10年にわたり派遣登録の仕事をいろいろ経験して、一人暮らしをしのいできたSさんはアルバイトの事情によく通じています。引きこもりから抜け出したとはいえ正社員になる壁を超える方向ではなく、短期・中期のアルバイトを続けてきました。働こうにも仕事がなく、生活面で苦しい時期も何度が経験しました。親からの支援を受けず、こういう形で引きこもりから半分抜け出す経験をしています。実に貴重な実体験です。
そのSさんに5月10日の親の会(大人の引きこもりを考える教室)に来ていただき、「長期の引きこもりからの仕事につくときのアドバイス」を話してもらうことにしました。
アルバイト先にもさまざまな事情があること、仕事の時間は選べる場合があること、仕事の履歴を重視する職とそうでない職、仕事の情報誌が違えば内容にも特徴がある、どんな仕事がいいのか、こんな聞いてみたいことを話してもらいます。動き出している引きこもり当事者にも参加して聞いていただきたい内容です。
Sさんが来たのはゲーム交流会に参加するためでした。ゲーム交流会に果たしてだれが、何人が来てくれるのか危ぶんでいましたが、5、6名参加でけっこう賑やかでした。
明日4月12日の親の会は、事務作業グループの内容を話したうえで、参加している方の意見を出していただきます。