「引きこもりの高年齢化の先」その7です。
不登校情報センターの「働ける場」の組織的な枠組みを書きましょう。あゆみ仕事企画とサイト制作グループが重なり平行している状態から思い描いたことです。2005年にNPO法人にしたときは意識していました。
不登校情報センターのサイト制作は、スペースの共通ベースです。といっても全員がそれに関わるのが条件ではありません。それはフリースペースに “ワーク”の色あいを持たせました。ワークのある居場所をつくる基本条件です。その共通基盤のうえに個人が何かを持ち込める発想です。持ち込むものは仕事づくり的なことに限定しません。食事会やミーティングなどもあります。
個人による仕事づくり的な持ち込みはほとんどありません。あゆみ仕事企画とした部分も私が用意した範囲で生まれました。ポスティングにしても、私が探して用意をしたものです。内職はほとんど収入にならなかったために1、2回で消滅しました。
仕事になったものには例えば、学校案内書のDM発送作業があります。そのDM発送はこの数年間に徐々に減少してきました。残る仕事づくり的な作業は共同のベースになるサイト制作だけです。しかし、個人の発意や取り組みを受け入れる状態は残しています。
想定した組織形態はこの共通の居場所と個人活動の2つの性格を、それぞれSOHO(小規模事務所)にし、組み合わせていく方向です。これをSOHO複合体と考えました。共通の居場所における作業には作業費を支払います。
2007年に創作展を始めた後、各自の創作物を販売する道を考えました。ネットショップも構想しました。個人SOHOに可能性があると感じた時期です(生活費になる程度は遠いとしても)。しかし、それに応じるだけの創作品の提供はなく頓挫したままです。
そのあと対個人サービス的な活動に関心を持つ人が表れました。それは意外と引きこもり経験者に適任者がいることもわかりました。個人の自由業的なサービスに期待が持てるかもしれません。そういうわけでSOHO複合体の考え方はいまも持ち続けています。
これらの事情から団体と個人の二重構造の組織スタイル、仕事づくりを明確にしました。2011年8月に書いた「広告収入によるサイト運営と共同事務所」では、「複合型SOHOの共同事務所」と呼んでいますがこれが構想の具体化するものに近いでしょう。
目標は、各人の出来ることを育てて収入源にすることと、不登校情報センターの仕事起こしを軌道に乗せ組み合わせることです。