サイトのわかりやすさとアクセスのしやすさをめざして、いくつかの種類の統合を図ってきました。これは情報を集めるときの視点を深めることになります。統合のすんだもの、途中のもの、そして考えているものは次の通りです。
(1)フリースクール、学習塾、高卒認定予備校などを「フリースクール類」にまとめるのは途中です。
(2)通信制高校、通信制サポート校、技能連携校を「通信制高校と連携校」にまとめるのは終えました。
(3)自立・就業支援、引きこもり支援施設、居場所・フリースペースを「社会参加の準備施設」に統合しました。
(4)発達障害者支援センター、発達障害・いじめ・虐待の対応先リストを「発達障害・いじめ・虐待の対応先」にしました。これも途中です。
(5)新たに考えているのは公共機関です。自治体と国の機関が設立・設置しているものを所在地(市区町村単位)ごとにまとめます。保健所、児童相談所、家庭裁判所、精神保健福祉センター、家庭児童相談室および教育相談室などです。学校と適応指導教室は加えません。これを「公共の相談機関」にする企画です。
全国の家庭児童相談室を調査中ですが、ほかは一通りの所在情報を掲載しています。これらを所在地単位にまとめます。ただし、それぞれの種類ごとの分類も残しておきます。その方が探しやすいし、比較することで内容や違いがわかることがあるからです。
家庭児童相談室の調査と情報収集をすすめるなかで気づいたことです。子ども・青年に関する自治体の相談や対応を見ると、似たような問題を福祉、教育、子育て、保健衛生、法律など違った視点で扱っています。窓口の種類よりも担当者個人の違いが大きいこともありそうです。情報提供はそれらの全容を伝え、比較しながら相談先を探すのがいいと思えるからです。この統合は調査から手をつけていますのでまだ時間がかかります。
(6)訪問活動についても家庭教師や訪問カウンセラーなどを含めたものに統合するのがいいかもしれません。
(7)このような統合に先行したのは「メンタル相談」サイトです。心理相談室を中心に、医療機関、各種療法(身体療法、セラピスト、ヒーリング施設)、および教育相談室などを統合しています。このように対象者の共通性、方法・手段の共通性に基づいて対応・支援の団体機関を統合すればわかりやすさ・便利さをえられるのかもしれません。今年になってはじめた一連の統合作業は、「メンタル相談」のやり方を広げたものです。ようやく完成のもの、これからは決めていくものまで状況はいろいろです。