金子さんのカウンセリングの日は7月30日、月曜日の午後です。
現在は3名の予約が入っています。
午後1時からの1時間の枠が空いています。
当事者1000円、それ以外は5000円です。
予約受付は不登校情報センター(TEL:03-3654-0181、FAX:03-3654-0979、メール:open@futoko.info)。
月別アーカイブ: 2012年7月
中学校卒業程度の認定試験
中学校卒業程度の認定試験を行います。
合格者は、高等学校の入学資格が得られます。
〔対象〕平成25年3月31日現在、次のいずれかに該当する方。
▽満16歳以上で義務教育未修了の方。
▽満15歳以上で就学義務猶予免除者である方、または就学義務猶予免除者であった方。
▽就学義務猶予または免除を受けていないが、満15歳でそのその年度の終わりまでに中学校を卒業できないと見込まれることにやむを得ない事由があると文部科学大臣が認めた方。
▽満15歳以上で日本国籍を有しない方。
〔試験日〕11月1日(木)
〔会場〕東京都特別支援教育推進室(新宿区赤坂元町1-3)
〔試験科目〕国語・社会・数学・理科・外国語(英語)。
〔願書配布場所〕東京都教育庁地域教育支援部義務教育課小中学校係(新宿区西新宿2-8-1都庁第二本庁舎27階、TEL03-5320-6752)。
〔願書提出先〕
〒100-8959東京都千代田区霞が関3-2-2 文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課(TEL03-5253-4111)。
〔願書受付期間〕8月17日(金)~9月4日(火)、消印有効。
*この案内は「広報かつしか」7月25日号の転載です。
*不登校情報センターに3部ほど送ってもらい、保管しています。
東京都在住に限りません。必要な人に送ります、160円切手同封してください。
プラネタリウムに行きます
7月29日(日)にプラネタリウムを観に行きます。その後、お好み焼き屋で食事をします。
(1)場所:葛飾区郷土と天文の博物館=住所 葛飾区白鳥3-25-1、TEL 03-3838-1101(京成線・お花茶屋駅北口10分)。
2)お金
博物館入館料 100円。
プラネタリウム350円。
お好み焼き屋 ???円(参加する方で適当に割り勘です)。
(3)大まかな日程=待ちあわせ(3つのどれかで合流しましょう)
13:00 不登校情報センターに集まる。
14:30 京成線「お花茶屋」駅改札前(改札は1つ)。
15:30 郷土と天文の博物館内(入館料を払い中に入ってください)。
16:00にプラネタリウムが始まります。『ミュージック・プラネット2012 Summer Edition』
音楽(ボサノバ・ダンスミュージックなど)を聴きながら、星座を観るプログラムです。~17:00
17:30から、青砥にある『希ぶん』というお好み焼き屋を予約しました。
お好み焼き・もんじゃが1つ500円前後のお店で、タコ焼きも焼けるようです。
時間ある方、参加をお待ちしています。
(4)参加希望者・問い合わせは、不登校情報センター(03-3654-0181 松田)。合流する場所、お好み焼やでの参加を事前にお知らせください。
自分の話よりわかりよいまとめ
7月21日、千葉県の「なの花会」第95回月例会で、講師として話しました「ひきこもりからの社会参加の途中」の要約が送られてきました。
私が話したことよりも、よほどわかりやすくなっていると思います。それを紹介します。
不登校情報センターの松田氏は、教育系出版社の編集者を経た後、新たに「登校拒否関係団体全国リスト」を発行する際に「不登校情報センター」を設立されました。その後、読者からの多くの相談を受け、また若者も集まってくるようになり、さまざまな活動をされるようになりました。
松田氏は活動の当初から「支援している」気がしないと言われます。それは、意識的に何かを目指そうとするのではなく、どこかに行こうとするのでもなく、若者の内から出てくる思いに添って自然な流れに任せた活動をされているからではないでしょうか。
また、ひきこもる方が家族以外の人とつながることの難しさ、家族だけの関係から社会との関係へと広がることの大切さを話されました。訪問活動、居場所はそうした一環です。
居場所では、単なる「居る場所」としてだけでなく、ウェブサイト制作、業務の手伝いなどパソコンを媒介としたさまざまな活動をしています。
パソコン以外でも、「メイクとカラーセラピー」「カフェ&スペース案内」「手紙相談」「編み物」「将棋の出前サービス」「パソコン出張修理」「英文の翻訳」「文書入力」など、ユニークな有料活動を行っています。
なかでもパソコンは今後も重要なツールとなるとみなされており、パソコンを教えたり、習ったり、パソコンスキルのみならず人間関係づくりにも大いに貢献しています。
また、パソコンの持つ特性、つまり個人が膨大な情報を得て、専門家も素人も変わらない、上下関係のない「フラット」な関係はひきこもる方の資質と親和性があると言われます。
以前行われた就職支援はうまくいかなかったとのお話もありました。対人関係が苦手な若者が働きながら社会に慣れるよう企業、飲食店、農家などに頼み、人材養成バンクに登録してもらい、多くの参加者がありました。しかし、大部分の参加が親であり、登録した若者の多くが動かず、継続できなかったそうです。
