数日前に「居場所ワーク」の質問を受けたけれども答えるのが意外と難しかったと書きました。
これまで親の会などに招かれたときに当事者の居場所の様子として話したことがあります。
引きこもり当事者の集まる場の具体例な形としてです。それぞれの条件に応じて、引きこもりの親の会でも居場所ワークみたいなものを始めてはどうですか、と進めたこともあります。しかしこれという反応は得られません。
あらためて考えると、これは不登校情報センターの特殊事情に絡んでいると認めた方がよさそうです。支援団体の情報収集とそれをサイト上に情報提供する継続的な作業が生まれている、それが特殊事情です。
そのあたりは「なでしこ会の講演と質疑」(2013年1月の講演と17の質問への答え)や「不登校情報センターの活動の要約と自己評価」(2014年1月。10の質問への答え)のなかでどういう経過でこのようになり、その意味するところを書いてきました。
居場所の運営、通所する人の動きのなかで生まれてきたものを発展させようとしたものです。あらかじめプログラムがありそれに沿って教えたり訓練する方法からは生まれないものでした。本質的にはこちらの方が特殊事情の基本になるでしょう。
情報提供と情報収集という現在のワークの2つ内容も初めからあったわけではありません。
ポスティングのようなこともしました、DMの発送作業もしました。これらは外部から仕事をもらい集まっている当事者が共同で取り組んだ作業です。
それが今日の自前の作業になったのは2003年ごろです。パソコンを使いネット上で情報提供をする方法を認識したときです。当時はまったくパソコンを使えなかった私が、どういうサイトを作るか、見当違いのシナリオを作ったのが私のスタートでした。通所している当事者にはパソコンを扱いなれていた人が数人はいました。
いまになると情報集めとそのサイト制作は、自前の仕事です。自前の仕事は特殊ですが、外からもらってする仕事は特殊ではありません。言いかえると他の居場所でもできるのかもしれません。
ただ私は経験していないことを推測では書けません。どこかにいい実践があるといいのですが。