40代の2人の元当事者が参加した親の会

「大人の引きこもりを考える教室」に40代の2人が参加しました。
二人とも不安定なところをもちながらも働いていますから元当事者とします。
対人恐怖や神経症的なところがあるのが共通しています。
はじめに十分ほど自己紹介をかねて仕事や社会とのかかわりを話してもらいました。
子ども時代の同級生との間にギャップを感じる、
職場における配属の変更による人間関係の変化にとまどう、
というあたりを具体的に話しました。
社会に入った元当事者の体験談は聞いていた親たちにもよかったようです。
現場の生の声や経験により取り組み“理論”をつくってきた私にもおおいに参考になりました。

2人とも前に来たのは“人生模索の会”のころです。
平井の事務所に来たのははじめてで、和風の室内に“落ち着く”と感想を漏らしていました。
2人が参加したのは“MeetAgainの会”をよびかけた思わぬ波及効果でもあります。
2月1日の“MeetAgainの会”にも参加するかもしれません。

一時的な障害者として憶さない生活をする機会です

正月になって以来、クリニックや治療院以外はほとんど外出をしていません。
クリニックや治療院に行くときは自宅前までタクシーと救急車に来てもらいました。
室内も車のついたイスに座り杖を使って移動しています。
通所してくる人がいますので最低限の作業ができるように動きます。
食事などはここを出番と応援してくれる人がいまして感謝の限りです。
総じてできるだけ安静にし外出を控えているわけです。

そうはいってもまったく外出しないわけにはいきません。
連休明けには、徐々に近場に外出をしたいのですが、からだがどう反応するか?
そこで思いついたのが、車イスの貸し出しです。
ありました。実際はどうなるかは確かめなくてはなりませんが区の制度がありました。
ここは、一時的な障害者としていろいろと調べて利用します。
その状態にあった憶さない生活を自分が実際にやってみる機会です。
ヒトにはあれこれ指示しながら、自分は安全地帯にいるようにはしたくないです。
どれだけの見本になるのかの自信はありませんが、その試行運転です。