事務担当募集のその後と将来

事務作業の担当メンバーを募ってきました。
3名が名乗り出てくれたわけですが、当日の体調不良等で実際にきて説明できたのは1名です。1名から作業をしながら説明をスタートしました。他の2名には体調を見ながらですが、作業・説明時間を火曜日の午後2時からと水曜日の午後6時からのどちらかに来ませんか、としています(2時間を予定)。実際に来ていませんので、どういうサイクルであれば来られるのかはまだ確定していないのです。他の時間帯がいいのかもしれません。週1回以上の事務作業日を安定的につくるのが目標です。
メンバーをさらに募ります。作業の入り口は単純な事務作業ですが、興味関心によってはかなり専門的な分野にまで及びます。情報集めから進路相談する人になるかもしれません。相談分野を自治体・民間を含めて調査していく道もあります(サイト制作やセラピストにつながる道でしょう)。事務作業として継続していく方法もあります。私の場合は編集作業からこの道に入り、情報提供に進んできたということができます。それぞれの人が実際に作業をしながら自分の興味関心に基づいて得意分野を追求していくといいのではないでしょうか。不登校情報センターを基点に自分なりに進む形を探してください。
引きこもり経験のある人に限定して募集しています。関心がある方は連絡をください。知り合いや家族にそれらしい人がいましたら、知らせてください。

東京シューレや北星余市が参加

3月3日の進路相談会を改めてお知らせします。4月から通う高校が決まらない、迷っている、子どもに動く気配がない…そういう方たちの相談と進路探し、情報入手の場にしてください。
参加校は、梧桐学苑、アミータ福祉教育学院、和泉自由学校、大川学園高校、フリースクール東京シューレ、北星学園余市高校、わせがく高校、それに親と子の相談室soraと不登校情報センターです。
会場セシオン杉並にある杉並区社会教育センターはこの進路相談会を協同事業にしていますし、独自に不登校や引きこもりに取り組んでいます。今回も相談等にも参加します。
会場では全国の不登校生、中退者、引きこもり、発達障害の生徒を受入れている学校の案内書を多数集めて展示し、自由に持ち帰れるようにしています。まだ案内書が到着中ですが、160校以上にはなる見込みです。
予約による心理カウンセリングもしています(無料)。携帯090-9802-9328(松村さん)に連絡をしてください。
第16回進路相談会の準備は遅れ気味でしたが、ようやく整いました。

以前の投稿や古い文通相手

ネット上の文通よびかけ「ひきコミWEB版」により、文通を始めるケースが少しずつ続いています。それは歓迎すべきことなのですが、10年以上前の投稿も掲載されています。それは今では文通のきっかけというよりは、一人の記録のようになっています。実際にある人は自分の投稿の記録を「日記代わり」(?)にしていると言っていました。
それでも住所等がわかるかぎり転送いたします。ただそういう古い投稿文には、事情が変わっている人もいます。お返事をいただく可能性は低くなるものと受け止めていてください。

もう一つの例です。以前に文通をしていて、それが中断して長い時間がすぎた(ご本人の記憶では10年以上)。相手も数人いて、その相手を思い出せないけれども再開したいのでわかりますか、という問い合わせがありました。
この方には、ご自分の以前のご住所(転居しています)、相手の方のお名前や掲載された『ひきコミ』の号数やペンネームなどのうちわかるものを手がかりにしたいのでお送りいただくようにお願いしたところです。これにより1人でもわかるかどうかというところです。

以上何かの参考になればと思います。

利用者と支援者の隔絶扱い

引きこもりへの対応・支援者の集まる会合に行くと、利用者さんという言葉をときたま聞きます。相談機関・受入施設・支援団体には相談員、スタッフ、支援者がいて、引きこもりの当事者やその家族が相談や利用にきます。その様子を話すために生まれた言葉が、利用者さんです。
ですが私にはそれ以上のニュアンスを感じてしまうのです。それは利用者さんと支援者の間には橋がかかっていないのです。断絶した溝が設けられています。数日前の東京都の引きこもり支援の事業においては、当事者スタッフは認められていないと公式に説明を受けました。
別の会合ではそこまで明瞭な説明はありません。しかし、暗黙の隔絶が前提に話されている、そのニュアンスを感じてしまうのです。
引きこもり経験者にとって、適合性の高い職業に私はカウンセラー、身体療法師、訪問サポートなどの対個人サービス業があると思います。むろん全員にその該当者というのではありません。心身の微妙な状態をことば以外の表情・表現から理解する当事者は少なからずいます。理論学習から引きこもりの心理を理解しようとしてきた人が及ばないところです。
私は利用者が支援者になる道があると認めて支援を展開しようとしています。利用者と支援者を隔絶していくやり方は、利用者の進む道をふさぎながら前に進もうとする方法に見えるのです。
むかし「私つくる人、あなた食べる人」というコマーシャルがありました。つくる人が食べる人であっていいのです。つくりながら食べる、食べながらつくる人でいいじゃないですか。同様に利用者の進む道には支援者になる道があっていいのです。全員が支援者になるとは思いませんが、その道を閉ざさないでおきたいものです。不登校情報センターというか私の取り組みの一面はそれに関係するように思います。

