです。使い方をわかる人はいませんでしたが、これも会場にもっていくことにしました。
マージャンも一式あるのですが、さてこれは四角の机が用意できません。
想造展に集まる当事者などで、これらのゲーム材料を持っていって時間つぶしのような雑談時間に使ってもらおうと思います。それに役立つなものがありましたら持ってきてください。会場は朝9時から夜の9時まで使えます(片づけもありますが…)。長時間いるのに退屈しのぎになるでしょう。

HIROKOさん作品を持参

HIROKOさんが油絵、鉛筆画、それに焼き物全部で10点ほどを持参してきました。
そこにいた数人と一緒に見たのですが、HIROKOさんは少し気恥ずかしいようで、広げた作品をすぐに伏せてしまいたいそぶりです。
彼女の前で作品についてあれこれ言うのはほどほどにすることにしましたが、筆で描く油絵の技術などはかなりできるレベルではないでしょうか。
彼女のいないところで、作品を見てあげるのがよさそうです。
想造展に来てみてください。

「大人の引きこもり」教室(細目)

5月13日(第2日曜日)から「大人の引きこもりを考える教室」を始めます。
大まかな意図は4月5日に、参加の呼びかけは4月9日に書きました。
重複もありますがもう少し細目(一部変更)をお伝えします。

原則として毎月第2日曜日の午後1時から3時まで。
はじめに松田が講義要綱に基づき30~40分のレクチャーをします。
レクチャーの後、質疑を行いますが、できるだけ意見交流の形にします。
3時の終了の後、親の方を対象に個別の相談時間を持ちます。

10回ぐらいの年間テーマを予定しますが、まず3回の予定をお知らせします。途中で変更もありうることにします。
第1回(5月13日)は親子・家族関係です。父と子、母と子の関係、家族の中の子どもの成長、子どもから大人への成長の過程など主に“大人以前”を話します。
第2回(6月10日)は人間関係です。友人の発見、内向的な気質、自我意識、いじめの影響など「大人の引きこもり」状態の人が持つ、心的な内面状態を話します。
第3回(7月8日)は、引きこもりからの対人関係づくり。人とのつながるとき何が生まれるのか、居場所での修行・葛藤、作業・ゲームなどの仲介の役割などを話します。

テーマは違うように見えてもいろいろなことは相互につながりますので、質疑や意見交流ではその日のテーマにとらわれず話し合います。
テーマには訪問(アウトリーチ)、年齢差の大きい人との関係づくり、一般社会人との関係づくり、同世代復帰の重要性、仕事探しの経験、趣味を生かし趣味を収入にすること、仕事についてから何を経験するのか、個人差と特異性を生かすこと…など多様です。
家族との関係は切っても切れません。家族は延々と子どもの引きこもり状態に付き合います。そのなかでも気分転換、危機意識、一人暮らしの勧め、親同士や支援者との関係を通して子どもの何を見つけるのかを学ぶ…そういうことを経験や実例を紹介しながら話し、学びます。
参加費は1回500円、当事者は無料です。当事者はなるべく会員になってほしいところですが、参加条件にはしていません。
参加申込みは、メール(open@futoko.co.jp)、FAX(03-3654-0979)などによりお願いします。問い合わせも受付中です。

親の会と杉並区社会教育センター

4月21日はセシオネット親の会の定例会でした。
セシオネット親の会は不登校や中退者の親の会で、この日は10人余が参加しました。
7年前に「不登校・中退者のための進路相談会」が杉並区社会教育センターを会場にでき、それに続いて5年前にセシオネット親の会が生まれました。
会場のつごうのため親の会は現在の高田馬場に移ってきたものです。参加者は杉並区からの人が多いです。

その定例会が始まる前に雑談をしていたなかでのことです。
杉並区の適応指導教室「さざんか」に通い、今春、高校に入学した生徒がいます。
そのお母さんから「さざんか」の父母会、PTAのような集まりがほしかったというのが一つ。
もう一つは、セシオネット親の会にときには「さざんか」の先生に参加してほしいという提案がありました。
私は、これらを聞きつつまた別のことを考えました。
杉並区社会教育センターの「社会参加支援事業」に「不登校・中退者のための進路相談会」が加えられていますから、私たちと杉並区社会教育センターの意見交換があってもいいのではないか。主催者として協力を受けている杉並区社会教育センターに報告する機会を持つのがやりやすいと思います。
この「社会参加支援事業」には「不登校・ひきこもり等支援団体意見交換会」もありますので、そこで提起する機会ができるのかもしれません。
またセシオネット親の会もそのうち、この事業に位置づけられる可能性があります。
「不登校・中退者のための進路相談会」とセシオネット親の会が続いてきた一つの成果だと思います。

