当事者・家族に応えるサイトに

今日は当事者・家族の関心に応えるサイト制作をしているAさんを訪ねました。
不登校情報センターのサイトの状態を簡潔にまとめ、課題を私なりに明確にして、Aさんにいくつかの質問をしました。Aさんは自身の取り組んできた方法も紹介しながら、答えていただきました。
中心テーマは当事者・家族の関心に応えるサイト制作です。はじめから大きくこたえるサイトがあったわけではありません。1人、2人への丁寧な対応が出発点であったのです。
Aさんが取り組んできたことを不登校情報センターのサイト制作でそのまま実践できるわけではありません。しかし、与えられた条件を生かしていけばまた違ったものもできます。それを考える上で大いに参考になる意見を聞かせていただきました。

不登校情報センターのサイトは、不登校・引きこもり・発達障害と周辺事情を、それらの当事者が制作することを最大の特色としています。公益性public、中立性neutralの性格を持つように心がけています。
一応の完成を見たところですが、さらに大きく発展させ、完成度の高い状態にすすめたいところです。他の協力者への参考意見を聞く取り組みをもう少し続けます。

日常的な事務作業の試行

事務作業グループは昨日から、より日常的なことに移りました。
日常的に送られてくる紹介情報を、1件ずつどう処理をしていくのか。連絡のために送られてきた文書類を見ながら考えます。
これまでの3か月間にしてきた作業を全てつなげば、その答えは自然に出るものです。しかしそうできる人はまずいません。まったく初めて取り組んだことの意味をそこまで理解することはできないからです。基礎知識として1回試したことをもう一段掘り下げて理解することになります。
新年度の始まったばかりのこの時期は、このような文書類も比較的多いので具体的に取り組む材料には不足しません。昨日は2時間で全部できるのかと思うほど件数が多かったのですが、1時間半で一通り終えました。
いろんなケースを繰り返し経験するしか、全体はわからないでしょう。基本的な作業の多くを先行してすませていたので、比較的短時間でできたようです。

事務作業は、情報収集を中心に、問い合わせ調査とその質問の趣旨に問い合わせが入りますのでそれに答えること、それを繰り返しているうちに別の何かに気づきます。それを集約し(研究)、その蓄積を生かす企画・計画などがつづきます。問い合わせながら学校や支援団体の状況を理解することになります。
請求書を書く、やりとりを簡潔に記録する、基礎的な台帳(学校や支援団体のカード)の整理など付随する多くのことが生まれます。事務作業はこの部分が目に付くものです。
たとえるなら富士山は頂上が代表します。しかし、物理的にいちばん大きいな構成物は裾野部分です。この裾野部分が弱いと頂上は高くなりません。事務作業は裾野部分になります。頂上はサイト自体です。
裾野部分を強めるにはメンバーがやや少ない感じがします。志願メンバーの復帰と新たの参加者を歓迎します。いずれも引きこもり等の経験者が条件です。