ワークスペースの収入

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「引きこもりの高年齢化の先」その8です。
サイト制作の初めはまったく収入のない状態から始めました。不登校情報センターのワークスペースがますますサイト制作に集中する状況では、この作業に収入がないと継続できません。
一般には設備投資に当たるものがサイト制作です。サイトはこの場合、生産財になります。工場における機械や道具と同じです。一般にそれ自体は収入になりません。
機械や道具は購入するか自分で作ります。サイトも同じで購入するか自作です。不登校情報センターにおいては、パソコンや付属部品はほとんどが中古のもらい物です。このもらい物を材料にサイトという生産財をつくります。
サイトから収入が得られるには完成度が関係します。作り始めの頃はサイトを作っても入金項目を設定できません。サイトを制作する作業は多くの曲折を経ながら徐々に進みました。サイトがある程度できたところで、情報提供サービスを有料化する可能性が発生します。これが収入源です。サイト制作を始めて1年した2005年から、収入のための取り組みを始めました。
学校・支援団体の情報掲載料、リンク料、広告料の3種類です。その後、情報掲載はすべて無料にしましたので、現在はリンク料と広告料の2種類が入金項目にあたるサービス提供です。

2011年に入って2つの大きな変更をしました。全体としてWikiシステムを採用し、サーバーを移しました。またサイト外部にいくつかのブログを設けていたのですが、それをすべて同一ドメイン内に移しました。
この移行作業はかなりの時間を必要でした。しかし、Htmlシステムと違い比較的容易にサイトがつくれること、それによって私を含む数人がサイト制作に加わりました。
サイト外部に置いていた複数のブログを同一ドメイン内に移したのは、単一サイトとしての充実を図ること、ブログ自身に収入項目となるアフィリエイトやアドセンスを設けることができるからです。
会員等がこのドメイン内で個人ブログを制作・運営すれば、そこにも制作者の入金になるアフィリエイトやアドセンスを設けられます。
このようにして不登校情報センターのサイトは質量ともに大きくなりました。いまではそれなりの内容と見栄えのするサイトになりました。2012年にGoogleの検索エンジンの変更があり、かなり検索順位が上下した時期があります。その検索エンジン変更によるサイトの弱点も相当程度カバーしています。しかし、その到達レベルは推して知るべし、赤字状態です。
このようにサイト制作は9年続いてきました。サイトが収入に生み出す生産財になることを目指して工夫してきました。工夫不足である、知識・技術が未熟であると言われればその通りでしょう。それを超えるのに魔術的な方法はなく、これからも工夫を重ねていきます。
この収支のバランスが取れる状態になれば、不登校情報センターで作業する人たちは、不登校情報センターの従業員ということになります。しかしその収入は各自の生活費には届きませんので、各人の条件により補充していかなくてはなりません。収支バランスを達成するためには現在の収入の数倍は必要です。
まったく見込みがないレベルではありませんが容易ではないです。

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