先日、ある学校の関係者から「不登校情報センターはこの2、3年に発展しているでしょう」と言われました。どういうことですかと聞いてみました。そうしたら「ホームページがずいぶん変わっています。あれだけのものはなかなかできないし、それができているので発展を感じるのです」という答えです。
どう反応すべきか、惑いましたが正直に白状しました。引きこもり経験者たち、素人集団が息長くつくってきました。それがようやく陽の目を見るようになったのです。
このホームページをつくっているのが、不登校情報センターに居場所に来ている人たち、先日(3月15日「居場所は利用者にどのように利用されていたのか」)のCパターン(就業・復学の途中=不登校情報センターで修業途中)の人です。
確かにホームページがよくなったというのはときどき聞きます。制作の当事者としてはいろいろ思い悩んでいるのですが、看板であるホームページを見て判断するしかない人にはそう映るのです。
この部分から説明しましょう。システムや収支に関係する部分なので個条書きがいいでしょう。
(1)「学校と支援団体の情報を提供する」という、不登校情報センターのホームページ制作の中心目的に関しては一応の完成をしました。よくわかっている人には疑問に思うでしょうが、一般的には完成の域に到達しています。この完成は行き止まりではなく、次のホームページの発展に進まざるをえない完成という意味では、建設的な未完成であり、これからのテーマが明確になっています。
(2)現在の不登校情報センターの事業収入の大部分はホームページによります。「パソコンを収入源にする」という、2005年ごろの目標は前進しています。ただし、十分な収入ではなく、以前にあった収入源が衰退していますので、収支赤字である状態は変わりません。ホームページの収入源は広告料とリンク料です。ホームページの完成により「不登校」検索でほぼ10位以内にあります。ホームページを収入源にするのはむしろこれからの仕事になります。
(3)「ホームページが発展した」という内容の一つにWikiシステムを採用した点を上げておきます。これは制作できる引きこもり経験のある人が参加する条件を広げました。毎週4日このホームページ制作にとりかかることができます。各人の作業量は多くはありませんがこのペースで少しずつ更新を続けると、制作の方向が定まれば自ずとよくなります。
(4)このようにホームページの完成は、むしろこれからの新しい企画を準備できたといえます。工場で機械・装置の設備を導入し、これから生産体制に入る状況に似ています。