好評だった「悠々ホルンのトーク&ライブ」に学ぶ

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「悠々ホルンのトーク&ライブ」は好評のうちに終わりました。
悠々ホルンの歌とトークはメッセージ性が高いと言われました。昨日はそれを実感し確認したようなところがあります。
彼は初めに自己紹介をしました。そこで話された子ども時代以降の経験が、このメッセージ性の強さの柱になっていると思いました。そういう自分を話せたこと、それがメッセージの説得力をまし、聞く人を納得させるのです。
その子ども時代のことは、彼が紹介の初めに切り出した“謎の家族”ということにとどめます。具体的なことは直接に聴く機会を持てるといいのでしょう。
納得したもう一つは、彼にたどった軌跡が、私たちが取り組みのなかで実感している経路と共通していることです。
子ども時代の混乱、動揺、あるいは不登校や引きこもりから抜け出す経路です。落ち着いて自分の状態を振り返れるようになったとき、次への糸口が何になるかです。
その糸口が妙なかたちで薬にはまる人がいます(薬を完全に否定しているのではありません)。宗教世界や哲学世界に入る人がいます(そこで何事かをなしえた人がいるのを否定はできません)。
彼の場合はアルバイトだったようですが、そこで自分を認めてくれる人に出会ったことです。といっても初めから深く認めたというのではなく、一生懸命働いているのを自然に認めてくれたという関係です。彼は「信頼できる人」といいました。
この「信頼できる人」とは、特別のことではなく攻撃してくれるような人ではなく常識的な社会人です。私にはこの部分は“発見”にあたります。
子ども時代・青年期の苦しい体験、自分の状態が落ち着いて見られるようになった時期における信頼できる人との出会いです。この実際の姿は一人ずつみんな違います。悠々ホルンさんは自分の場合を語ったのです。
それは私が接触してきた人たちと同じです。それを彼は自分の経験で話したのです。私にはそれらが納得できることでした。それに彼の話を聞くことでさらに深く広げられた思いです。
悠々ホルンさんの場合は、そこから飛躍する表現方法をもっていました。それが音楽です。
ここで彼の場合は特別視されるかもしれませんが、私は個人差だと思います。何かの興味・関心がその人を助けるのです。オタク系になる人もそう理解できます。
そんなのも自分にはないという人もいるでしょう。自分はまだ見つけられないでいる、自分のしていることを自分で肯定できない、などが関係します。ここではテーマを外れますのでやめておきます。そこの理解はどうしようもない時期はあります。

好評だった「悠々ホルンのトーク&ライブ」に学ぶ」への1件のフィードバック

  1. 悠々ホルンさんからお礼をいただきました。一部省略してお伝えします。〔松田〕

    昨日はお疲れさまです。
    今回の「15歳のSOS」無事に終わりまして、本当にありがとうございました。
    準備の段階からたくさん力を貸していただきました。手紙の件やラジオの件、機材の件、資料の件と挙げればキリがないのですが、本当に感謝しております。

    参加された方の”意識を変える”ために、ある程度納得いただける説明が必要な分、少々堅苦しい箇所もあったかもしれません。お帰りの際みなさんと一言ずつお話させていただいて、思いのほか笑顔でCDを受け取っていただき、嬉しい言葉もたくさんいただきました。
    なかでも、リストカットについて、お子さんとの接し方について、意識が変わったと優しい表情でお話されていた方が何名かおられました。この機会によってよい方向への変化が少しでももたらせたのならこれほど嬉しいことはありません。

    今後何かの機会にみなさまと再会することができたら嬉しいです。日程が合う時は、区民大学の講座に聴く側としても参加したいと思います。
    今回の内容だけでなく、子どもたちを取り巻くあらゆる問題から、伝えたいことはまだまだありますので、一層がんばっていきたいと思います。
    また何かありましたらぜひお声掛けください。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    悠々ホルン

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