トイレの水詰まり解除でボラレた感があります

トイレの水が詰まり、ある業者にお願いしました。20分ほどの作業に18360円を支払うはめになりました。
なぜトイレの水が詰まったのか。咳と鼻水です。ティッシュを手元に置いてポリ袋に捨て、まとまったのをトイレに小分けして流していたのです。それが原因でトイレの水が詰まったと考えるしかありません。これが失敗(偶然)のその一。
やむなくトイレの水回り業者の依頼をしました。何かのコマーシャルで8000円というのを聞いていたので、そのあたりを覚悟しました。ある業者に電話し料金を聞くと「見てみないとわからない」という返事です。ここで8000円あたりの見当を勝手につけたのが間違いの元、偶然のその二。。
3、40分して笑顔の青年がやってきました。状態を見て「トイレ詰まり解除」に対する提示がこうです。

基本料金 5000円
広告割引 -3000円
ローポンプ作業 15000円
消費税8% 1360円
合計 18360円

早くトイレを使える状態にしておきたいので、ここで他の業者にも見てもらう余裕がありません。足元を見られたというのでしょうね。ボラレた感は残ります。
事故は偶然が重なって生まれると言います。ここにある原因の二つ(偶然)を結びつけるのはやや強引かもしれませんが、私にとってこれは事故です。
トイレ修理業者のいい笑顔には要注意!としておきます。大失敗談の一席でした。

春休みならではの子どもらしい集団遊びに見とれる

小学生ぐらいの異年齢のしかも男女混合の7、8人が一緒に遊んでいるのに出くわしました。東京に来てから40年になりますが、もしかしたら初めてみる光景かもしれません。
平井駅の南側に高層のマンションがあります。1階部分は駅側に通り抜けることができる構造です。この通路にはマンションを支える太い柱が並んでいます。この柱の間隔が5メートルほどありますが、その間を小走りに走って、柱のどの部分まで足が届くのかを競っているようです。着地の姿勢も大事で態勢が崩れると失格(?)みたいです。子どもは遊びの名人といいますが、こんなからだを使ういい遊びを思いついたようです。

駅側に抜けて用をすませてから30分ほどして、今度は反対側からこの通路に差しかかりました。
同じようなメンバーですが人数は少し増えて10人ほどです。やはり太い柱を利用していますが、“かくれんぼ”に似ています。見ていると「だるまさんがころんだ」と言いながら、鬼役の1人が柱に向かっている間に一斉に近づき、通路に横にころんだかたちになりました。
ルールがいまいちのみ込めないのですが、駅に行き交う人たちがいて中断しながらも続けています。春休みならではの子どもらしい遊びです。しばらく見とれてしまいました。

リストカットの体験記を載せました

宇佐美由香さんの手記「妄想と自傷行為と希望と」を読みました。リストカットをしていた気持ちを書いたもので、会報『ポラリス通信』4月号に掲載したものです。体験手記ページに載せました。
読みながら、ふっと大昔の高校時代のことが浮かんできました。
高校生の私は小説を書いていました。数点の短編を書いたのですが、その中に『富める人たち』という題があったと覚えています。
それは当時の私の超貧乏生活を書いたもので、題名だけは逆に“富める”にしたものです。軽い自虐感が出ています。
宇佐美さんの手記にこうあります。
「何もできないゴミのような自分が存在してしまっていることの罪滅ぼしとしてリストカットをし、それで少しは報われた気分になっていたのでしょう。気分が落ち着きました。」
『富める人たち』を書いた高校生の私も似ていると思いました。「罪滅ぼしとして」貧乏生活を皮肉っぽく、道化役みたいに書いたのです。その時点では社会への批判的な気分もあったつもりです。そういう形で自分を“救済していた”と見直すことができました。なにか一件落着した気分になったのはこのように理解するのがよさそうです。

ブログ「高齢ひきこもり」書き続けてエッセイ500作に

二条淳也さんのブログ「高齢ひきこもり」のエッセイが500作になります。
始めたのは2011年1月30日ですから、大地震の前です。およそ1500日かけての達成です。
2013年4月に、29編を選んで自作本『中年ひきこもり』として発行しました(A5版86ページ)。これは定価400円+税ですが、送料を含めて500円で販売しています。不登校情報センターまで定額小為替でお申込み下さい。
500作に到達したところで、どこか出版社が発行してくれないか考えをめぐらしています。ブログは好評です。読んでいる方がいましたらご協力をお願いします。

会報『ポラリス通信』第27号ができました

4月号から藤原宏美「メンタルフレンド・力」の連載が始まります。
学生の宇佐美由香さんが手記を投稿してくれました。リストカットの体験を書いたもので、タイトルは「妄想と自傷行為と希望と」です。
4月のスケジュールでは、あべちえみさんのパステルアート教室(16日午後の前半)、三田くんのゲーム交流会(11日)をします。
松田は居場所の説明会(本人と家族を対象)を16日午後の後半、藤原さんのトカネットの会は18日です。
その他にも通常の親の会などのお知らせを含め会報全体で8ページです。
いつもの月より早くつくりました。3月末終了のヤマト運輸のメール便を活用するためです。通常の読者に加えてこれまでの相談者等にDMを送付します。DMではカウンセリングルームや親の会の案内を同封します。

