中学校卒業程度の認定試験

中学校卒業程度の認定試験を行います。
合格者は、高等学校の入学資格が得られます。
〔対象〕平成25年3月31日現在、次のいずれかに該当する方。
▽満16歳以上で義務教育未修了の方。
▽満15歳以上で就学義務猶予免除者である方、または就学義務猶予免除者であった方。
▽就学義務猶予または免除を受けていないが、満15歳でそのその年度の終わりまでに中学校を卒業できないと見込まれることにやむを得ない事由があると文部科学大臣が認めた方。
▽満15歳以上で日本国籍を有しない方。
〔試験日〕11月1日(木)
〔会場〕東京都特別支援教育推進室(新宿区赤坂元町1-3)
〔試験科目〕国語・社会・数学・理科・外国語(英語)。
〔願書配布場所〕東京都教育庁地域教育支援部義務教育課小中学校係(新宿区西新宿2-8-1都庁第二本庁舎27階、TEL03-5320-6752)。
〔願書提出先〕
〒100-8959東京都千代田区霞が関3-2-2 文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課(TEL03-5253-4111)。
〔願書受付期間〕8月17日(金)~9月4日(火)、消印有効。

*この案内は「広報かつしか」7月25日号の転載です。
*不登校情報センターに3部ほど送ってもらい、保管しています。
  東京都在住に限りません。必要な人に送ります、160円切手同封してください。

プラネタリウムに行きます

7月29日(日)にプラネタリウムを観に行きます。その後、お好み焼き屋で食事をします。

(1)場所:葛飾区郷土と天文の博物館=住所 葛飾区白鳥3-25-1、TEL 03-3838-1101(京成線・お花茶屋駅北口10分)。

2)お金
博物館入館料 100円。
プラネタリウム350円。
お好み焼き屋 ???円(参加する方で適当に割り勘です)。

(3)大まかな日程=待ちあわせ(3つのどれかで合流しましょう)
13:00 不登校情報センターに集まる。
14:30 京成線「お花茶屋」駅改札前(改札は1つ)。
15:30 郷土と天文の博物館内(入館料を払い中に入ってください)。
16:00にプラネタリウムが始まります。『ミュージック・プラネット2012 Summer Edition』
音楽(ボサノバ・ダンスミュージックなど)を聴きながら、星座を観るプログラムです。~17:00
17:30から、青砥にある『希ぶん』というお好み焼き屋を予約しました。
お好み焼き・もんじゃが1つ500円前後のお店で、タコ焼きも焼けるようです。
時間ある方、参加をお待ちしています。

(4)参加希望者・問い合わせは、不登校情報センター(03-3654-0181 松田)。合流する場所、お好み焼やでの参加を事前にお知らせください。

自分の話よりわかりよいまとめ

7月21日、千葉県の「なの花会」第95回月例会で、講師として話しました「ひきこもりからの社会参加の途中」の要約が送られてきました。
私が話したことよりも、よほどわかりやすくなっていると思います。それを紹介します。

不登校情報センターの松田氏は、教育系出版社の編集者を経た後、新たに「登校拒否関係団体全国リスト」を発行する際に「不登校情報センター」を設立されました。その後、読者からの多くの相談を受け、また若者も集まってくるようになり、さまざまな活動をされるようになりました。

松田氏は活動の当初から「支援している」気がしないと言われます。それは、意識的に何かを目指そうとするのではなく、どこかに行こうとするのでもなく、若者の内から出てくる思いに添って自然な流れに任せた活動をされているからではないでしょうか。

また、ひきこもる方が家族以外の人とつながることの難しさ、家族だけの関係から社会との関係へと広がることの大切さを話されました。訪問活動、居場所はそうした一環です。
居場所では、単なる「居る場所」としてだけでなく、ウェブサイト制作、業務の手伝いなどパソコンを媒介としたさまざまな活動をしています。
パソコン以外でも、「メイクとカラーセラピー」「カフェ&スペース案内」「手紙相談」「編み物」「将棋の出前サービス」「パソコン出張修理」「英文の翻訳」「文書入力」など、ユニークな有料活動を行っています。

なかでもパソコンは今後も重要なツールとなるとみなされており、パソコンを教えたり、習ったり、パソコンスキルのみならず人間関係づくりにも大いに貢献しています。
また、パソコンの持つ特性、つまり個人が膨大な情報を得て、専門家も素人も変わらない、上下関係のない「フラット」な関係はひきこもる方の資質と親和性があると言われます。

以前行われた就職支援はうまくいかなかったとのお話もありました。対人関係が苦手な若者が働きながら社会に慣れるよう企業、飲食店、農家などに頼み、人材養成バンクに登録してもらい、多くの参加者がありました。しかし、大部分の参加が親であり、登録した若者の多くが動かず、継続できなかったそうです。
ひきこもる若者を社会の側のペースに合わせることの難しさを思わされます。つまり、ひきこもる方は、多人数を対象とした企業への就職ではなく、対個人サービス(カウンセラー、メイク・セラピー、家庭教師、整体師など)や、創作活動(ネットショップ販売)の方に適性があります。

また、今後予想される社会の変化についても興味深い展望を示されました。ひきこもりに先行したともいえる不登校の問題で、学校のシステムは変わらなくても、今現在は外側にはフリースクールや通信制高校などたくさん増えてきており、多くの不登校児童生徒が利用しています。
現在、大学を卒業後3年で半数の人が退職していますが、これは会社拒否であり、不登校と同じ状況と言えます。ひきこもり問題によっても企業社会は変わることはないでしょうが、外側に新しいソーシャルビジネス(社会企業)が生まれてくるのでは? とのお話がありました。

なの花会は実績もあり、これだけ多くの親御さんたちが集まる場であるので、何らかの集団的自立につながる事業を起こせるのではないかとのお話もあり、今私たち親ができることは何か?を考えさせられる提案がありました。(文責 S.T)