質問と相談コーナーを探しやすくするために分類しました

不登校・引きこもり質問コーナーは多くの質問に複数の人が答えているページです。件数が多くて探しにくいという指摘を受けていたのですが、ようやく分類できて少しは探しやすくなったと思うのですが、どうでしょうか。
すでに回答者別の分類をつくっていました。新たに整理したのは内容別の分類です。
5つに分類しました。①、不登校・引きこもり・発達障害など相談する人の状態…。②、家族関係・人間関係と興味・関心など…。③、学校・勉強・進路など…。④、居場所・親の会・支援団体・社会参加など…。⑤、不登校情報センターです。
実際の質問内容は、きれいに分かれているものではなく、いろんなことがからまっています。そこで質問と回答にそれぞれキーワード(1項目に複数のキーワード)を設定しました。分類したのはこのキーワードです。こうすることで類似の質問や関係することを見落とさずに探せると考えたのです。
質問コーナーとは別に学校関係(通信制高校、フリースクール、サポート校など)から、直接にQ&Aの形で質問に答えていただいたものもあります。これもこの質問と回答コ-ナーに統合し、③の学校関連に加えました。
また不登校情報センターへの攻撃的な批判を以前に受け、これに答えてきた内容があります。それを「活動を巡る批判に答える」として、「⑤、不登校情報センター」の一部におきました。トーンは違いますが、不登校情報センターのスタンスを知っていただくのには役立つでしょう。

イイトコサガシさんがDVDと本を発行しました

発達障害の当事者でワークショップをひんぱんに開いている冠地情(東京都成人発達障害者当事者の会イイトコサガシ代表)さんから連絡がありました。
105分のDVD「発達障害の人の可能性を広げようー人間関係を変えるコミュニケーション」を発行したのでその宣伝チラシを配布してほしいというものです。
DVDは地域精神保健福祉機構(コンボ)制作で、定価3500円+税。
またメンタルヘルスマガジン『こころの元気+』11月号は480円です。
注文先は地域精神保健福祉機構(コンボ)書籍係:
〒272-0031 千葉県市川市平田3-5-1、
FAX047-320-3871 
本・DVDは郵便振替用紙(料金支払い用)と一緒にお送りするようです。

 

島田邦子さんのセラピー受講者の追加募集

明日19日(木)は島田邦子さんのセラピーの日です。
予約者の一人がキャンセルになりましたので、時間が空いています。
どなたか受けてみる方はいませんか。
セラピーの種類は、カラーセラピー、メイク、ネイル…です。
1時間1000円の特別料金でお願いしています。
場所は不登校情報センター(江戸川区平井)です。
希望者は直接に島田さんに連絡をしてください。
申し込みは、pashupara-kuniko@softbank.ne.jp

上田秀人『奥祐筆秘帳』を読む

上田秀人『奥祐筆秘帳―決戦』(講談社文庫、2013年6月)を読みました。
といってもこの手のことに関心のない人には何のことかはさっぱりわからないでしょう。
時代小説で『奥祐筆秘帳』は12巻になる長編時代小説です。徳川11代将軍・徳川家斉時代をとったフィクションですが、史実と大きな齟齬をしない形で展開する大衆小説として読み応えがあります。それがようやく完結したわけです。
5、6巻出たころに読み始めて最後は新しい巻が出るのを待つ形でした。とはいえ新刊ではなく古本になってから買っていたので、数か月は過ぎてから読むことになりました。
著者の「あとがき」によると宝島社の『この文庫書き下ろし時代小説がすごい!』
で1位になったといいます。確かにそれだけの迫力と精密な構成がありました。
徳川政権の構造、政治と行政の違い、官僚制度などをリアル(フィクションとしてのリアル?)に表します。剣士の物語、青春小説でもあります。戦術と戦略の入り交じったスリルのある展開が、予想を超えていながら、確かにありうる場面を示して納得させます。見事な虚構性を示しています。
関心のある人には第1巻から読むようにお勧めします。

