スペアー用の眼鏡が必要になり、買いに行くので一緒についてきてほしいと頼まれました。
結局、3軒の眼鏡屋さんに入ることになりました。
1軒目は、お気に入りがなく出ました。店員さんはどこかにいたのですが…。
2軒目は、どうやらこれというのを見つけたのですが買いませんでした。店員さんが少し離れた後ろに立って何か問われるのを待ち構えていたのです。それが気になって、逆に何も言い出せないでお店を出ました。
3軒目も店員さんがこちらはかなり離れた位置からじっと見ていたのですが、お気に入りのものはありませんでした。
私についてきてほしいと頼んできたのは、実は店員さんとの関係です。店員さんを意識すると眼鏡選びがうまくいかないことをおそれたのです。欲しくもない眼鏡を買ってしまうかもしれないのです。
自然な状態であれば2軒目で買っていたでしょうが、自然状態を保てなかったようです。それでも後悔をする眼鏡の買い物をしなかっただけでも付き添いの意味はあったといいます。
これに類することは、私が見聞きする範囲ではさほど珍しいことではありません。