師走なので参加者は少ないと予想していましたが、…大人の引きこもりを考える教室の参加者は多かったです。
『独身・孤立者のリアル』を読んで参加した人が1名います。SNEPということなのでしょうが、40代の引きこもりの男性の母親でした。
それぞれの様子を話していただきました。話しをしてエネルギーを補充する機会がないと苦しくなる、長く同じ屋根の下で生活していると何も変わらない、そういう感想も出ました。
そうして慰めあっているわけではありません。子どもの生活のなかの変化を知るには、よいこと以外はすべて悪いことに受けとめやすい、それを中立的なことと理解する大切さ、親の知らない形で子どもは社会の変化をつかんでいる…などの実例をいくつか学んだつもりです。
訪問計画を2人に提案しました。1人には応援に来ていただいている田中先生にお願いしました。もう一人には先日から来ていただいている元引きこもりのOさんと私が一緒に行くことにしました。
終了後も4人が二次会をしていました。なるほど…Good!でしょう。
現状の変化の乏しい生活のなかに手がかりがあります。それを見つける目、どうするかのちょっとした形、そして自宅等への訪問や居場所としての活用をイメージできるようにする。無理やり筋の押し付けを通すのでなければ家族関係は悪化しません。改めてそう感じています。
月別アーカイブ: 2013年12月
居場所に確立した事務作業グループの次のテーマ
7日の事務作業グループの参加は3人でした。
2月のグループ発足以来、9人がこの場に参加したことになります。作業当日は最大5人、最小2人です。
作業しながらの居場所の方法として水金曜日の週2回・各2時間、ある程度確立しました。
作業内容はかなり幅広く、やりやすい分野と苦手な分野がいくぶん明瞭になりました。
個人差は出ますが誰にとっても得意ではないものもありそうです。必要はあるが手を出せない分野をなくすのが課題です。
一つひとつを作業マニュアルにして、それを見ればだいたいは出来るようにするのが目標になります。
10か月の取り組みにより、作業マニュアルを作る下準備は出来つつあります。
完全に任せられる分野を1つつくるのが来年初めの目標でしょう。
作業は2時からの2時間ですが、4時に終了した後どうするのか。ここを考えることも必要になりました。
さいわい使えるパソコンが増えましたので、パソコンを習い、練習をする手があります。日によってはゲーム的なもの、トランプやマージャンもあるかもしれません。
コミティアに「製本教室はじっこ」名で参加します
COMITIA実行委員会から連絡がありました。
来年2月2日の「COMITIA107」にサークル参加が確認できました。
当日の参加案内書や通行証等の発送は12月21日になるとのことです。
その準備のために製本教室を考えていますが、製本教室の日程はもう少し先にします。
増刷の作業だけではなく、できれば新作品が加わることを期待しています。
2月2日の東京ビッグサイトでのコミティアに参加し、一緒に販売する人はいませんか。
参加サークル名は「製本教室はじっこ」です。
参加または作品出展を考え中の人は連絡をください。
〔12月9日〕同行者が1人決まりました。5名ぐらいになるといいのですが…。
10日からOchタイム(フリースペース)を始めます
2時半ごろにOchさんが来られました(3日)。来るとしたら来週の火曜日の午後と予想していましたので、ちょっとビックリです。
いろいろ話したのですが来週10日にもう一度来ていただき、その後は第2火曜日に来ていただくことにしました。
何をするのかは特にありません。何かを食べている、話を聞くあたりです。
Ochさんとしては、コラージュ(切り張り絵?)をしながら待っている、本を読んでいるようで居眠りをしている…そんなことになりそうです。女性はいやすいと思います。
きょうは合間に折鶴を作っていました。所定の折り紙がないので、色紙を正方形に切り、折り紙をするときに備えました。
さてこの場をどう呼ぼうかと考えましたがこれという名案はありません。少し前に私がギブアップした、「セルフサービスカフェ」の再登場が一案。さしあたり名前がないとやりにくいのでOchタイムとします。
次回は12月10日(第2火曜日)3時から5時とします。
1月は14日(第2火曜日)3時から5時です。いずれも相談室を使います。
引きこもりから社会に向かう地に足のついた動き
会報『ポラリス通信』12月1日号(第11号)を発行しました。
一つは「居場所で事務作業をするメンバーを募集します」。
もう一つは10月に発行した「かつしか子ども・若者応援ネットワーク」に掲載した内容のうち「引きこもり経験者の社会参加支援」を詳しくした紹介。「島田邦子さんのカラー・メイクセラピー」「ヘルプデスク」に取り組む2人の活動状況を載せました。
引きこもり経験者にとって、居場所と自分の状態に会った働き方の実際の様子は参考になると思います。
「仕事に就く、そのために職業訓練をする」という逆算方法からの就業支援の方法は、空振りになる人が多いです。地に足をつけた方法(確かの満足いく状態にはなっていませんが)の見本にしてほしいと思います。
この会報『ポラリス通信』は、送料200円のみでお送りします。
不登校情報センターに連絡ください。