悪びれずに「修行中です」のスタンスでいこう

先日、ある進路相談会で相談員として出席する機会がありました。
相談に来た5組の内の1組は、高校生の女子とお母さんでした。
その女子高校生に相談シートを書いてもらいました。ペンの持ち方が変わっています。
その子は欠席日数がすでに3分の1以上になっていましたので、進級は出来ません。それで転校先を探しているのです。通信制高校であれば進級の条件が生まれるところもあります。その話は比較的すぐにわかったのですが、登校できなくなった理由・背景をどうするのかはこれからのテーマになります。とくに友人関係をどうしていくのかです。
いろんな事情を聞くとアスペルガー気質であることがわかります。それはペンの持ち方の時点で予想できたことです。
対人関係から社会関係の力を育てなくてはなりません。独りが好きで独りでいると楽です。それは認めなくてはなりませんが、人とのかかわりなくして対人関係の力は育ちません。その経験では失敗はつきものです。トンチンカンな対応だったり、相手の反応がおかしいと思ったら、“悪びれずに”謝ることです。
このときの反応によっては後々まで響くことがあります。しかし、しつこく謝りすぎるのはよくないです。自分にはこういうことがあり“修行中です”みたいな感じがいいのではないかと思います。
失敗を心配していろんなことに手を出さなくなるのが最悪です。必要なのは失敗を含む経験です。「またやっちゃいました」といいながら「あの人にはあんなところがあるよね」と認めてもらうのがいいように思います。

私の経験では小学生のころ「変わった人」とよばれ「学校給食を食べない人」で通しました。働くようになってからは「カシコイのかバカなのかわからないときがある」とも「日本人じゃないところがある」とも言われました。いまにして思うと、それらは周囲の人の私の理解の仕方であり受けいれ方であったのです。
アスペルガー気質の人の相談を受けると、自分の経験と類似したことはいろいろ浮かんできます。自分の経験を思い出させてくれるものがいっぱいあります。必要なのは“悪びれずに”、そういうところがあるので“修行中です”というスタンスではないでしょうか。私の場合の実感です。

情報センターでボランティアを希望する方に

カウンセラーの方で、週1度のお休みにボランティアを希望される方から連絡がありました。40代の女性です。その方へのお返事です。

メールを受け取りました。ありがとうございました。
どういうことをしていただくのがいいのか、具体的には見当がつかないのですが、思いつくことは2つあります。
(1)居場所に座って本を読むとか手芸をするなどしながら、隣に座る人がいれば話しかけてみる、というのが一つ。
(2)外出の機会がない人にご家族の要請があれば出かけて接触を試みる。
たぶんこのあたりではないかと思います。
少し前から(1)タイプの試みをはじめた方がいます。毎月第2火曜日の午後となっていますので、他の火曜日が候補日になりそうです。
そのあたりを相談に来られるとか、第2日曜日の引きこもりの親の会(大人の引きこもりを考える教室)をしていますので、そこに参加して見られるのもいいのかもしれません。1月は12日です。

文通ボランティアの問い合わせの方へのお返事

数名の方より文通ボランティアを希望する問い合わせメールで届き、溜まってしまいました。時間が取れないので同一の文章を書き、メールで送りました。同じようなことを考えている方がいましたら、参考にしてください。

文通ボランティアの問い合わせをいただいています。
お返事をするつもりでしたが、年末(?)なのか忙しくて手がつけられないでいます。
送付する案内書を用意してあるのですが、それを作り直さなくてはなりません
結局、それが後回しになっています。
年末の予定を考えると、その作り直しはどうやら正月期間の仕事になりそうです。
新作の案内書をお送りするのはその後、1月10日ころになります。
いましばらくお待ちください。
送り先をお知らせいただいていない方は、送り先(ご住所、お名前など)をお知らせください。

