文通ボランティア、名古屋から

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文通ボランティアについての問い合わせがありました。
珍しく名古屋市市民活動推進センターという公共機関からの問い合わせです。すでにネット上で不登校情報センターの文通ボランティアについて調べているようです。現状を次のように答えました。
(1)文通自体はあまりうまく行っているとは思えません。文通希望者の多くは、精神的にかなり追い込まれた状態の人が多いと思います。文通ボランティアの人は善意なのですがアドバイス的なことを言いやすいのです。これは非常に高い割合で「私にできそうもないことをやらせようとする人」に感じ取られます。その結果、そのときで文通が終了することが多いのです。
必要なことは、文通者の状態を受けとめることです。「あなたはそのままでいい」ということを文通者の言葉の中から文通ボランティアが引き出すことができるかどうかにかかっています。それを力量とすれば文通ボランティア希望者にはそういう力量が必要であり、ここをわかっていただくのはそう容易なことではありません。
(2)現在、不登校情報センターが勧めているのは、文通ボランティア希望者自身のなかに引きこもり等の当事者、半当事者がいますので、その人たちに自分の経験したことを紹介していただくようにお願いしています。既に数人がその要請にこたえてご自身の体験を書いていただいています。
(3)もう一つは、新しく「不登校・引きこもり質問コーナー」というページを立ち上げました。いろいろな質問が寄せられていますが(約80項目の質問に整理して載せています)、そのうち自分の経験から答えられることに答えてほしいとお願いしています。こちらは3名が参加しています。さらに参加者を募っています。
(2)にしても(3)にしても、ともに自分の経験を語り、答えることを求めている企画です。自分の経験を抜きにして、相手に対して何かを答えるというのは「あなたはそのままでいい」というスタンスにはなりにくいのではないでしょうか。
名古屋市市民活動推進センターの方は、その地域にいる人からの問い合わせを代行したものと思います。これまで名古屋周辺から文通ボランティア希望者は現われていませんので、歓迎する旨を伝えました。この取り組みは全国的なものです。東京や関東周辺の人だけではなく北海道や大阪などからの参加者がいます。

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