文通ボランティア、名古屋から

文通ボランティアについての問い合わせがありました。
珍しく名古屋市市民活動推進センターという公共機関からの問い合わせです。すでにネット上で不登校情報センターの文通ボランティアについて調べているようです。現状を次のように答えました。
(1)文通自体はあまりうまく行っているとは思えません。文通希望者の多くは、精神的にかなり追い込まれた状態の人が多いと思います。文通ボランティアの人は善意なのですがアドバイス的なことを言いやすいのです。これは非常に高い割合で「私にできそうもないことをやらせようとする人」に感じ取られます。その結果、そのときで文通が終了することが多いのです。
必要なことは、文通者の状態を受けとめることです。「あなたはそのままでいい」ということを文通者の言葉の中から文通ボランティアが引き出すことができるかどうかにかかっています。それを力量とすれば文通ボランティア希望者にはそういう力量が必要であり、ここをわかっていただくのはそう容易なことではありません。
(2)現在、不登校情報センターが勧めているのは、文通ボランティア希望者自身のなかに引きこもり等の当事者、半当事者がいますので、その人たちに自分の経験したことを紹介していただくようにお願いしています。既に数人がその要請にこたえてご自身の体験を書いていただいています。
(3)もう一つは、新しく「不登校・引きこもり質問コーナー」というページを立ち上げました。いろいろな質問が寄せられていますが(約80項目の質問に整理して載せています)、そのうち自分の経験から答えられることに答えてほしいとお願いしています。こちらは3名が参加しています。さらに参加者を募っています。
(2)にしても(3)にしても、ともに自分の経験を語り、答えることを求めている企画です。自分の経験を抜きにして、相手に対して何かを答えるというのは「あなたはそのままでいい」というスタンスにはなりにくいのではないでしょうか。
名古屋市市民活動推進センターの方は、その地域にいる人からの問い合わせを代行したものと思います。これまで名古屋周辺から文通ボランティア希望者は現われていませんので、歓迎する旨を伝えました。この取り組みは全国的なものです。東京や関東周辺の人だけではなく北海道や大阪などからの参加者がいます。

進路相談会には14校・団体

9月8日の進路相談会の参加校が決まりました。
主催4者は、
アミータ福祉教育学院(フリースクール、東京都杉並区)
和泉自由学校(フリースクール、東京都杉並区・世田谷区)
親と子の相談室sora(心理相談室・フリースペース、東京都新宿区)
不登校情報センター(不登校相談室、東京都江戸川区)*葛飾区より転居

ブースの申し込みは
NHK学園高等学校(通信制高校、東京都国立市)
恵友学園(フリースクール、東京都台東区)
国際高等学院(サポート校、埼玉県草加市)
聖進学院(サポート校、東京都中央区)
第一学院高等学校(通信制高校、東京都千代田区)
WSOセンター(高校留学支援、東京都豊島区)
東京ネットウエイブ(サポート校、東京都渋谷区)
代々木アニメーション学院(サポート校、東京都渋谷区)
わせがく高等学校(通信制高校、東京都新宿区)
それに会場の杉並区社会教育センター

学校案内書は150校以上から寄せていただく予定です。