その前にお願いしたいのは、かなり詳しい自己紹介を事前に書いていただきたいのです。
引きこもり経験者、引きこもり中の方は、相手がどのような人であるのかを見きわめようとするタイプが多いです。
通り一遍の「丁寧に対応します」、「こまめにお返事をします」ということでは文通相手には選ばれない可能性が高いです。
文通ボランティア希望者の年令にもよりますが、子ども時代のこと、自分の成長にとって大きな事件、失敗や衝撃を受けたことなどを重点として少なくとも2000字以上の自己紹介がほしいです。
長いのはかまわない、というと言い過ぎでしょうが、便箋やレポート用紙10枚ぐらいでもいいと思います。
それも直筆の手書きでお願いします。
その自己紹介を数人分まとめて冊子にし、該当者に送ります。
直筆にお願いしたいのは、直筆分にはそれだけでその人となりが自ずと表れるからです。
活字にはない情報、情感を載せます。
「文は人なり、文字も人なり」なのです。
そういうものが文通にはありますし、それこそがメールの時代に文通が続いている理由です。

事務作業グループでの“メンタル相談の表現”を生産システム化

事務作業グループの「体験者から見た不登校・引きこもり・発達障害の表現ページ」を書くのに20分ぐらいを充てました。
3名で書いたのは、依存症、嘔吐、摂食障害、対人恐怖、デイケア、12ステッププログラムの6項目です。これを書けるメンバーが増えると恒常的な“生産システム”になるかもしれません。

一方「メンタル相談」ページに紹介する施設等を大幅に増やせる条件が整っています。この日の作業内容は未掲載のメンタル相談施設(医院・心理相談・身体療法・ヒーリング・教育相談など)に紹介依頼をFAXで送信しました。
この元になる素材カードは、これまでのいろいろな機会に控えておいたものです。数百件になりますがFAX番号が不明・不所持のところもあり、送信可能な件数は半分程度です。しかも1日に送れる件数は限度があります。事務作業グループで何回かに分けてこの作業を続けます。

事務作業グループは作業終了の最後に各自が「作業ノート」を書いています。これは将来、一つひとつの作業マニュアルを作成する元資料にするつもりのものでした。ところがいざマニュアルを作ろうとしても上手くできません。各自が頭(記憶)に残しても、初めて見る人には伝わるようにはなっていないからです。
事務作業の場に提出する前の段取りから、終了後の扱いや片付け方までを含めて、作業の各段階を細かく書いておかなくてはなりません。先日からそれに気づいて書き方を変え始めました。

メンタル相談に使われる用語の説明をお願いする企画

少しクレームを含む提案を受け、メンタル相談機関の紹介情報をわかりやすくする道ができそうです。
「メンタル相談」ページに紹介している対応方法・療法にはあまり聞いたことがないものが含まれます。ネット上の事典などを検索すればわかるものもありますが、そういうものばかりではありません。
そのあたりを配慮しているメンタル相談施設(心理療法・ヒーリング療法)もあるのですが、少ないスペースの中では上手く説明しづらいこともあるようです。提案を受けて作成した企画の趣旨は次のようなことです。来年から取り組みます。

不登校情報センターの「メンタル相談」ページには500か所以上の院所の紹介を掲載しています(医療機関・教育相談室を含む)。この情報の内容を、見る人により理解しやすくしたいと考えました。
次の基準に該当する「来談者の主な状態・症状」と「主な対応療法」の用語の説明をお願いします。
(1)ウィキペディア(ネット上の百科事典)等で説明されている症状(診断名・病名)と対応方法・療法については、特別の説明か所は設けません。
(2)各院所・相談室等が独自に使用する症状や療法等に関する用語の説明をお願いいたします。
(3)ウィキペディア等で説明されている症状や療法等に関する用語であっても、各院所・相談室等では特別の意味を持たせているときは、説明をしていただくと理解しやすくなります。
* 各院所には、「この用語について説明してください」という具体的なお願いになります。

Ochタイムあらためセルフサービスカフェ

Oさんは予定よりは少し早めに来まして、第2火曜日のOchタイムになりました。
参加は女性2名の3人話になったようです。内容はよく知りません。
次回Oさんが来るのは1月14日です。
ただ参加者2名により来週火曜日も“これ”をすることになったようです。
名前がないと紹介しづらいので“セルフサービスカフェ”としておきます。