登校日数不足が確定する時期の高校生の不登校相談

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年末というのは2学期の終わりでもあります。
不登校中の高校生にとっては、出席日数が不足で進級・卒業か、それとも留年の分かれ目になる時期です。
高校1、2年生の親からは、「学校からどうしますか」と問われて戸惑う相談が多くあります。学校によりますが、登校しますかそれとも退学ですか、と迫られることもあります。
これは以前ほど顕著ではありませんが、いまも緩和した姿で問われます。
退学という直接的な言い方ではなく、転向するなら進級を認める(出席日数等によりますが)、再試験を行う(休日等の登校による)、診断書の提出を求める…などがあります。中学高校6年制学校の中学3年生にはさらにいろいろな提案が出てきます。
学校側は条件を設定し、生徒に登校する動機付けをしていると思えることもありますので、これらすべてを否定的に見ることはできません。
それでも、このときの基本は子ども(生徒)の状態や意志が最大に考慮されなくてはなりません。不登校の状態もいろいろですが、私が相談を受けるのはおとなしくて人を思いやる性格の子どもの例が多いのです。そういう子どもは、これから成長する途上、自分の自立の形がどのようなものになるのかを慎重に見つめている時期です。
周囲から急かされて、振り回されるように動いては上手くいかないものです。一時的に登校を強行しても、“リバウンド”をおこしやすいです。
学校との対応に重点をおくのではなく、子どもの様子に重点をおくのが大事です。具体的な方法や状態の変化はなかなか一般論ではいえませんが、親の会や事情のわかる相談員と一緒に考えるのがいいと思います。学校に行くための方法ではなく、成長の応援の仕方になるでしょう。

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