70歳の誕生日祝いに当たる体験記を受け取る

中学時代に不登校を経験した男性から体験記を送っていただきました。
「中2の不登校から20年、1つの時代のけじめ」
著者<匿名を希望>として体験記の一つとしてサイト内に掲載しました。
体験記を送っていただいた方への私の感謝のメールです。

詳しい体験記、とても感動しました。ありがとうございます。
不登校や引きこもりになる人のもつ奥深い真実の理解につながると思います。
私がこの世界に引きこまれ、ここを活動の場と決めたのはあなたのような人に出会ったからです。
「この人たちは社会についていけないのではない。社会のゆがみについていけないのだ」
そういう言葉にしたのは1993年のことです。
明日で70歳の誕生日を迎えます。
苦しいけれどもその道を貫いて来れて、後悔はありません。
とてもいい誕生祝いをいただいたと思います。

[http://www.futoko.info/…/%E4%B8%AD%EF%BC%92%E3%81%AE%E4%B8%…]

〔8月6日〕<匿名を希望>さんからのメールへの返事
ご連絡ありがとうございました。
明日が70歳のお誕生日とのことでおめでとうございます。古希の節目の年ですね。
社会のゆがみを言うのはどこの国にもいつの時代にもあるんだと思います。
でも、与えられた環境の中で生きていかなければならないのが私たち一人一人に課せられた課題なのだと思います。
与えられた環境がゆがんでいると感じられるなら、それに慣れるか、それを変えるか、そこから逃れるかのどれか1つだと思います。
何もせず、ただ世の中を呪い、人のせいにしている間はおそらくその人は救われないと思います。

社会は1つではない、一人ひとりの個性が千差万別なように、学校、会社、家庭、星の数ほど社会はあるのだと思います。
どれだけ傷ついても自分に適した社会にたどりつくまで前に進み続け、助けを求め続けることがいつの時代も大事なのだと思います。
ひとりでも多くの苦しむ若者、かつて若者だった人たちが松田さんのご活動を通じて救われることをお祈りします。

トナーがなくなり『ポラリス通信』の印刷・発送が遅れます

会報『ポラリス通信』8月号をつくりました。
昨日8月2日の日曜日に印刷していたところ、突然、印刷機がストップ。印刷に必要なトナーがなくなったのです。
トナーボトルを交換するとだいたい2か月ぐらいは印刷可能になるのですが、今回は35日ぐらいで印刷ができなくなりました。ということはこの期間は印刷をいつもの倍近く多くしてきたのです。
今日月曜日にコピー印刷複合機のサービスセンターに連絡をしたのですが、そちらも忙しそうで、午後になるまでは手配できないということです。
会報の配布もそれによって遅れます。焦ってもしようがないので今日はゆっくり、休みに近いです。

不登校情報センターの8月の催し物など

不登校情報センターの8月の催し物など
◎ みんなのパステルアート教室(8月8日)
パステルアートを用いたカレンダー作り(十五夜の絵を描きます)
定員:3名。筆記用具(ない方にはお貸しします)。参加費:1000円。
参加の予約は、abechiemi.bebe@gmail.com またはFAX03-5875-3731
◎ 大人の引きこもりを考える教室(8月9日)
先月7月の「大人の引きこもりを考える教室」は初参加者が多く、参加者の個別の状況把握が十分なできないままでした。それでも「参加してよかった」という感想が多く、私にはやや戸惑いもあります。
新参加者の数人の方にはその後個別に相談しませんかと呼びかけたのですが、だれもそうなりませんでした。戸惑いは強まるばかりです。何かがすれ違っているのかもしれません。
8月はどうなるのか。戸惑いがどういう背景によるものかは知りたいところです。引きこもりの当事者も含めて参加を呼びかけます。
不登校情報センターの相談、訪問、居場所(作業グループ)について要点を説明しようと思います。すれ違いの解消か理由がわかればいいのですが…。
◎ 不登校情報センター内のゲーム交流会(8月19日)
1、2か月ごとのゲーム交流会を開きます。
カードを使うものが多いですが自然と交流やコミュニケーションの機会になります。楽しんでいるうちに何となく自分が出てしまいます。
この場には子どもは基本的にはいません。若者生き方クラブの取り組みの一つとしています。
参加者はだいたいが数名です(3~7名ほど)。
2014年の夏ごろから開いてきました。
8月19日(水)午後4時過ぎから2時間程度。
*参加費:お茶代を少々。
◎ セルフサービスカフェ(8月27日=木)
特に決めているわけではありませんがなぜか女性2人で話しの場を続けています。新参加者も歓迎します。事前のテーマは用意されておらず、その場で思いついたことをあれこれと話していく“お話し会”です。
お茶とお菓子などを持ち寄って参加して下さい。事前連絡をお願いします。

授業料免除や発達障害への対応情報を集めたい

「かつしか進路フェア2015」(8月1日)には、最終報告ではありませんが2700名が参加したと聞きました。会場のテクノプラザかつしかは冷房が利いているとはいえ、猛暑の中でかなりの暑さです。室外で会場案内をしている人はことさら大変でした。
持って行ったミニパンフ『不登校生のための高等学校』約200部は開始30分でなくなり、部数だけでなく、利用目的や内容面も含めて改善方向が見えました。参加した中学生に手渡したところ「友達に不登校がいるから…」と受け取ってくれた子がいました。
相談コーナーにいたのですが、学費の問題(奨学金や授業料の減免など)の情報を集めるテーマの輪郭が明確になりそうです。
障害者ないしは特別支援学校に関しても貴重な意見を聞くことができました。これは発達障害生の対応情報をどう集めるのかの参考になります。
9月には足立区で規模は300人目標の進路相談会を予定しています。その後で、不登校生を対象にした独自の進路相談会を考えています。