7月31日、水曜日、午前6時30分過ぎ。
JR総武線「平井」駅下りホームに上がりました。次の電車は36分発になっています。ホームに上がりふと右横を見ると、人が倒れています。近づいて「どうしましたか」と尋ねても何の反応もありません。30センチぐらい離れたところに眼鏡があります。崩れるように倒れたのでしょう。
「大丈夫ですか」と声をかけながら背中をさわると体温を感じます。電車がホームに近づいてくるのを見ながら、改札口まで降りて、駅員に「ホームに人が倒れています」と伝えます。
ホームに戻ると電車はすでに発車していて倒れた人はそのままです。脈を取ろうと手首を握ります。これまで脈がある人の脈を取ろうとして脈がうまく取れないことはありました。脈があるのかどうかわからない場合、本当に脈がないのか、うまく取れていないのかの区別がつきません。自分の脈を感じてこの人に脈がないのかどうかとまどいます。
駅員が来て声をかけていますが、まったく反応はありません。しばらくすると救急車の近づくサイエンがし始めました。次の電車が近づくころ救急車がきて担架に乗せはじめました。
気になりながら電車に乗ります。夕刊に何か載っていないか気になりましたが、それを探す余裕はありませんでした。すでに亡くなっていたのか回復に向かったのか…。