不登校の応援ガイド・東京東部版作成の動き

「都内東部エリア・不登校の親子応援ガイドブック作成実行委員会」からの案内が届きました。
「東京の東部地域には、官民問わず、経験豊かな相談員や共に考えてくれる相談機関、福祉の窓口、不登校の子ども達それぞれの育ちや学びを応援してくれる居場所やフリースクール、親が安心して気持ちを打ち明けられる「親の会」などがあります。これらを一冊にまとめたガイドブックを作成したい」主旨の顔合わせ会の案内です。
呼びかけ人は、「不登校の親の会足立 ほっとカフェ虹」と「不登校の親の会江東 のびるの会」です。

顔合わせ会は11月7日(金)午後6時半~9時、亀戸駅北側の「カメリアプラザ6階第2会議室」です。不登校情報センター宛に送られてきた案内なので、誰でも参加できるかどうかはわかりません。問い合わせは平野さんまで(nobirunokai@gmail.com)。
私も参加するつもりです。

サイト「社会参加の準備施設」制作を終えて

「自立・就業支援」、「居場所・フリースペース」、「引きこもり支援施設」として情報収集した団体・施設を「社会参加の準備施設」に統合し新しいサイトにしました。
これは学校関係、メンタル相談に次ぐ不登校情報センターにとっては大きな情報提供サイトになります。全都道府県単位の表では447件の施設の情報を載せています。しかし、実際の詳細ページがあるのはそのうちの95か所、21%にとどまります。80%近くは名称、所在地、連絡方法があるだけの不十分なものです。特にも若者サポートステーション、ジョブカフェなど準公的な施設からの情報提供が少ないのが特色です。それでも全都道府県を網羅する表ができたことは、今後の情報収集の重要なベースになります。
この機会にひきこもり・ニート支援の団体の様子の感想を「サイト「社会参加の準備施設」制作を終えて」にまとめました。「カテゴリ:社会参加の準備施設」のトップページにこの文書へのアクセス表示をしました。

支援内容の近いものを「社会参加の準備施設」に統合

若者サポートステーション、ジョブカフェ、引きこもり支援センター、厚生労働省や自治体のひきこもり対策事業、自立援助機関、居場所・フリースペースなどを一本にまとめました。これらを「社会参加の準備施設」に統合しました。
これまで「自立・就業支援」、「居場所・フリースペース」、「引きこもり支援施設」としてそれぞれを集めてきました。分類の境界が不明で重なることも多く、支援方法が近いものを集めてまとめたことになります。都道府県別に表型にするに作業を終えたところです。掲載は「カテゴリ:社会参加の準備施設」から接続しています。

「メンタル相談」施設にメールフォームで情報提供の依頼

メールフォームによる「メンタル相談」施設への情報依頼を始めました。事務作業グループの情報収集はまた一つ新しい形を身につけます。
前回までのメールによる情報依頼活動の変則形で、中間段階として情報紹介用紙を送ってもいいのかどうかを問い合わせるところから始まります。
その問い合わせをするメールフォームにはいろいろな形があります。必要な入力事項は事前に用意していますが、それでも必須項目を満たせないことがあり、時間がかかります。しかし、パソコン上の情報を探すいい経験になるし、パソコンに慣れていくことになります。

電子版になる『不登校・いじめ』の本

『不登校・いじめ その背景とアドバイス』という本の発行に際して「不登校の予後」の部分を書きました(中山書店、平岩幹男・専門編集、2010年)。
中山書店からこの本を電子版にするという連絡がありました。
ひさしぶりに「不登校の予後」を読み直してみました。比較的短い文章の中に内容をぎっしり詰めた感じがします。内容自体はいま読んでも不満はありません。本自体の定価は本体7500円(税込8100円)と高いので、電子版にすれば読む人も増えると期待しています。

相談室リーフやイベントチラシの扱いについて

心理相談室サウダージさんから、「メンタル相談」サイトに載せる紹介情報、開設者・前田昭典さんのプロフィールが送られてきました。それらはすぐにサイトに掲載しました。
送られてきたものは他にもあります。心理相談室のリーフレット、グループカウンセリングの案内チラシ、イベントのチラシ。それぞれが20枚近くあります。これを身近な人に渡してほしいという趣旨と思います。
所定の場所に置きますが1枚でも誰かが持っていけばいいほうで、そのうち処分の対象になります。
これまでもいろいろな方から案内書やイベントのお知らせを送っていただくことはありました。どう処理するのかの一般的な慣行をお伝えします。
(1)イベント的なものは「イベント情報」サイトに掲載します。⇒メールフォームでイベントの受付はしていますので、それに書きこんでいただくのがベストです。
(2)身近な人に何かに参加するように呼び掛けることは原則としてありません。所定の場所に置きますが、量(枚数)はせいぜい2、3枚です。多くを置く場所はありません。残りはすぐに処分しますので多数を送っていただいても無駄になります。
(3)情報センターには相談者等の名簿が数千人分あります。門外不出です。特に希望をされるときはこれらの人に送付致します。1通120円とし、A4版以内の大きさで1通の重さは10g以内とします。30通以上(最低経費3600円)を申込み単位とします。
名簿は市区町村別に分かれていますが、どういう人(年齢・男女・状態など)であるのかの属性はわけることができません。
このような扱いになるとの前提でお送りください。

