個別の学校等の特色を調べる作業を「学校などの特色調査」に

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水曜日につづき、事務作業グループは「学校・支援団体の仕組みと対応例」の準備作業です。これを「学校などの特色調査」とよぶことにします。

かなり大量にあるのですが、全体を調べるよりも1件1件を丁寧に深く見ようと思いました。書かれた情報提供用紙を見てそこにある特色を解説することにしました。ある箇所だけを見るのではなく、用紙全体を見渡さなくてはなりません。

(1)夏休みと年末年始以外は「休みなし」とするフリースクールがありました。「ゆうび小さな学園」(千葉県柏市)です。同じ用紙の別のところでは、土日祝日も開いているとあります。そうすると年間350日以上は開いていることがわかります。生徒数は50名以上で、統一の時間表的なものがありません。個別対応、または小グループをつくって対応していると考えられます。それでいて通所は学校への登校扱いにされているのです。かなり水準の高いフリースクールであることが読み取れます。

(2)「ミヤギユースセンター」(仙台市宮城野区)もかなりのものです。特色は大学サポート部があるように、受入れ年齢の幅が小学生から成人まであることです。それに対応して学習から就業支援まで幅広く取り組んでいます。

(3)「自立・就業支援」や「居場所・フリースペース」などに分類される団体を見ていくと、それではうまく表現できないものがあります。中間施設というのを聞いたことがあるのでそれかなと思ったところ、中間就労施設というのがいいそうです。

多くは居場所ですが、集まる場や相談の場だけではなく作業がある場です。作業費は必ずしも出るわけではなさそうです。不登校情報センターは曲がりなりにも作業費が出ますが、この分類になります。相談や居場所をつくり、社会参加に広げようとする団体を、どう呼べばいいのか迷っていたところに「中間就労施設」が浮上してきた感じです。不登校情報センターやミヤギユースセンターをみると、これでも言い尽くせないのですが、他にもいくつかの団体がこの状態に該当しそうです。

引きこもり対応世界のリアルな変化の状態を通り一遍のアンケートではない、経過的・継続的に映し出していく調査になります。研究者などにも加わっていただくともっといろんな視点が入ってきていいと思います。ここを現実のサイトに掲載し、これを続けていくために事務作業グループ以外の人にも意見を聞いていくことにします。

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