事務作業グループは、「引きこもり支援施設」の情報を集めるフォーマット用紙をどう作るかの企画会議でした。
この対象は厚生労働省の「ひきこもり対策推進事業」と「引きこもり地域支援センター」などで、名称等がサイト内に72か所が上げられています。これらの施設にフォーマット用紙を送り、回答を得てサイトで紹介する趣旨です。
これを企画会議に持ち出したのは通り一遍で無味乾燥の情報提供ではなく、利用者の関心に応えるものに近づけたいがためです。かといって答えづらいのでは回答が返ってきません。私としては『新明解国語辞典』のような、いくぶん私的な気分や体験が絡んでいる回答を得たいのでそれにつながる質問にしたいです。
企画会議でいちばん出たのは、支援者が引きこもりをわかっているのかどうかを聞くことでした。理解できない支援者に説明しても徒労感、疲労感がでて二度と行きたくなくなります。そんな支援者は望むべくもないかもしれませんが、そこに迫る工夫です。この表現は難しく、周辺を巡っていくつか重要な質問項目が浮かびました。
(1)どういう経過や目的で引きこもりの支援に関わるようになったのか。
(2)支援の段階は、自室から出ない人・自宅からでない人、数人の人がいるところに入れない人……就業のための準備、仕事起こしなど多くの段階がありますが、その引きこもり支援施設はどの部分に重点があるのか。
(3)引きこもり経験者を支援者にする方法への賛否と支援者に認める場合の注意事項。
などです。次回までに自分が大事と思う項目はこれで、こうしたいと考えるのを宿題にしました。それを簡潔な文章に表現できるかどうかです。