少人数による継続的な集まりが定着

16日(木)のパステル教室、18日(土)の親子関係のセミナー、19日(日)のゲーム交流会を情報センター内で行いました。この後も25日(土)に不登校セミナーがあります。来月の予定は、1日に大空生子さんの親子関係のセミナー、9日の大人の引きこもりを考える教室と加倉井亮央くんの家族療法の学習会、12日のゲーム交流会、20日はパステルアート教室とセルフサービスカフェ、その他に不登校セミナーと訪問サポートを受けたい親会が定例になります。さらに何かが加わりそうな話も聞いています。
少人数で集まる。詳しく聴き、話し、対応を考える。こういう形が定着しつつあります。自前の取り組みは小規模ながら毎月定例的に行うもので、いい傾向です。
10月26日には葛飾区民大学5周年記念、大日方邦子さんの特別講演会「壁なんて破れる」が予定されています。12月13日は悠々ホルンさんのトーク&ライブ「15歳のSOS」の準備も進めています。これはともにかつしか子ども若者ネットワークが主催です。大小の取り組みがうまく振り分けられそうです。

遺伝子またはDNA:内臓波動を理解する手掛かり―2の12

遺伝子またはDNA:内臓波動を理解する手掛かり―2の12
『内臓とこころ』の元本は1982年発行の『内臓のはたらきと子どものこころ』につき、遺伝子やDNAの知見はそれほど詳しくはなかったし、話しの対象が専門家ではないので概略的な説明にとどまっています。それは次のようになっています。
遺伝子は「どの細胞の核にも入っている。…そのなかには太陽系の“運行リズム”の暗号が入っているとしても、けっして不思議ではない」「ギリシアの昔から言い古されてきた点あの「大宇宙と小宇宙」の世界、古代インドの「人天交接」も、まさにこのことをいったものではないでしょうか。私たちの内臓系の奥深くには、こうして宇宙のメカニズムが、初めから宿されていたのです。「大宇宙」と共振する、この「小宇宙」の波を、私たちは“内臓波動”という言葉で呼ぶことにしております」(79ページ)。
生物の誕生からつくられ始めた遺伝子の中に天体とのつながりのメカニズム(宇宙リズム)
があるという説明です。遺伝子またはDNAの役割や機能に関する実在的な補足説明が要ります。しかし、手元の文献では何らかの説明を見つけることができませんでした。細胞または核酸における関連の知見を含めここは保留し、説明を探す課題を残すことにします。

ときどき書いていますこのノートは「メンタル相談施設の適合基準ノート」として別にまとめて掲載しています。30件のノートになります。
●支援者・援助者プロフィール>松田武己>メンタル相談施設の適合基準ノート

学校・支援団体の統合とWikiシステムへの移行について

「自立・就業支援」・「引きこもり支援施設」・「居場所・フリースペース」の分かれていたものを「社会参加の準備施設」に統合する作業をしています。若者サポートステーション、若者就労支援センター、ジョブカフェなどの準公的な機関のほか民間の居場所などもここに統合します。この分野の対応は全体に遅れています。
「Q&A」の形にまとめていた学校中心のページ群がHtmlシステムでできていましたが、Wikiシステムに移行しました。これはある通信制高校からHtmlシステムに掲載されている情報の更新依頼があり、それに対処するためのものです。「発達障害・いじめ・虐待の対応先リスト」もHtmlシステムからWikiシステムに移行しました。掲載していました団体から活動休止になり取り下げてほしいという依頼があり、この機会にWikiシステムにしたものです。
HtmlシステムからWikiシステムに移行するときは原則として数か月間は両方を掲載し、その後でHtmlシステムを消去しWikiシステムだけにする方針としています。適応指導教室もそのように両方を掲載してきましたが、年内には適応指導教室のHtmlシステムを消去いたします。

大空生子さんの「親子関係セミナー」の次回は11月1日

大空生子さんの「親子関係が楽になるコツ♪ セミナー」の参加者は3名でした。実はその場に私はいませんでしたので内容的なことはわかりません。「とてもよかった」といわれました。
これからも続けるのですが月初めの土曜日か日曜日になります。会報『ポラリス通信』も同じころ発行することが多いので、11月1日の第2回セミナーは会報ではお知らせできません。参加費は2000円です。第3回以降も毎月初めです。
参加希望者は大空生子さん(kokorohappy777@gmail.com  080-5686-7830)に直接に連絡してください。