6月に「在宅ワーク・居場所ワークのすすめー高年齢ひきこもり経験者の社会参加の方法」という新しい取り組みの説明会をします。はじめは6月8日(日)11時から12時30分まで。この日の午後「大人のひきこもりを考える教室」と「加倉井亮央さんの家族療法を学ぶ会」の前になります。2回目は6月22日(日)午後1時から3時までを予定しています。その主旨をお知らせします。
30代後半以上になっているひきこもりの人がそこから就職をめざすタイプの支援は現実的なものとは思えません。そういう人がいるとしても、支援の中心目標にするのは的外れではないでしょうか。
経済活動としては家業を手伝う、親などの知り合いの仕事から入るなどがより現実的です。そういう条件がわからない人の社会参加の方法をいろいろ提案してみます。
不登校情報センターでは9年前から学校や支援団体のサイトを制作している人がいます。昨年からは事務作業グループとしてサイトに紹介する情報集めを重ねてきました。その事務作業を見ると、ネットでの情報検索、体験を生かして支援活動のレビューを書き(執筆活動)、ブログを運営する人がいます。こういう経験に基づくもの方法です。数か月前からはCSR(企業の社会貢献)呼びかけに参加を計画しています。
このほかのことも含めて全体的にいえることは、自宅でできる(在宅ワーク)、訪問を受けてどうするのかを習う、居場所でできるという「ひきこもりながら社会参加する」方法になります。単純にひきこもっているわけではありません。ひきこもりながらでもできる社会参加の方法です。家族の方にも参加してほしいし、当事者とともにできることもあるのですが工夫が要ります。
ほとんど収入にならない趣味・関心を生かすレベル、生活リズムを確立するレベル、対人関係づくりが中心のレベル、小遣い程度の収入になるレベルなど状況はさまざまです。しかし、以前の状況からの前進は確かです。その活動を説明する会です。テキスト「在宅ワークと居場所ワーク」を作成中です。