杉並区の「社会適応力の向上事業」

杉並区社会教育センターの今年度の青年期の社会適応力の向上事業として、次の4つがあるとわかりました。
事業目的など書いたものもあるでしょうが入手できません。子ども・若者育成支援推進法に基づく、少なくともそれに関連する杉並区単位の取り組みのはずです。「イベント情報」に5月2日と5月26日の講演会、6月5日の座談会がありますが、それはこの事業の②「保護者向け・当事者向け講座」になります。
私たちが実施する「不登校・中退者のための進路相談会」は④に位置づけられています。

<青年期の社会適応力の向上事業紹介(主催:社会教育センター)
事業名と内容
①すぎなみしゃべり場
不登校・ひきこもりの状態にある青少年やコミュニケーションに不安を抱く青少年の社会参加を目指す場、社会参加のきっかけづくりの場としてフリースペースを開催しています。
【開催日時】毎週火曜日 午後6時~9時 
【対象】16歳~35歳くらい
*今年度は6月中旬からスタート
②保護者向け・当事者向け講座
不登校・ひきこもり等に悩むご家族や当時者の方のための講演会やワークショップを開催しています。
③不登校・ひきこもり等支援団体意見交換会
区内の関係各課・支援団体同士の交流と相互学習による連携を目指して年1回開催。
④不登校・中退者のための進路相談会
フリースクールや高校の担当者が来所し、不登校や中退されたお子さんの進路について相談できます。全国の学校のパンフレットも入手可能。
NPOとの協働事業。>

M・I さんの作品が多数届きました

30代半ばの女性M・I さんから想造展に出展する作品が送られてきました。
カラー絵20点、はがき(カラーとモノクロ)も多数です。
異色なのは論文「少女まんがに描かれた母親像(母と娘を中心として)」もそのなかにあることです。400字原稿50枚近くのものです。ここから母と娘の関係を見ようとするもので、特に女性の引きこもり状態を見るのに有効な感じがしています。

この整理に合わせて(?)、創造展に展示する・即売する作品等も整理しました。
出展者がこれからどの程度になるのかまだ確定してはいませんが、もう一回り多くしたいと思います。
想造展まであと10日です。

5月3日のシンポジウム、新聞に告知記事

 東京新聞4月20日の「情報ボード」コーナー、しんぶん赤旗4月21日の「お知らせ」コーナーにいわゆるベタ記事で短い告知が載りました。
両方とも「シンポジウム『大人の引きこもりを考える』」が見出しになっています。東京新聞には、想造展のポスターも同時に送った成果かと思いますが、「引きこもり経験者による作品展「片隅にいる私たちの想造展」も同時開催」と紹介されています。
新聞社にはいっせいに送ったので、他の新聞でも告知されるの期待しましょう。

「若葉のころ」First of May

だんだんといい季節になってきました。天候の異変はそれでもなんとなく感じてはいるのですが。「若葉のころ」First of Mayという歌があります。Bee Geesが歌っています。この季節になるとこの歌を思い出します。ですが私は季節に限らずときどき聞いている歌です。
先日のことです。YouTubeでその曲を聞きました。Bee Geesの次に聴いたのは[マサッチュセッツ」Massactusettsです。こういうと私の好きな歌がわかってしまいます。

ついでに「ジョーク」I Started a Jokeを聞きました。歌うのはメンバーのRobinです。それを聞きながらふと書き込みを見ると「I am praying for Robin」というのが1日前にありました?! 
どういうことかとニュースを探すと「ロビンが肺炎で昏睡状態」とあるのが見つかりました。ロビンために祈るというのはこれです。
彼らは私とそう違わない年代です。私の高校時代の同級生も数人がなくなりました。5月12日にその高校時代の同窓会の案内が来ていました。何かに追われてばかりの毎日なので久闊を叙す場としますか。I am praying for Robin,too.