就職支援から仕事づくりへ

引きこもりの就労支援について、不登校情報センターは組織として就職をめざすものから転換しています。そうした理由はすでに他の団体からも出されたように就職状態の継続が困難な人が多いからです。
これまでにも就職した人はいますが個人的な到達と努力によります。それにもかかわらず継続は困難であり、継続しているのは30歳以上では特例になります。
就職に代わって不登校情報センターは「引きこもり経験者の社会参加支援」に取り組んでいます。
体験発表の出前サービスに数人が登録しています。1回3000円で、これまでは親の会や保健所などで発表の機会がありました。
サイト内に個人でブログを運営している人がいます。4、5か月で数千円の収入です。
今日はSさんが一緒に参加しました。居場所コーディネーターとして紹介するためです。ここに参加しているのは異例かも知れませんが違反ではないでしょう。自己紹介する時間がないのが残念です。彼の活動も「引きこもり経験者の社会参加支援」の一つです。
「引きこもり経験者の社会参加支援」は仕事づくりと集団的自立の2つの面があり、これらは個人での仕事づくりの例です。

2月22日、杉並区社会教育センター主催で開かれた不登校・ひきこもり等相談・支援団体意見交換会の今回のテーマはひきこもりの就労支援でした。出席者は杉並区の不登校・引きこもりに関係する福祉・保健・教育・障害などの各課の人と、区内外の民間団体の合計30名あまりです。
メイン報告は昨年12月にオープンした杉並区就労支援センターの取り組みでした。それに続いて参加各課・団体の自己紹介の機会がありました。多くの発言のなかで引きこもりからの就職の困難な現実が報告されました。
それは不登校情報センターにおいても経験し、数年前から意識したことです。多くの団体からもそこが報告され、共通認識になってきたと確認ができました。参加していない支援団体に“就職させた人数”を実績にするところがあります。数字を見ても実情は見ていないのではないかと懸念します。
問題は、困難な状態の打開方向です。どんな代案があるのか。私は不登校情報センターの取り組みを就職中心から「引きこもり経験者の社会参加支援」という仕事づくりになると発言したのです。到達レベルはほんの初歩的なものですが、支援対象の当事者がわずかながら自ら収入を得ている点をアピールしたかったわけです。即席の短い発言時間ではうまく言えなかったという思いが残ります。

不登校情報センターに通所する引きこもり経験者に共通するのが「不登校・引きこもり対応の学校・支援団体の情報提供」です。独自のサイト上に約2500の学校・団体を紹介しています。ようやく収入に結び付くサイトになったでしょう。完成すれば量的に2倍にはなります。
今回の意見交換会の場に用意された『不登校・ひきこもり支援 関係各課・団体紹介資料』に掲載の各団体紹介は、このサイトに加えていきます。会場にいた出席者に頼んで6団体からは口頭で了解を得ました。正式には文書で全ての団体にお願いします。
この情報収集による情報のサイト制作が不登校情報センターに集まる当事者の作業になります。全国の学校と支援団体を対象に情報収集します。それがワークスペースをつくり、集団的な自立のベースです。サイト制作を収入にする取り組み、それがもう一面の就労支援、仕事づくりです。

3月3日不登校生の進路相談会

杉並区社会教育センターで「不登校・ひきこもり等相談・支援団体意見交換会」が開かれました。教育・福祉・保健などの杉並区の部局と民間の支援団体多数が集まりました。それについては別に紹介します。
その席で杉並区社会教育センターとの協同事業になった進路相談会が紹介されました。その当日は3月3日であと10日に迫りました。
正式名称は、第16回不登校・中退者のための進路相談会。一緒に取り組むのはアミータ福祉教育学院、和泉自由学校、親と子の相談室Sora です。
会場は杉並区社会教育センターのあるセシオン杉並3階集会室(東京都杉並区梅里1-22-32)、日時は3月3日(日)午後1時から4時まで。
この会で配布する不登校・中退生の受入校からの学校案内書を募集しています。2月28日までに不登校情報センターまでにお送りください。