ひきこもる若者を社会の側のペースに合わせることの難しさを思わされます。つまり、ひきこもる方は、多人数を対象とした企業への就職ではなく、対個人サービス(カウンセラー、メイク・セラピー、家庭教師、整体師など)や、創作活動(ネットショップ販売)の方に適性があります。
また、今後予想される社会の変化についても興味深い展望を示されました。ひきこもりに先行したともいえる不登校の問題で、学校のシステムは変わらなくても、今現在は外側にはフリースクールや通信制高校などたくさん増えてきており、多くの不登校児童生徒が利用しています。
現在、大学を卒業後3年で半数の人が退職していますが、これは会社拒否であり、不登校と同じ状況と言えます。ひきこもり問題によっても企業社会は変わることはないでしょうが、外側に新しいソーシャルビジネス(社会企業)が生まれてくるのでは? とのお話がありました。
なの花会は実績もあり、これだけ多くの親御さんたちが集まる場であるので、何らかの集団的自立につながる事業を起こせるのではないかとのお話もあり、今私たち親ができることは何か?を考えさせられる提案がありました。(文責 S.T)
プロ野球がWBC不参加決議
日本プロ野球選手会が次回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に不参加の決議しました。
英断であり、快挙としたい気持ちです。
前の2回とも対韓国戦の多さが“おかしさ”を感じさせました。ゆがんだルールではないですか。
ニュースによると米大リーグ機構などが大会主催者に対して、不均衡な収益配分の改善を求めてきたとかアメリカ中心に運営されています。
会場がアメリカになる点は容認できます。
アメリカチームの選手の意識が低いなどは問題ではないです。その結果がどういうものであるのかはすでに証明されているからです。勝負に弁解はきかないでしょう。
日本野球機構(NPB)を初め、新聞報道もこの決定に批判的のようです。
長いものに巻かれ、おすそ分けの甘い汁をねらうがごときに見えます。
選手会の決定は、このようなスポーツの本筋とは違う論ではなく、スポーツマンとしての本筋を表明していてすがすがしいです。
日本のプロ野球のスポーツレベルの高さがこの決定を支えているものと思います。
なの花会の講演要項を書き直す
今日は午後、千葉なの花会で成人引きこもりへの対応を話します。「引きこもりからの社会参加の途中」のテーマです。そのための話の内容をすでに書いて主催のなの花会に送ったのですが、思うところがあり昨日、新しく書き直しました。先日送った資料は有効なのですが、参加者に必要なことはこのテーマのなかでも別の部分があると感じたからです。連絡はTEL090-8491-0971です。
仕事をやめるときの気持ち
「質問=仕事がやめるときの気持ちを教えて(30代の男性の母)。
ようやく見つけて仕事についたのですが、3か月ほどしてやめてしまいました。
同じような経験がある人で、あまり人間関係が得意ではない人に聞きたいのです。
どんな理由でやめることになったのですか。」
こんにちは。「高齢ひきこもり」というブログを運営しています、二条淳也です。ひきこもり当事者です。
さて、三十代の息子さんが三か月ほどで仕事を辞めてしまったとのこと。親御さんからすれば、さぞかしガッカリでしょうね。お子さんが三十代なら、「今度こそはきっちり勤め上げて欲しい」という気持ちが強くなりますから。
私もひきこもりなのでよく分かるのですが、お子さんはそんな親の気持ちをとてもよく分かっていると思います。「母さんがすごく期待していたのに、結局続かなかった」という落胆を一番感じているのは、本人なのです。
息子さんは黙っているかもしれませんが、恐らく、心の中では「親に対する申し訳なさ」と「三か月で辞めてしまった自分に対する情けなさ」が混ざり合って、とてもつらい状態だと思います。
私の経験からすれば、人間関係が原因で辞めることがほとんどです。今まで私は三十以上の仕事を経験してきましたが、人間関係が原因で辞めたことがほとんどでした。
敏感な人にとって「モップを取ってこい」と命令口調で言われただけでも、耐え難い不快感と屈辱を感じます。そんなことで辞めていたらキリがない。それは頭で分かっているのですが、心が傷つくのです。
私に関しては、「おはようございます!」とあいさつしても、誰も答えてくれなかったことが一番つらかったですね。たぶん、それはあなたも不愉快に感じることだと思います。
息子さんが辞めた理由は私には分かりませんが、「どうして辞めたの?」と詮索するのはあまり良くないと思います。本人が自分から言い出すまで、聞き出したりしないほうが良いでしょう。
もし良ければ、「つらかったことがあったら、母さんに一筆書いて」とメモを渡したらどうでしょう。返事が返ってこないかもしれませんが、もしかしたら返ってくるかもしれない。例え返ってこなくても、失うものはありません。
まずは仕事が「三か月も」続いたことを認めてあげて欲しいと思います。
不登校セミナーを始めます
「不登校と子どもの成長」セミナーを始めます。
