バスに乗っていたところある停車場で降り口から乗るという人がいます。
乳母車に小さな子どもを乗せたおばあちゃんのようです。
乳母車の人は幅のある降り口から乗るのです。
ちょっと苦労したようですがなんとか乳母車ごとかかえて乗り込みました。
子どもは私の席から数メートルのところです。
その子に見とれているうちにバスは進み、今度はバスから降りるようです。
降り口まで行って乳母車をかかえるのを手伝うことにしました。
運転手さんは乳母車が出るのを確かめ、私が車に戻るのを確認してから出発しました。
バスが動き出してから先ほどの停車場は自分も降りるところだと気付きました。
次の停車場で降りるボタンを押しました。
次のバス停から引き返す感じで歩いていると、先ほどの乳母車の人と出会いました。
互いに軽く会釈をしてすれ違いました。
いい話になりそうだったのにトボケた話になりました。