かつしか進路フェアで不登校生受入れ校の冊子を渡したい

8月1日に「かつしか進路フェア2015」という高校・中学への進路相談会が開かれます。2000人集まるという規模です。かつしか応援ネットはここに相談コーナーを持つことになりました。
私ができそうなことは、各学校を簡単に紹介する『不登校・中退生を受入れる学校』の小冊子を作ることです。ゆっくりは相談できなくても関心ありそうな人には渡せるかもしれません。
そのため全寮制の高校などに問合せと確認をしています。10校ぐらいの回答をもらいました。50校くらいにしたいです。紹介内容も準備中です(まだ全然ですが一応こんな形…↓)。
[[http://www.futoko.info/…/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%A1%88%E5%86%…]]

転編入と学校パンフをトップページに表示

不登校情報センターのトップページ(表玄関)とWiki不登校ページ(裏玄関)に、重要な表示をしました。
(1)転編入情報
(2)学校案内パンフ無料配布
この2つです。
不登校生を積極的に受け入れようとする学校、特に高校にはこの表示は大事になります。1学期も後半になると、生徒の不登校状況が明瞭になり、この時期から「学校を変える」動きが出てくるからです。
毎年のように表われる生徒のこの動きに高校は対処しているのです。
不登校情報センターからのこの2つの提案にそうとうに早い対応がありました。

3人目の斜視の人と出会う

きょうは引きこもりに関する集会がありました。
講師は斎藤環先生でとてもいい話というのはおおかたの感想ではないかと思います。
私にとってはもう一つ貴重なことがありました。
集会のあと、受付あたりでうろうろしていたところ、斜視の人を見かけました。
ひらめくことがあって「ちょっといいですか」と声をかけました。
その人と少しやり取りをし、アドレスを交換しました。
私も斜視であり、もう一人いるのですが、何かをするには3人のメンバーが必要な気がしていました。少なくとも1回は集まって話せる機会が持てそうです。
私の斜視については何度か書いたことがありますが1つ紹介。
[[http://www.futoko.info/…/%E6%96%9C%E5%BC%B1%E8%A6%96%E3%81%…]]

変えられるものと変えられないものを判断すること

不登校情報センターを設立したのは1995年でちょうど20年になります。かつては登校拒否が主流の呼び方、今日では不登校が主流になるこの取り組みに参加したのは教育書の編集をしていた30年近く前のことです。
多くの人や家族と会ってきました。その理解や対応方法は紆余曲折がありました。しかし、最近の相談例についても当初に感じていたものとどこか共通しています。本人の本来持っている先天的な気質と生後の成長の過程が組み合わさっていることです。
先天的な気質を変えることはできないのですが、そこを何とか変えようとする人もいろいろと見たように思います。不登校の本人がそうしているのではないかと思える人もいました。
微妙なのは「性格」です。性格は後天的な要素が関係しますが、先天的な気質に深く関係しています。理屈の上では性格を変えることは可能ですが、ここに関心を集中して取り組むのは賛成できません。家族や友達などの生活する環境のなかで徐々に変えるというよりは、形成されていくものだからです。
実践的には、対応の重点は周辺環境づくりになります。その中で本人の意図的な取り組みができるように思います。周辺環境づくりはいくつかの面があります。その中で大きなものは人間関係です。まずは家族関係、そして友人関係になります。相談例が多いのは家族の関係、友達関係(いじめなどに関係する)です。
人によっては、または状態や経過によっては、めざす進路や学校、職業選択もウェイトが大きなこと、社会の雰囲気が影響していて自然環境ゆたかななかで生活するのがよいと思える人もいます。
かかわった人のなかには、医師やカウンセラーや支援者に関わった人も少なくありません。そこで成長を感じる人も多くいましたが、こじれていると思う人もいました。
こじれる原因の基本は、変えてはならないものを変えようとすること、本人の状態に即した変えられるものに目が向けられなかったことによるものが中心になると感じています。このこじれは本人の動き、家族の動き、支援者の動きのどの部分にもあることです。
私の場合もいろいろと失敗しました。振り返って思うにシンプルに「変えられるものと変えられないもの」とをよく聞くなかで判断することなのです。あらためて感じるこのころです。
(『ポラリス通信』7月号。6月号に書いた「引きこもり気質のまま社会参加をめざす」の別の面からの言い方です)

「Amazon本」ページを設定しました

サイト内に紹介する学校・相談室や支援者には活動紹介をする本を書いている人が多数います。その人たちに著作した本をこのサイトで紹介する案内を送りました。
まだその案内は途中ですが、5名9点の本を紹介する返事をいただきました。本の紹介はAmazonのアフィリエイトを使います。私(松田武己)と不登校情報センターが編集した本、トカネットの藤原宏美さんの書いた本も加えて20点近くになります。
さしあたりは100点の本の紹介をめざそうと考えています。
不登校・引きこもりと周辺情報に関する本ですが、あまり狭くは考えないでください。学校や進路に関するもの、心理学や身体科学の関係、社会福祉、子ども…など広範な分野の本が対象になります。
本の紹介は著者・団体が関係するページに掲載しますが、「Amazon本」という全体ページも設定しました。
関心のある方は、不登校情報センターまで連絡ください。
[[http://www.futoko.info/zzmediawiki/Amazon%E6%9C%AC]]

真面目で、気遣いするタイプの高校生の不登校

高校3年生・男子の不登校の相談が2件重なりました。
状況は似ているようであり、全然似ていないようであり、表現に迷うところです。いちばん似ているところは、高校3年生というところではないです。本人の気質というか性格のあたりです。
真面目で人に気遣いをする、というよりも心配り人間というあたりが似ています。親の方も似ていました。子どもの状態をよく見ていて無理やり何かをさせるのではなく、心配しながら背後から応援するスタンスです。
一人はときどき休む状態であったものが、1月ほど前からほとんど行かなくなりました。
そうなった日の前日に何かあったのではないかと親は考えました。学級担任や運動部の部活の先生などに様子を聞いたのですがこれということはなかったようです。
子ども本人に聞いても(仮に何かあったとしても)まず聞きだすことはできないでしょう。
ですからこの部分は保留にしておくしかありません。

こういうときに親は何をしたらいいのでしょうか。
私は相談を受けたお母さんに次の3点を告げました。
①、「学校には行かなくてもいい」と子どもに伝えることです。これは「真面目で、人に気遣い・心配り」タイプの子どもに必要です。いろいろあってもとにかく学校に行ってほしい、という思いを引きずっていると、この言葉がスムーズにでません。理解とともにこれがスムーズに言えるようになります。
②、「お前のことは信用している」とも伝えて欲しいです。「真面目で、人に気遣い・心配り」タイプの子どもを見てきた親にはそれは自明ではないでしょうか。
③、「話したいことがまとまれば時間をとって聞くから…」。子どもがその問題をだれに話すのかはわかりません。話しやすい人に話します。幼馴染の友達や先輩かもしれません。それはわかりませんが、親も聞く耳を持っていることをつたえるのです。

この時期、親が子どものためにすることは多くはありません。親は親のためにするのがいいでしょう。子どものなかに生まれていることを理解するために、遠回りから手掛かりを得ることです。不登校の親の会などに参加し、他の子どもの例などを知るのが役立つでしょう。
もう一人の高校生の場合は、すでにこのような言葉も要りませんでした。そういう方向に進んでいるからです。しかし、子どものなかに生まれていることを親が理解するための方向は共通すると思います。