不登校やひきこもりの相談者にDMで支援者を紹介

ヤマト運輸のメール便が廃止される前の3月中に、DMの企画をしました。
江東区、墨田区、足立区、荒川区と市川市に在住する相談者たちにカウンセリングルームなどの案内書を送ります。DMは270通ぐらいです。
不登校やひきこもり状態は短期的な事態の解消は少ないです。当事者はいろいろな場面で“生きづらさ”を感じます。対人関係、学習・技術習得、しごと・職場、親子関係などで継続的な相談相手や対応策を求めます。その支援者の情報提供がDMです。
「男性・24歳。10年して通信制大学生になり、バイトもでき、もう大丈夫かと思ったのですが、ここにきてまた交流を持たなくなってしまった。下地ができていないんだろうと思いながら、様子を見ています」
これは母親からの連絡で、こういう状況がよく見られます。

7団体から参加申込があり、DM送料もこの団体のカンパでまかなえる見通しがつきました。
不登校情報センターの会報『ポラリス通信』に同封する形をとります。通常の会報送付者を加えると450名近くへの送付作業になります。29日・30日が作業に山場になりそうです。
ヤマト運輸から、4月以降は手続きが細かくなりますが、従来に近い配達料金の提案を受けています。DM1通100円では厳しいですが複数の団体が共同すれば可能になります。企画参加団体のカンパによりDM企画がこれからもできそうです。

YouTubeを見るためにローマ字を習うことに納得

3月になってからやってくるようになった女子中学生。
一昨日からYouTubeを見るようになりました。そのため見たい番組を検索するのにローマ字入力が必要になりました。検索をすこし手伝っていたのですが、終わりにお兄ちゃんからローマ字を習うことに納得して帰りました。初心者には体系から入るのではなく興味・関心から入るのが近道になる実例です。
私は隣のパソコンで作業しながら彼女が聴いている曲を聴くのですが、中学生の聞く音楽が新鮮でもあり、懐かしく感じるものもあります。

やってくるのは3日に1回か、4日に1回ぐらいです。9時になったら自分から帰る時間になったと言い始めました。初めのころは8時半と言ってきたのですが、その場合はどこかで時間を潰しているようで…いまだに9時の帰宅時間でいいのかどうか迷うところです。

「公共の相談機関」というページを作成中

児童相談所、家庭児童相談室、家庭裁判所、保健所、精神保健福祉センター、教育相談室などの公共の相談機関を地域単位でまとめて紹介するページです。複雑な家庭児童相談室を担当者が粘り強く北から順に調べて静岡県まできました。それを追いかけながら「公共の相談機関」を設定しています。
ページづくりの基本は県単位ですが、政令指定都市には府県から別に独立のページにするところもでます。そうはいってもページのスクロールが長くなるかもしれません。しばらく前に横浜市をまとめたところ何とかできました(今後の補充が考えられますが)。
想定できる難題は札幌市を除く北海道(地域が広く自治体数が多いので相談機関も多くなる)と東京都です。北海道はどうすべきか決めかねています。
東京都の場合は、いち早く23区以外の多摩地域の市町村と伊豆小笠原をそれぞれ一つの単位にしました。23区を3つに分けます。
東部8区(足立・荒川・江戸川・葛飾・江東・墨田・台東・中央)、一応完成。
西北部8区(板橋・北・新宿・杉並・豊島・中野・練馬・文京)、制作着手。
西南部7区(大田・品川・渋谷・世田谷・千代田・港・目黒)。

いきなりの「バイト2日目です!」の連絡に驚く

久しぶりに驚きました。快挙といってあげたいです。
30代の男性です。家から出られないといってときどき電話をしてきていました。
父親と2人住まいなのですが、事情があり一人暮らしが目標になっています。
それなのに自分は家から一歩も出られず、「苦しいです」、「外は怖いです」、「何とかしたいとあせっています」…と訴えていました。Cくんとしましょう。
「このところ電話してこないなぁ」と思っていたところ連絡がありました。
C「以前の友人と一緒にごみの回収のアルバイトを始めています」
私「えぇっ! いつから?」
C「始めて2日目です」
私「驚いたな、疲れるでしょう」
C「すごく疲れます」
私「はじめは特に疲れるものです。だんだん慣れます。まずは1週間を目標に。そして10日続ける、1か月と続けるうちにいまの疲れ感は下がります」
C「そうなんですか、ものすごく疲れますね」「一人暮らしのほうも考えています」
私「お父さんは何か言っていますか」
C「話していません」
私「いま2つのことを同時に追いかけるのは大変なので、お父さんが何か言うのを待ちながら、バイトを続けることに集中したらいいと思います」
C「一人暮らしことでちょっと心配がありますが…」
*一人暮らしに関して前から考えていることがあり、それを言っているのです…。
私「その点は大丈夫です。うまくいかないときは一緒に行きますから」
C「お願いします」

要点はこんなやり取りでした。こういう突然変異的な動き始めをする人もたまにいます。スタート時点が、家から一歩も出られない所だったので、バイトを始めたという到達した壁の高さに驚きました。この人の独特のバランス(アンバランス)、特徴を感じます。

精神保健福祉センターの取り組みを調べて…

ニート・ひきこもりなど若年無業者に対して精神保健福祉センターがどうしているかをお知らせいただくようにお願いしました。
これはひきこもりからの自立や就業支援団体を調べているなかで、いくつかの精神保健福祉センターが関わっているらしいと感じたからです。
16か所から回答を得ることができました(2割余り)。
結果から言いますと、時期が早すぎたのかもしれません。あるいは調査対象のすれ違いになるのかもしれません。
この理由は、精神保健福祉センター内外に「ひきこもり支援センター」を設置して対応しつつある状況が見られるからです。
こういう事情がわかったことが成果になります。
その中で滋賀県立精神保健福祉センターが進めている取り組みは注目できそうです。
精神保健福祉センター、ひきこもり支援センターおよび発達障害者支援センターを都道府県単位で集約するページを思いますが、まだ材料不足です。