池袋の会場で9月から毎月1回の学習会をします。田中登志道『不登校からの出発』佼成出版社、2009年、定価(1200円+税)を共通のテキストとします。
参加対象者は、不登校の子どもの親(小・中・高校など)、カウンセラー・支援者になりたい人です。10名ぐらいまでを募集します。
毎回テキストを読み、質疑・応答とその後の自由討論です。セミナー学習のあと、希望があれば個別の相談をします。親の相談を優先します。このテキストによるセミナーは12回程度(1年)を予定しています。可能な人はテキストを読んできてください。
参加申込みは不登校情報センターまで「不登校セミナーに参加希望」と申し込んでください。参加費は1回500円です(TEL:03-3654-0181、FAX:03-3654-0979、メール:open@futoko.info)。テキストをお持ちでない人には、次回セミナーの範囲をコピーして渡します。
日時は未定ですが平日夜間か土日曜日の午後で調整中です。
会場はSES教育研究所(豊島区南池袋2-48-2 セザール池袋2F、「池袋」駅東口10分)。
「主治医の意見書」も気がかり
ハローワーク障害者窓口の続きです。精神障害者のばあい、就職にあたり「主治医の意見書」というのが参考に提示されます。これはハローワークが参考にするもので、就職先に渡すものではないようです。
この仕組みは悪くはないのですが、いくつかの不十分さを感じます。
(1)なぜ、医師なのか。医師が悪いわけではありません。しかし、薬にかかわる視点から症状を見ている医師に就業まで判断することができない人もいます。医師もいろいろですが、「主治医の意見書」はハローワーク内では参考という名の基準になっていきます。
(2)就業支援施設や精神福祉と職業訓練に関係する専門職にも(全員でなくてもいいです)「就業に当たっての意見書」の提出を求めてもいいのではないかと思います。そういう専門職種の人に「精神的困難をもつ人の就業にかかわる判定」ができるように開いてはどうかと思います。
(3)ハローワークから戻り、就職にあたり「主治医の意見書」がどういう性格のものかを調べようとしたのですがまだわかりません。法律ではなく施行規則的なものではないかと思えるからです。ここはまだわかりませんが、医師以外にも広げられる可能性があり、それは必要であると思っているところです。
ハローワーク障害者窓口にて
ハローワークの障害者受付に行ってきました。障害者枠の求人・雇用の様子を聞いてみようと考えたわけです。このハローワークの場合なので、他では微妙に違うことがあるかもしれません。
聞くなかで確かめたいことはいろいろあります。一度に全部をわかろうとするのは難しいので少しだけ。
(1)障害者受付といっても障害者でなければ受付にならないことはなさそうです。
障害者には身体障害、知的障害、精神障害、発達障害の4分類あります。関わることがありそうなのは精神障害と発達障害です。障害者枠雇用で遅れているのはこの分野のはずです。相談担当者の名刺を見ると精神保健福祉士とありました。
発達障害は数年前から障害者枠になったものですが、相談例は珍しくはないようです。
相談を受けて障害者枠で雇用にならないばあいもあり、一般枠となります。
雇用する方は56人に1人、1.8%の障害者雇用を義務で受けられているので雇用側が障害者枠を優先して採用しようとする場合は、この方法は不利になることもあります。
(2)「軽作業」というのがありますが、推測ですが法律用語ではなく現場の実務用語ではないか。そう思い戻ってから総務省の日本標準職業分類表で検索をしたら「軽作業」は次の職業が出ました。
「項目名=その他の運搬・清掃・包装等従事者。
項目の説明=機械の掃除、資材の整理、官庁・学校・商店・工場・倉庫・建設現場・駅・公園・病院などの雑務、及び他に分類されない労務的作業に従事するものをいう。
事例=機械掃除工;工場軽作業員;容器洗じょう工;瓶ふき工;公園草取作業員;グラウンドキーパー;潜水ポンプ押補助員;倉庫雑役人;用務員(学校);貨物自動車助手;皿洗い人(調理見習いでないもの);パントリー(食器洗い人);選瓶工;洗瓶工;検瓶工(再生資源回収);公園芝刈作業員;洗濯物仕分作業員;商品選別工;建設現場軽作業員;公園整備員;可燃ごみ選別作業員;再生資源選別作業員;危険物仕分作業員」。
(3)短時間労働というのは週当たり30時間以下をさします。雇用としては0.5にカウントされます。健康保険は義務づけられないけれども、失業保険と労災保険に加入できます。
戻ってから調べたのですが短時間労働の上の点はうまく確認が取れません。
(4)担当者に話したことは(担当者に話してもどうしようもないことですが)、週20時間程度働き、時間給1000円としても、月収を10万円以下。障害者年金や他の社会保障がないときは、生活保護対象の収入になります。
時間給は実際には1000円以下ですから、月額7、8万円でしょう。そうすると中途半端に働く感じになり制度としてまずいことです。制度の欠陥は政治家も行政担当者もわかっているのでしょうが改善策が打ち出せないのでしょう。生活保護を削減しようとするスタンスのなかでは、出される改善策がゆがんでしまうからではないでしょうか。