パソコンを収入源にする方法

NPO法人不登校情報センターは、引きこもり経験者が自分にできる形により収入を得られる状態をめざしてきました。
数年前に「パソコンを収入源にする」を目標にし、ゆっくりとその状態に近づいてきました。現状はサイトを更新・維持管理していけば少しは収入が得られるものになりました。
十分ではありませんが、求める状態の入り口にたどり着いたところです。サイトの更新・維持管理レベルをこえて充実を図れば収入レベルも増大するのではないでしょうか。必要なことや充実させる方法をならべてみます。

(1)サイトの維持・管理を続けるには、これまでの学校・支援団体の情報収集の方法を継承しなくてはなりません。事務体制ができればリンク設定と広告掲載が増え、その部分でサイトの営業収益を期待できるものになりました。
(2)さらにサイトの充実を図る方法を考えています。
①これまでサイト内に生まれているものを拡大し(質問コーナーなど)、アクセスする人との双方向の状態をめざす。
②サイト以外の取り組みと組んで発展を図るもの(創作品など)。たとえば作品の商品化(冊子づくり)、ネットショップの向上。
③個人ブログの設定等により、参加個人の直接の収入に結び付くものを始める。
④健康食品、日用生活品、アニメ・まんが、鉄道などに分野を広げる。それに興味・関心を持つ人の参加(当事者を想定)により、その分野のサイトはできます。
(3)Amazon、楽天など
①Amazonのアフィリエイトを取り入れる。
都道府県単位のカテゴリページができたので(Wikiのサイトの合計は13000ページ)、名産品の紹介コーナーにする。タグ・ページがあるのでそれに合わせた本を紹介する…。これも関心がある人(当事者を想定)の参加に左右されます。
②楽天その他の商品販売は?
これらも興味・関心を持つ人の参加に左右されます。

想造展の準備会は3月17日

第6回「片隅にいる私たちの想造展」を5月に開きます。
引きこもり経験者などで絵を描いている、詩文をつくっている、小説を書いている、アクセサリーを作っている、日用品を作っている…それらの作品展示会が想造展です。
会場は葛飾区新小岩地区センターになります。開催は5月の連休期間か日曜日の1日ですが、何日になるかは会場を借りられる4月1日にならないとわかりません。
前回は昨年5月3日でした。同時に引きこもり体験者参加によるシンポジウムを行いました。今年も何らかの集会を同時に行います。

展示会までに準備会を2、3回考えています。何らかの作品作りをしている人はその話をしに来てください。可能ならば(気軽にもって歩けるならば)作品を持ってきてください。遠方にいる方は、様子を手紙やメールでお知らせください。それらの話を材料に第6回想造展の内容を描いていくつもりです。エッセイを冊子にする計画、初出展者希望が1名いるのが現状です。
準備会は、3月17日(日)午後1時から、不登校情報センターで行います。1人でも来れば準備会になります。その後も準備会をするつもりです。

サイト関連事務のその後

2月12日に「サイト制作関連の事務を募集」という記事を載せ、同じものを5名ほどに送りました。
送付した5名のうち2名(男女1名)から参加する返事をいただきました。
ただし時間が夜になるのは不都合のようです。それで火曜日は昼の時間にします。次回の26日(火)は、昼2時から2時間です。水曜日は夜6時から2時間とします(2月27日)。この時間帯で様子を見ながら定着できるところを見つけるつもりです。
引きこもり等の当事者の方は、時間だけでなく他の面も実情にあった方法を考えていきますので、思いきってたずねてください。
メール:open@futoko.info ;お名前、年齢・男女とともに「事務の件」として、連絡をください。松田武己

ムラテックのコピー複合機

ムラテックのコピー複合機を導入して7年が過ぎました。その間に他の事務機メーカー関係から有利な条件にするのでムラテックのコピー・プリンター・FAX複合機を交換しませんかとの話がありました。聞いておくだけにしてきました。
先日、コピー時に紙づまりが発生して技術の人に点検に来てもらいました。
紙づまりはすぐに直ったのですが、故障したとき直す部品がなくなっているものがあると聞きました。これまではコピー機交換の話は聞く気はなかったのですが、それではまずいかもしれません。同じようにリコー社のデジタル印刷機を導入して10年になり、部品がなくなると聞いたばかりです。
そろそろ重要事務機器の交換期に入ったのかもしれません。